私がお風呂に入るとモックンは必ずドア前に座り込み、こんもり黒い影になってる。そして、「おねちゃんおねちゃん、ぼくも入れてよ。ニヤァァァン」としつこくしつこく鳴く。しかたなくドアを少しだけ開けてやると、私がメッチャ寒い(当たり前)。モックンは当然のようにスルリと入ってきて、浴槽のフチにピョンと飛び乗り、じっとお座りしている。ときどきお湯のにおいをクンクン嗅ぐ。落ちたら浴槽は深ーいんやで。そこ、私がちょっとでも動くとお湯がかかる場所なんやで・・・・。
「モックン、お尻濡れるよ。濡れたまま出たら冷える。冷えたらまた持病が悪化するから外へ出てて。あんたのために居間のストーブつけっぱなしにしてるんだから、そこで待ってて」と言い聞かせても、軽く無視。だから私は小波さえ立てないよう、お湯の中でじーっと固まっている。とても疲れる。一般的に湯船ってリラックスする場所なんと違うん?
モックン、トイレにも興味津々。ガーッと水を流すとその音で飛んできて両手を便器の腰掛に置き、二本足で立ちながら、渦巻いて流れていく水流をマジマジと真剣にのぞき込んでいる。そのまなざしは、どこかの偉い研究者のようです。
これはモックンの個性なんでしょうか、単にお風呂入りたいだけなんでしょうか、水が好きなんでしょうか、すべての猫がお風呂監視員になるのでしょうか?猫の神さまがこのブログ見てたら、教えてください!!!