詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

「現代短歌」7月号届く

2019-06-14 10:12:53 | 短歌情報

↑この方はどなたか存じません。


特集は「現代短歌を評論する会」です。
先日のパネルディスカッションを中心に特集されています。

外塚喬氏が「現代短歌」に連載していたものをまとめた
『実録・現代短歌史 現代短歌を評論する会』の刊行を
きっかけに開催された「読む会」で約70名が出席しました。



私は「出席者の声」を書かせていただきました。
この小文に加筆して「晴詠」4号に文章を載せたいと思っています。

歌壇に革命を起こしつつある「現代短歌」を
ぜひお手に取ってみてください。




板橋歌話会は6月26日です

2019-06-13 12:56:17 | 短歌情報


何度目かのお知らせです。
板橋歌話会は6/26(水)です。

私も一応、川田順についてお話しますので
ぜひともおいでください。



これではあっさりしすぎているので
余談です。

昨日のことです。

ネットサーフィンしていると「ビッグダディ」こと
林下清さんの記事がありまして、沖縄でジンギスカン料理の
店をやっていることは知っていたのですが
そちらは閉めていまは東京にお住まいらしいです。

ま、そんなことはどうでもいいのですが、
なんと1965年4月生まれの54歳だそうで、
漫画「サザエさん」のお父さん磯野波平と同い年。
つまり、私と同い年でありまして学年にすれば
ひとつ下であることが判明しました。

私としてはびっくりショックを受けたわけです。
昔、テレビで林下家をよく見ていたものですから
年上とばかり思っていました。

「いつまでも若いつもりでいて」と昔は
年上の方を見てそう思ったわけですが
自分がその真っただ中にいるとはねぇ。

人生の先輩なりと思いしが「ビッグダディ」はひとつ年下

余談終わります。





サシバとフィリピンワシ

2019-06-12 12:29:40 | 千駄記


いま過ぎるサシバはわれよりスケールの大きいのちを謳歌しおらん

事務所にも明るい日差しが差し込みます。
鳥のことばっかりで恐縮ですが
サシバは冬の間、日本よりも暖かい
フィリピンなど東南アジアで過ごします。

この5月栃木県市貝町で「第一回サシバサミット」が
開催されました。あいにく参加できなかったのですが
全三回予定されていて、来年は渡りの中継地点である宮古島、
再来年は越冬地であるフィリピンで開催されるそうです。

宮古島もフィリピンも行ったことはありません。
事情があってタガログ語はカタコトなら話せるのですが。
フィリピンにはその国鳥フィリピンワシが
生息しています。一度は見てみたい鳥です。
フィリピンワシは生息数200羽ともいわれ
絶滅が心配されています。
日本の動物園でも見ることはできない鳥です。

いま日本の里山で過ごしているサシバは
フィリピンで冬を過ごしているときに
もしかしたらフィリピンワシを
目撃しているのかも知れません。

巣に餌を運ぶサシバは憧れのフィリピンワシを見しやもしれず





業余のすさび

2019-06-11 18:31:30 | 千駄記


ト音記号でも書きたくなるサシバ転落の図。

梅雨入りしてから過ごしやすい気候です。
今日あたりからぼちぼち図面が舞い込み始めまして
午後からは図面とにらめっこしていました。

午前中、トラックに乗って
いつもお世話になっている
四川料理屋さんの改装の寸法取りに
出ていると工場から電話。

「クルマパンクしてるよ」と。
またか。ディーラーに電話するとお休み。
タイヤがビスを踏んでおった。
今日はクルマを置いて帰ります。

やっと忙しくなりつつあるのに
まだ、禊が足りないようです。

明日は十月会例会なのですが
療養中の父のもろもろがあって
早仕舞いするわけにもいかず欠席します。

「歌は業余のすさび」と茂吉は言ったそうです。
茂吉ほどの歌人ですらそう仰るわけですから
私なんぞ生業がすべてと言うべきでしょう。

短歌も写真も業余のすさび。








涼しいことです

2019-06-10 17:50:41 | 千駄記


朝から雨が降っていました。

私にとっては涼しい。
一般的な体形の人には寒いのでしょう。

今日は弊社の支払日。
妹の「あんたの星の巡りからすると
今年は良い年だ」との言葉を支えに
生きていますが
実感なし。

雨の夕暮れはしんみり。



日本の里山

2019-06-09 18:12:37 | 鳥紀行


梅雨入りしてます。
昨日天気予報を見て、雨が降らない場所を
見つけて、鳥の観察に出かけました。
何度もこのブログに書いているけれども
またサシバです。差し歯なわけではありません。
つまらなくてすみません。



サシバは冬の間を主に東南アジアで過ごすそうです。
桜が咲くころに日本にやって来て繁殖し、雛を巣立たせて
九月下旬辺りからフィリピンなどへ渡るとのことです。

現場で撮影機材を出したのは5:30ころでしたか。
曇ってます。さっそく自転車の方が通りかかり
挨拶&会話です。近くの田んぼでは軽トラが
4~5台集まって早朝から皆さんで草刈りをしています。
自転車の方が「草刈りの音でサシバ来ないんじゃない?」
と言われてなるほどとも思いましたが人間と共存している
鳥ですからと応えました。
ヘルメットをかぶった中学生くらいの少年が
「おはようございます」と通り過ぎます。
すばらしい!感動します!



