ネオの顔は結構なスピードで腫れてきました。
先輩ブリーダーさんの話でも「もう自然に任せるしかない」と
私と同じ意見だったのですが、やはり時間を追うごとに酷くなっていく
ネオの顔を見ていると「医者に見せたら少し苦痛を取り除けるんじゃないか?」と
考えてしまい、結局今朝動物病院へ連れて行きました。
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いつもは鳴きまくるのに、もうそんな体力も気力も無いようでずっと静かでした。
(ストレスで死んじゃったんじゃないかと信号で止まるたびに確認しました)
昨夜は額も盛り上がってきて触るとブヨブヨしていたので
リンパ腫というより膿、膿なら洗浄と抗生物質でどうにかできるんじゃないか?と考えたのです。
副鼻腔の洗浄は全身麻酔。ネオの体力が全身麻酔に耐えられるか私には判断できないので、
一応準備として夜7時以降、エサと水は片づけてしまい検査が終わるまで断食・断水です。
いつも夜にたくさん食べていて、昨夜も当然検査されるかもしれないなんて知らないネオは
ちょくちょくご飯台に来て、ご飯が出てなくてションボリしてる姿が可哀想でした。
動物病院で全身麻酔すると仮定して、その施術はたぶんお昼以降になるので
お水だけ10ccほど飲ませてあげました。(なんでこれだけなの?って感じでした)
私が台所に立つと、ご飯を用意してくれていると勘違いして
腫れた顔でトコトコやってきてニャーと鳴くので心苦しかったです。
私だけ朝ご飯食べるのは可哀想なので、私もご飯抜きにしました。
さて、動物病院での処置ですが、かなり痛そうでした。
額のブヨブヨしてるところから注射器で膿を抜くのかと思ったら
バリカンして注射針で皮膚を裂き、
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指で圧迫して押し出しました。
針で皮膚を裂かれることも相当痛いと思うし、傷口をさらに開いて
押し出すのも痛いでしょう。弱っているのにかなり暴れました。
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保定時にまた関節を傷めないように助手さんと一緒に私も保定補助に回りました。
膿はものすごい量出ました。臭いもキツイ。
若ければこの苦痛に耐えればまた元気になると思えるけど
老猫だし、このまま回復せずに死んでしまうことも十分考えられます。
死ぬ間際に更なる苦痛を味わされて息絶えるなんて残酷。。。
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動物病院に連れて行ったことが良かったのか、まだわかりませんが
きっと今後の、まだ元気な猫たちが次に病気になったときの指針になるでしょう。
副鼻腔の洗浄についてネットではあまり詳しく書いてあるサイトがなかったのですが、
今回獣医師に聞いたところによると、額に(もっと大きな)穴を開けて洗浄するらしいのです。
ネオの年齢や体力からして、その処置は無理だろうということでした。
また、リンパ腫かどうか確認することも、治療に耐えられる体力がないので
確認する意味がないということでレントゲン検査もしない、ということでした。
(この辺は私の予想通りでした)
ネオはすっかりぐったりしてしまって、診察台の上で香箱にもなれず
手足を伸ばして横倒しになっていました。
キャリーケースの中でも同じようにグッタリ。。。
さて、頭の傷ですが、膿を出した後、軽く縫ったり接着したりするのかと思いきや、そのまま!
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しかも、1日3回以上、傷口を手で開いて、そこから溜まった膿を押し出してくださいとのこと。
観察していると、2時間くらいで結構溜まってくるのか、傷口から血と膿が溢れてきています。
ネオは傷口を押されると痛いのでもちろん嫌がりますが、やるしかありません。
とりあえず、がんばります。
2週間効く抗生物質の注射を打ってもらい、それが効いて来れば感染症の症状は治まってくるはずで
あとは体力回復に努めるのですが、、、老猫で体力回復って可能なのだろうか?と思います。
友人Mによると、免疫力の低下した人がコタツで作った小さい火傷から感染症を起こし
足を切断した例があったそうです。
それを聞いたら、ネオの額に作った膿の出口は大丈夫なのだろうか?と不安になりました。
膿が溜まって死ぬか、感染症で頭が腐って死ぬか、って二択になるんじゃないか?と。。。
猫は腎不全で死ぬケースが多いと思いますが、それ以外も結構悲惨だなぁと今回思いました。
ピンシャン・ポックリとはいかないものですね。