長男の菜園のオフシーズンとも言える季節が冬場だ。
その冬場の楽しみ(?)の一つとして、今年から腐葉土作りに
取り組んでみることにした。
ホームセンターや農協で売られている腐葉土は、鶏糞堆肥や
牛糞堆肥に比べかなり割高なのでとても手が出せたものではない。
もし、自家製の腐葉土作りがうまくいけば、ほとんど無料に近い
経費で「高級」堆肥が手に入ることにもなる。
△職場で手に入れた最初の落ち葉二袋
落ち葉のシーズンはとっくに終わっているが、さいわい、この時期に
なっても「長男」の職場の植木の根元周辺には、まだまだかなりの
量の落ち葉が残されていた。
腐葉土作りに向いた落ち葉なのかどうかはわからないが、
とりあえず、この冬は職場の植木の落ち葉を使ってみることにした。
職場なら休憩時間等を利用して簡単に落ち葉を掻き集めることが
できる。
△地元の農協で買った米ぬか(1袋80円)
落ち葉さえ確保できれば、後の作業は単純だ。
即製の木枠の中で踏み固め水を含ませた落ち葉の上に鶏糞
堆肥と米ぬかを撒いて掻き混ぜ、薄く土で覆う。そして、その上に
また落ち葉を重ね同じ作業を繰り返すだけだ。
△落ち葉の上には鶏糞堆肥と米ぬか
そうしてできるサンドイッチ状の落ち葉の層が、木枠の上限にまで
達したのは、作業開始から約1週間後。
使った落ち葉は合計で10袋(45ℓビニール袋)ほど。
△即製木枠いっぱいになった落ち葉
木枠は、見ての通り主に廃品を利用したいい加減な作りだが、
本人なりにはけっこう気に入っている。
テーブルクロスの廃品もりっぱな「雨よけ」として活躍することに
なった。
△雨よけは(元)テーブルクロス
今後、たまに水を加える必要があるが、後は、ただただ発酵を
待つだけだ。
はたして落ち葉たちはうまく発酵してくれるのだろうか?
実に楽しみである。
(終わり)
野菜には水を ←ブログにはクリックを→
知り合いの家から運よく平鍬と備中鍬をもらってきた。
その昔、家庭菜園用に購入した農具らしいが、菜園の方が計画
倒れで終わってしまい、使わないまま仕舞い込んでいたものだと
言う。
△10年の眠りから覚めた農具
今度取り壊した車庫の隅っこで10年以上眠っていた間に、鉄の
表面は錆だらけになっていた。
しかし、まだまだ十分に使える代物(しろもの)だ。実際、備中鍬の
錆は、菜園の畝を耕しているうちに完全に取れた。
△平鍬(左)と備中鍬(右)
それにしても、備中鍬は優れものだ。畝を耕しながら小さな感動さえ
覚えてしまった。スコップよりも断然、楽だし効率的だ。
今更ながらに備中鍬の威力を知った「長男」であった。
(終わり)
野菜には水を ←ブログにはクリックを→