=Crystalshee=

気ままな日記

雨男がいた!

2017年10月13日 22時10分01秒 | 日常
友人Mが会社を休んでまで見たいと言っていた神輿出し。
鎮守様の神社から重要文化財の神輿が町中を練り歩きます。
この神輿、担ぎ棒が2本だけなのです。(普通の神輿は4本をクロスさせてあります)
2本だけだとバランスを取るのがとても難しいのだそう。
そして神輿の重さは約1トン。
これを担いで練り歩くのも大変ですが、神社の境内から道に出るには
結構傾斜のある階段を降りなければなりません。

これが大変=見応えがある=友人Mがこれを見たい

しかし今日は朝から雨。楽しみにしすぎたようだ。。。二人とも雨女だからね。
お昼頃、友人Mからこんなメールが。
「昨夜遅くにテニスやって、今日も自宅から仕事してこんなにヘトヘトなのに雨やまない・・・」
「こんなにお腹空いているのに(雨やまない)」
雨女のパワーは落ちているはずなのにね。

これからお昼食べるっていうので「お腹いっぱい食べないよう」注意。
パワー満タンになっちゃうと雨が強く降るから。




注意したはずなのに。。。
友人Mがお昼ご飯を食べ終わるころ、雨はかなり本降り。



 
駅で待ち合わせして神社に行くと、雨のせいか、見物客は20~30人程度。
祭り関係者の方が多い感じ。
重要文化財の神輿は雨に濡らしてはいけないのかと思っていましたがびしょ濡れ。
神輿を担ぐ時が一番本降りでした。
これはもう、私や友人Mのせいではなく、神主か担ぎ手に雨男がいるに違いない。




年寄衆(といっても40代くらい。)
神輿の担ぎ手を卒業すると一部の人は年寄になるらしい。
この人たちの役割は神輿の担ぎ手に喝を入れること。



オラ~~~~! しっかり(神輿を)上げろっ!
めっちゃ怖いです。
棒も持って歩くんですが、あれは叩くためなんじゃないかと・・・(想像です。)



羽織袴にハットというハイカラな出で立ちは
振り返った顔が「へのへのもへじ」だったとしても惚れそうです
普段にこういう格好の人がいたら頭がおかしいと思いますが、祭りは常識を忘れますね。


神輿の上に鳳凰の飾りがあるのですが、鳥居をくぐるときが超難関です。
神輿を地面スレスレまで下げる必要があり、その時に神輿の前側は
階段を降りなければならないからです。
神輿を平衡に保っている時は全員で重さを均等に持てるはずですが(細かい条件は度外視)
階段を下りる時は神輿のほとんどの重さが低い方にかかります。尋常じゃない!

実際には、想像してたよりすんなり下りました
祭り最終日は神輿が神社に帰ってくるのですが、この時は急な階段を上らなければなりません。
そしてそこで恒例の「神輿を押し戻すもみ合い」があるそうです。
過去に、この押し戻しで担ぎ手がバランスを崩し神輿が地面に落下。
重要文化財が壊れたという事件があったそうで。。。
重要文化財が壊れたことも大変ですが、神様を乗せた輿(こし)を落とすことなどあってはなりませんよね。
その事件以来、たぶん派手な押し戻しはしてないんだと思います。(想像です。)

神輿が無事に練り歩きに出ると、傍で待機してた山車から
「ご祝儀だ!」と声がして餅が投げられ始めました。
私と友人Mはまだ境内にいたので慌てて道路まで下り、お餅を拾いました。




私はダイレクトキャッチも出来ましたよー
良いことありそう!
コメント
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