草刈りを終えたいつものおじさんの軽トラが停まって
「ここんとこよく飛んでるよ」と教えてくれました。
雛が巣立つのが6月下旬と踏んで餌を集める親鳥が
頻繁に飛ぶことを期待していたのですが
そのおじさんが「小さいサシバが飛んでっから巣立ったのかな」
と言います。「ええ?そうかなぁ」と疑いましたが
確かにすでに巣立ったようでした。

また顔馴染になったおじさんが「ごくろうさんだね」と
声をかけてくれます。今日は名刺をくれて
「梅まつりの時にでも来てもらいたいよ」と言ってくれました。
地元の名士といった方なのでした。いつもその方の土地の
裏で観察させてもらっていたのでした。



今日掲げた写真はちょうど晴れ間になったときの
グリーンバックのものです。
曇り空だと空が真っ白になって絵になりませんわ。

また顔なじみになった農家の若い方が「やっぱり巣があんだね」と
話しかけてきます。「たぶんあの林の中にありますね」と
指を差しますと「うちはあの裏なんだよ。NHKがコンセント借りに来て
ずーっと撮影してたことがあるよ」と聞かせてくれます。
「あの野獣何とかって人の番組だったよ」と言ってたので
心の中で「柳生博」だなと思いました。
柳生さんは日本野鳥の会の会長さんですしね。

以前よくとまっていた電柱にもとまってくれました。
親鳥も雛が巣立ってホッとしているようです。


これが今年生まれた若鳥だと思います。
顔つきが幼いでしょう?身体も白っぽい。

天気が下降気味でしたので午前中に撤収して帰宅しました。
パソコンが重いので画像の整理も大変です。

去年作ったサシバのうたです。

サシバなる鳥の形は猛禽の姿としては申し分なく
眉班の白さよ母となるために渡り来たるや谷津田の森に
(「猛禽歌集」より)











ウグイス

2019-06-08 19:34:57 | 千駄記


雨が降るまで山に籠ろうと
思いましたら結局一日雨は降りませんでした。
厳密に言うと20粒くらいは雨が落ちました。

予報が悪いせいか山男も山ガールもほぼ
おらず、鳥の声のみがかまびすしく。



なかでも鶯は一日中、泣き喚いていました。
鳴いてたってことです。



声のみぞすれ姿は見えずというのが常ですが
今日は足下で泣き喚いていたのです。
鶯はウグイス色ではありませんね。
イメージはメジロがウグイス色です。



鶯の写真を撮ったのは初めてです。
いつもでっかくて写しやすい鳥ばかり
撮ってますからね。



鶯が姿現したぞってんで何枚も撮ってしまいました。

昔、暇だった休日に鶯の声を聴くためだけに
山へ行ったことなどを思い出していました。


では最後に歌人らしく私の好きな「うぐいす」の歌を紹介します。

蟬時雨を越えて聞こゆるうぐひすの啼く音かなしき八月の森 徳高 博子
朝に泣き昼にまた哭き夜に啼く どうしようもない俺の鶯  福島 泰樹


















なんとでも言える

2019-06-07 12:09:34 | 詩歌探究社「蓮」情報


梅雨入りとともに
目立つ花といいますと
道端では立ち葵
水辺では蓮でしょうか。
穏やかな気持ちでもって
花でも愛でたいものです。

「幸せを祈らずにはいられません。」って言います。
<幸せを祈っています>ってことですが
「幸せを祈らずにはいられません」の意味は
<幸せを祈らないでは居ても立っても居られない>
ってことですから、さらに思いが込められているように思います。

「幸せを祈らず」とは幸せを祈らないってことで
「いられません」はいられないってことです。
「幸せを祈らずにはいられません」って言葉では
「には」が相当重要な意味を持っているんだな
と仕出し弁当をつつきながら思ったことです。

ついでですが

「嘘をつけ!」って命令も
「嘘をつくな!」って否定も
<嘘は言うな>って意味なのが
ぼくには不思議なことです。

いずれにしても口ではなんでも
言えるってことですね。

なんでも言える。
なんとでも言える。



週末間近

2019-06-06 12:16:27 | 千駄記


曇っているけど晴れている感じです。

「晴詠」4号の編集を始めたといつか
書きましたが中断しています。
全24頁でいくつもりですが残り5頁に
何を書くか企画を決めかねていまして。
編集者が思うほど読者には伝わらないものですが
一応、こだわりたいわけです。

週末には梅雨入りとの予想でしたが
これから天気は下るのでしょう。

芸人さんと女優さんが結婚したそうですね。
夫婦そろって会見するって懐かしい感じ。
いまやSNSで決まり文句を発表するスタイル
でしたもんね。

「私〇〇は、このたび〇〇さんと入籍いたしました・・云々」
って名乗るスタイルは好きになれません。
「笑顔の絶えない家庭を力を合わせて築いてゆく・・かんぬん」
ってさ。
そんなバカげた家庭があるもんかよ!
っと、私としたことが取り乱してしまいました。

