鳩山首相は21日、民主党の小沢幹事長の資金管理団体の土地購入に絡んで政治資金規正法違反事件で逮捕された石川知裕容疑者(民主党衆院議員)について、「起訴されないことを望みたい」と述べた。
首相が個別の刑事事件の処理に言及するのは異例で、批判を浴びそうだ。石川容疑者の進退については、「ご本人がどう判断するかも含めて、我々として判断をしていない」と語った。
また、首相は、東京地検特捜部による小沢氏の事情聴取が23日の見通しとなったことに関連し、「小沢幹事長が、自分の身の潔白を証明したいという強い意志で聴取に応じると思っている。そこですべてが明らかになることを強く願っている」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。 (2010年1月21日22時41分 読売新聞)
行政のトップが個別の刑事事件の取り扱いに関して、「~を望む」なんてことを簡単に言っていいんですかね。 これが検察への圧力につながりかねないこと、事の重大性を、たぶんこの首相はまったく無自覚なのではないか。