詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

負のスパイラルね。

2020-11-12 12:07:20 | 千駄記

「おっ、蓮ですね」と南さんに言った。「あ、そうね。」と南さんは応えた。
私は数年前に11号で潰えてしまった同人誌「蓮」を思い出していた。
終刊が決まったのは8月の終り。「蓮」が散り果ててしまったことを
未だに後悔している私にハチスが迫ってくるように感じた。
「夏雲が崩れて落ちる地蔵盆」と繰り返し呟いて、
「これ、記念に」と南さんに告げ、購入することにした。
通常、額は別売だが、展示されていたときと同じく瀟洒な額装
のまま届けられたのは11月10日。私の誕生日であった。


さて、曇り気味の寒い日です。私のこころも寒い。
今日は早くも木曜日。1週間も早い。

段ボールで包んだものを出荷したら現地で製品が凹んでたとか。
私の方が凹みますよ。午後から納品に出かける予定でしたが
客先で物流がストップしたとのことで延期。これもコロナの影響でしょうね。

負のスパイラルに墜ちてゆく感じ。来週もユーウツが続きますよ。

土曜日は短歌教室。
寒い中を集まってくれるわけですから一生懸命務めましょう。
日曜日はまた引き籠る。

時だけが過ぎてゆきます。と、言うと金子由香利を思い出す。
以前にもたぶん書いた。

眠ってる間に 夢みてる間に 時は流れ過ぎてゆく
子供のころは もう夢のなか 時は時は いまも過ぎてゆく

この「時は過ぎてゆく」はシャンソンというジャンルですが、
こういう大人の音楽の新曲を聴かなくなって久しい。
演歌は演歌でコアなファンがいるでしょうから
新譜の発表もあるのでしょう。しかし演歌でもない
いまどきの曲(これは何というジャンルか知りません)じゃない
新しい曲を求めてる人もいるような気がしますけれども。

ニューミュージックやらフォークやら歌謡曲やらポップスやら。
何となく棲み分けしていたような時代がありましたがね。
昔の歌をYouTubeに探してお茶を濁すこととしましょう。


おしまい。