午後からはトラックでドライブしてきます。

皆さんごきげんよう。



わかってください

2019-06-05 12:19:56 | 千駄記


昨晩、録画してあった歌番組を再生しました。
平成のヒット曲が中心で知らない歌手も
知らない歌もたくさんありまして
私はつくづく昭和。

観るともなく聴くともなく見ていたのですが
「聴かせてやる」って歌手の多いこと。
歌手じゃなくミュージシャンか。
昭和の歌手は「聴いてください」って雰囲気だった
ような気がします。

短歌はその何万分の一くらいの小さな世界ですが
「どうだ、あんたにわかるか?」と
言われているような作品が目に付く気がしなくもない。
私なんぞ「どうか、わかってください」と
手を合わせるばかりでありまして。

短歌もいろいろですけれども
私は読者に伝わらなければ
(無論、読者にも詩精神は必要)
文学じゃないと思ってしまうのです。




「舟」34号届く

2019-06-04 16:15:16 | 短歌情報


購読している現代短歌【舟の会】機関誌
「舟」34号が届きました。
年二回刊 全158頁 ¥1.000.- 代表編集人 依田仁美
超結社の詩歌総合誌です。
依田さんは鉄幹の「明星」を標榜していると
かつておっしゃっていました。
メンバーは詩精神あふれる個性派が勢ぞろいしている印象。


私は購読会員として「どっちつかず」15首を発表しました。

婆様が紐に吊るせる鼠捕りの銀の揺らめくドブ川碧し
水漬きたる籠の中にて囚われの鼠は斯くも泳がんとせり
一石を投じしのみのわが波紋広がるならず程もなく消ゆ
真ん中を大手を振りてゆくオレの道は畢竟どっちつかずだ





元気が何より。

2019-06-04 12:13:53 | 千駄記


最近辛いニュースが多くてその報道から
目を背けてしまいがちです。

が、目を引くニュースもあります。
「4WD不倫」なんとか。

当事者の俳優さんがいちいち真面目に謝罪し
マスコミの記者たちがマイクを向けるシーン。
詰問しながらその答えに笑う記者たち。
妙な空気のぶら下がりであって、ひとつのショー。

その俳優さんが二枚目でありながら三枚目の空気を
纏っているから好感度が高いのは頷けます。

私が若い時分にはパジェロやランドクルーザーは超人気車。
学生の頃、ランドクルーザーに乗りましたよ。
ショートボディでしたけれども。

その俳優さんは
現場となった4WDを早く売って
新しいクルマに乗り換えたいそうですが
あれだけの人気俳優だから稼ぎもいいでしょう。
なのに、4WD売りますかね?
廃車にして新しいクルマを買えばいいのになんて
無関係の私は思いました。

それにしても元気な人は元気なんだな。



静かな宵

2019-06-03 18:16:44 | 千駄記


本日も暮れました。

土曜日のお話。
ぼーっと山を眺めているとスマホが鳴る。
取引先の担当者から。

「おやすみですか?」
「暇だから休みだけど」
「〇さんのこと聞きました?」
「いま、本社で働いてんでしょ?」
「それが昨日、通勤中に亡くなりまして」

との訃報でした。
60歳になって若手を教育する部署で
働くことになったと聞いたのは春先でしたか。
本人もご家族もまさかまさかという
思いでしょう。

長生きすればいいというものでは
ないにしろ。

なんだかいろいろ考えてしまいますわ。



山ごもり

2019-06-02 17:14:45 | 鳥紀行


関東近辺の週末はどうにか天気がもったようです。
金曜日の晩から山に籠ってクマタカを探しました。
遠いところを何度か飛んでくれました。



土曜日の朝6時頃から上ばかり眺めていました。
クマタカの画像は随分トリミングしています。



ヒヨドリの夫婦など写したりして。



夕方、荷物を片付けて別の山へ向かいます。
パーキングエリアで眠ったのですが
暴走族に二度ほど起こされまして。
結局3時過ぎ、目的地を目指します。
今どきは4時過ぎには白んできます。



5時頃でしたか、このサシバを撮影していると
軽トラのおばあさんが「なに観察してるの?」
と話しかけてきます。
「サシバっす」「あらまあご苦労さんだねぇ」と
言いながらリポビタンDをくれました。
お話をしている内に狙っていたサシバが飛んでった。



田んぼで作業を終えたお兄さんが
「サシバすか」と声をかけてきます。
「あすこに巣があるみたいね」と林を指さします。
「じゃあ、ここで待ってればいいですね」と応えます。



キジの夫婦が現れました。
今回は番いに縁があるようです。
雉も鳴かずば撃たれまい
と言うように啼き声でその存在に気づきます。




レンズばかり覗いていたのですっかり
肩が凝りました。ちょうど雨がぱらついたので
昼前に仕舞って帰路につきました。

いい時間を過ごしました。