ハンセン病療養所の
ドキュメンタリー映画を観ました🍀
1/24(金)「風の舞」上映会
14:00-16:00 マルタス2階 ROOM2
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昨年、
岡山 瀬戸市 長島にある
国立ハンセン病療養所の
ドキュメンタリー映画を観た。
香川県にもハンセン病療養所が
あるのは知っていたが、
詳しいことは知らなかったので
よい機会だと思った。
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映画「風の舞」
高松沖、大島青松園が舞台。
人生の大半を療養所の中で過ごした
詩人、塔 和子さんの詩を通して
ハンセン病強制隔離の
歴史を見つめるドキュメンタリー。
2003年製作 宮崎信恵 監督
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“風の舞”とは
島に建てられた合同墓
鎮魂のモニュメント。
円錐形に石が積み上げられている。
塔 和子さんへのインタビューでは
苦しい胸の内が語られていた。
名前を変える
家に帰れない
ひりひりする心
口をつぐむ 隠す 無念
偏見 差別
どうにもならない思いが
詩の中にも感じられた。
隔離された人たちは
死ぬまでそこから出られなかった。
なぜこんなに隔離が長く続いたのか。
無らい県運動や戦争、
不安をあおるような
社会の動きもあった。
単に昔の出来事ではなく、
世間の流れによっては
また似たようなことが
起こるかもしれない。
法律や体制を見直す動きも大切。
けれど、
自分とは遠いところにいる人の
気持ちを想像することも
大切だと思った。
違う境遇にいる人の気持ちは
なかなか想像しきれない
のかもしれない。
それでも
詩を通して感じることはある。
境遇は違っても
どこか自分に通じるような気持ちも。
そこから始まることもある。
時が経ち、
これからの難しい問題もあるという。
けれどこの先
関わりのある人々の気持ちを大切に
考えていけたらと思った。
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会場では
塔和子さんの詩集も準備されており
気になったので一冊買った。
社会福祉法人 ふれあい福祉協会
刊行の『ふれあい福祉だより』3冊
いただいた。
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