S2000と茶の湯 日々是好日

裏千家のお稽古 日々の出来事 大好きなS2000
ぶつぶつと 私の備忘録

今年最後のお稽古のお軸は 羽箒と鼠

2024-12-21 14:15:54 | 床・軸



今週でお稽古終了
 

 
花は西王母とツルウメモドキ
 

 
森寛斎さんの羽箒
表装は直してありますけれど
本紙は修復無し 
 

 
鼠も薄くなって そばで見ないとわかりません
 
羽箒と鼠の取り合わせの意味は分かりませんけれど
同じ絵のお軸は いろんな方が書いていらっしゃいます。

先週と今週の床 軸は

2024-12-20 22:12:49 | 床・軸



先週は 玄々斎の消息文
 

 

 
 
 
クレハデマリ と 斑入り西王母
 
今週は

 
先週の花がきれいで そのまま
 
軸は 竹雪
大徳寺さんです
 
竹は雪をかぶって 曲っても
溶ければまた元に戻るというお話
 
竹の様に しなやかに たくましくという事かも
 

 
掛花入れは 白の侘助とツルウメモドキ
 
花入れは 三原研さんの 縄文杉

奥山に ・・・ 今週は鹿のお軸 嵯峨菊の影がけしきです 茶壺も飾って

2024-11-29 14:32:02 | 床・軸



奥山に もみじ踏み分け 鳴く鹿の
声聞くときぞ 秋ぞ悲しき
 

午前中 の稽古で 
 

 
花は乗蓮の春と嵯峨菊
 
花入れ 伊賀 谷本洋さんの旅枕
 
水曜日 嵯峨菊が長かったので

 

午前中の光の加減で 背面に嵯峨菊の影が映りました
 
 

 
しばらくして 影は消えてしまいました
 
夜咄の時に 蝋燭の明かりで 影が大きくなって
それがごちそう セキショウよりも良いと言われました
 
今月前半は壺飾りと口切の稽古
 

 

 
茶壺の箱の蓋の裏に茶入れ日記を
 

 
紐のお手本
 
生徒さんたち 上手に結ばれます

炉開き 最初のお軸は 三玄院さん 花は老爺柿

2024-11-07 09:43:43 | 床・軸



 
長谷川大真師
 

 
日々是好日
 
11月 お茶の1年のスタートです
 

 
椿が咲かなかったので 老爺柿とコバノズイナ
 

 
プチトマトみたいな柿です
たべれません
 

 
花入れは 丹波の傘徳利
 
本来は酒器ですけれど 花入れとして使われることが多いです
椿が合いそう
 
丹波は日本六古窯の一つで 中世から現在まで続く産地です。
 
日本六古窯とは
瀬戸、常滑、信楽、越前、丹波、備前 です

10月名残  釜をかけて ただ来ぬ人を待とう ・・・遠州訓示

2024-11-01 10:40:38 | 床・軸



10月 中置のお稽古 終わりました
前半 大板 後半は小板 お点前と炭手前
 
最後の床は
 

 
今朝は雨 茶室の中は電気をつけても暗いです
横のかけ障子を外しました
 
  いい感じに光が入ります
 

 
利休の孫弟子で、三代将軍徳川家光の茶湯指南役だった小堀遠州が、
茶の湯の道のありようを説明した言葉。
 
 
夫れ茶の湯の道とても外にはなく 君父に忠孝を尽し 家々の業を懈怠せず 殊には朋友の交を失う事なかれ
春は霞、夏は青葉がくれの郭公 秋はいとゞ淋しさまさる夕の空、冬は雪の曉 いづれも茶の湯の風情ぞかし
道具とても、さして珍器によるべからず、名物とても異りたる事もなく
古き道具とてもその昔は新し 唯先達より伝りたる道具こそ名物ぞかし
旧きとても形いやしきは用いず
新しきとても形よろしきは捨つべからず
数多きをうらやまず、少きをいとはず
一品の道具なりとも幾度も もてはやしてこそ、子孫に伝ふる道もあるべし
一飯をすゝむるにも志を厚く 多味なりとも志うすき時は早瀬の鮎、水底の鯉とても味もあるべからず
籬の露、山路の蔦かずら、明暮れてこぬ人を 松の葉風の釜のにえる音たゆる事なかれ
 
これを 現代語に訳すと
 
そもそも、茶の湯の道といっても、特別なことは何もない。両親を大切にし、
家庭内の仕事を疎かにせず、そして、友達との親交を絶やすことなく。
春は霞、夏は葉陰のホトトギス、秋には寂しさが増す夕暮れの空、
冬は雪の夜明け。そんな景色こそが、茶の湯の風情なのです。
道具も、奇抜なものを選べば良いというものではない。
名物ばかりを使うこともないでしょう。今古く見える道具も昔は新しく、
先人達に大切に扱われ、今まで無事に残ってきたから、名物になったのです。
古いからと言って品がない物は使わない。新しくても美しければ積極的に使った方が良い。
沢山の道具を持っている人を羨む必要はなく、
道具が少ないからといって恥ずかしがる必要もない。
ひとつの道具を、幾度も大切に使い続けることで、
歴史を超える名物になることだって有り得る。
貧しい食卓でも十分に心を込めれば良い。
贅沢な食事であっても、心がこもっていなければ、
新鮮な鮎も泥臭い鯉も、味に変わりはなくなってしまう。
垣根の露、山道に紅く染まった蔦。
朝も夜も、風に揺れる松葉のような、
釜の煮える音を絶やさず、ただ来ぬ人を待とう。
 
釜をかけて ただ来ぬ人を待とう。
いいじゃないですか
 
お道具に関するお話も 
納得
裏千家の私たちが 言葉を唱和するように
 
遠州流の方たちは
遠州公のかき捨ての文を唱和されるのでしょうか
長文で 覚えるのが 大変そうです
 

 
花は 見返り草とフジバカマ
竹一重切りは 旦那様作