もうずっと以前、関西の某駅前で一人の托鉢僧に会った。その姿に一緒にいたオーストラリア人のF子さんが「あの人はなんで物乞いをしてるのか。服装は整えられているがホームレスなのか」。仏教に馴染みがなければその解釈もありだ。しかし、"begging"や"beggar"という言葉を耳にしてもの悲しくなった私はわずかなお布施をさせてもらうことにした。
僧の前に進み、お布施を入れる。背が高い僧は碧眼でヨーロッパ人の風貌をしていた。なぜここにと不思議になったが、信仰は国籍を問わない。僧の目には清らかで力強い気が宿っているのを見て、あぁ私って世俗まみれだなぁと思い知らされたの。まぁ俗世間で生きてるんだけどね。
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(出典:安泰寺 HP)
帰宅後もあの僧の張りつめたオーラが記憶に残る。検索するとこの人だと思われる人を見つけた。
ネルケ無方(1968年ドイツ生 )曹洞宗の僧。
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(出典:安泰寺 HP)
月日が流れ、ある日偶然テレビでネルケさんのインタビュー放送を見た。
長いのでお時間があればぜひ。冒頭10分は飛ばしてます。
活字なら下記の別サイト参照。
ネルケさんは少年時代の苦悩を立派に昇華した。実は私も似た感情を持っており、今でも暗くなる時が多い。それから解放されるのはこの世とおさらばした時かもと思うの。
私もこれによく似たTV番組「私が日本に住む理由」というのをよく観ます。
いろんな職業に就かれていてお話にとても興味あります。
反対に海外に魅力を感じて出て行かれる日本の方もいますしね。
もう残された時間の方が断然少ない私、体のあちこちに故障が出てきて生きるのってシンドイと思うこと多々あり、また過去の事に縛られて後悔ばかりすることも。。。
でもやはり何と言っても健康が一番大事よね!
体調が悪いとロクな事考えないからね~💦
まずは1日1日体を労って頑張りましょう
私がネルケさんを素晴らしいと思う理由は、答えの出ないような疑問でも目をつぶらずにやって来たこと、その疑問追及に人生をささげていること、考えに偏りがないこと、そしてネルケさん自身の考えや生き方がぶれていないという点です。
時間がある時にでも動画を通しで見てね。
>>>体調が悪いとロクな事考えないからね~💦
そうなのよね。体調いいと前向きになれるのに、どっか悪いと気持ちまで下げ下げになるのは全世界共通でしょう。
私も体の故障が多くなって、ひとつが治る前に次が出てくる感じです。そこへ骨折とか不注意のケガも加わって、なんか病院ばかり行ってる(爆)。感情面でも過去に縛られて後悔してばかりなのは私もまったく同じ。こんな時必要なのはズバリ鈍感力でしょう。