本屋で見つけすぐ購入、宮本輝の文庫は全部持ってると思う。それも娘と文庫が行き来してるので2冊同じのもある、今回はお金がたりなくてとりあえず上巻を買った。
東京出張時、「あれ買った」という話になり、え~お母さんも買ってるの・・下巻を借りて帰った。
豪華限定本の編集、製作を手がけている32歳のフリー編集者が、依頼を受け、「日本伝統の発酵食品を後世に伝えるための本」製作のため各地を巡る。
味噌、醤油、糠漬、鰹節、酢、新宮や湯浅、列車で田辺も通過する。
「あとがき」に肉眼で見えないものが、時間とともに私たちの前に具現化してくる事物は数限りない。私は一つの代表としての道具立てに「発酵食品」を使わしていただいて、それぞれの身に起こる災厄が長い時間を経て、まったく逆のものへ変わることをこの小説の中に沈めたかった、とある。
発酵食品の教本のような部分もあり、いつものように謎めいた裏の顔を持ちながらも魅力的な登場者たち、そして品格。
新宮の熟鮓も登場する。
編集者が今回の仕事に携わった初期に糠床を作り始める、それも、人生のおおいなる影響を彼に与えた祖母の糠桶を使って。そしてはまる。
うちにずっと糠床があるが、この小説を読んでからは、糠床に対する想いが変わった。一日2回かき混ぜたりしている。それも,想いがこもってるような、何の想いといわれると何かなと困るが、家の糠床は毎日美味しい糠漬けを作ってくれてる。
東京出張時、「あれ買った」という話になり、え~お母さんも買ってるの・・下巻を借りて帰った。
豪華限定本の編集、製作を手がけている32歳のフリー編集者が、依頼を受け、「日本伝統の発酵食品を後世に伝えるための本」製作のため各地を巡る。
味噌、醤油、糠漬、鰹節、酢、新宮や湯浅、列車で田辺も通過する。
「あとがき」に肉眼で見えないものが、時間とともに私たちの前に具現化してくる事物は数限りない。私は一つの代表としての道具立てに「発酵食品」を使わしていただいて、それぞれの身に起こる災厄が長い時間を経て、まったく逆のものへ変わることをこの小説の中に沈めたかった、とある。
発酵食品の教本のような部分もあり、いつものように謎めいた裏の顔を持ちながらも魅力的な登場者たち、そして品格。
新宮の熟鮓も登場する。
編集者が今回の仕事に携わった初期に糠床を作り始める、それも、人生のおおいなる影響を彼に与えた祖母の糠桶を使って。そしてはまる。
うちにずっと糠床があるが、この小説を読んでからは、糠床に対する想いが変わった。一日2回かき混ぜたりしている。それも,想いがこもってるような、何の想いといわれると何かなと困るが、家の糠床は毎日美味しい糠漬けを作ってくれてる。
「発酵食品」は体にいいといいますね。
私は宮本輝の「森の中の海」と「優駿」を最近読みました。どちらも面白かったですよ。ごんべえさんもう
読まれたかもわかりませんね!
この本もなんか内容が気になります・・
「にぎやかな天地」もし読まれるんだったらどうぞ、
宮本輝の初めて読んだ本は「錦繍」です。これを読んだのが始まりです。短編ですが、名作ですよ。