S2000と茶の湯 日々是好日

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ぶつぶつと 私の備忘録

鯉桶の扱い 5月の水指 お節句です

2023-05-28 12:44:59 | 道具




お茶道具というのは 1年に一度しか出ないものが多くあります
それほど 季節感を大切にしているという事でしょうけれど
置く場所が大変で 整理整頓していないと 
気が付かなくて 出すことを忘れる年があります
 
今年は ちゃんと出せました
鯉桶の水指 鯉耳の花入れ 
 
運びの水指として 紐をかけて持ち出します
 
お濃茶の時は
 

 
塗蓋ですので 紐の掛かった状態で清めてから茶巾をのせます
 
お茶を入れたら 紐をほどいて 蓋を開け 釜に水を差します
 
お薄の時は 水指で一礼して 始めます
 

 
紐の掛け方は
 


左向こうから挿して 手前 対角に抜きます
 

 
右向こう 外側から通して 左手前 対角に抜きます
 


右の輪 と 左の紐先を持ち 両方同じ長さにそろえて 結びます
 

 
もう一度 結んで
 

 
輪が右
 
ほどくときは 一度ほどくと

 
輪が左になります
結び目のあたりで 輪の部分の紐を2本一緒に引き抜きます


 
左手で 抜いた紐を中央あたりで受け
半分におり  もう半分 茶壺の口緒の用に畳んで 懐中します
 
学園のお茶会で 長板の上に置いてありましたけれど
その時は 席入り前に 桶の 腰の部分に紐が結んでありました
最後 水を差した後 紐を結んで帰るためでしょうね
 
運びの時は 紐は懐中して もちかえります
 
教科書がないので 違う部分もあるかもしれませんが
まあ 季節道具という事で 臨機応変に ・・・
 
私のは 淡々斎好みで中も赤で 蓋裏に波蒔絵 
鵬雲斎好みはウルミ塗になります
(ウルミ塗は赤みを帯びたこげ茶色。 それを透過させ溜塗りとして仕上げてあります。)
 
紐の結び方は
 

 
この結び方をされる方も多いと思います。
決まりはないかもしれませんね。

柏餅 1か月遅れのお節句

2023-05-26 21:57:31 | 菓子・スイーツ




4月末になかった柏の葉が お店に並んでいたので
 

 
前半は 粒あんで
 

 
後半は 白味噌餡に大徳寺納豆
 

 
固くなるので 午前午後
その都度 作るので
材料は
 
上新粉  100
白玉粉   20
砂糖     10
湯     100 ~120
 
全て混ぜて こねて 固さを調整
 
晒に包んで 15分ほど蒸します
 
蒸しあがったら 晒のままこねて 切り分け 丸めておく
 

 
白餡20グラムに 大徳寺納豆を入れて
まるく延ばしたお餅のせて 半月に折りたたみます
 
柏の葉は 水につけておいて 艶のあるほうを裏にして使います
 
6月5日 1か月遅れのお節句ですが 笹巻の笹の葉は まだあまり開いていません
5月5日では 到底無理ですね 笹巻も ・・・
だから 柏の葉も出るのが遅かったのかも
 
作るのは とても簡単です

伊勢撫子も姫ウラシマソウも個性的 茶室は更紗空木と下野

2023-05-25 22:07:12 | 山野草

 


今週の花は
 

 
更紗空木と下野とあざみ
 

 
ピンクの花ばかりになりました
 

 
更紗空木は大きな木に育ちました
あまり花が多いと使いにくい
ので 痩せているほうがいいですね
 
他に咲いている花は
昨年の秋に東寺の弘法さんで買った 伊勢撫子が咲き始めました
1ポット600円 白とピンクを買って 白の中からピンクが出てきました
 


 
面白い花ですよね
古典植物ですけれど
伊勢とつく花は 撫子 菊 花菖蒲
藩のお留花として 外には出さず 限られた場所で栽培されていた花のようです
 
今では 普通に流通していますけれど
 
伊勢菊 嵯峨菊は 植えていますけれど
肥後菊も欲しいなと思います
肥後菊は咲き方の違う いろんな花があって 面白そうです
 
先日 山で姫ウラシマソウが咲いていたので 鉢を持ち帰りました
 

 
結構 増えています
一輪草のプランターの中でも 2本 咲いていました
 

 
ウラシマソウ・姫ウラシマソウ・南国ウラシマソウ
 
ウラシマソウ三種の中でも 一番個性的で美人さんだと思います
 
フクロウのような顔に個性的なストライプ
中に白いT字の紋がはいっています
仏炎苞のカールも特徴的で 面白い花です

バター好きにはたまりません エシレ と 薫るバターサブリナ

2023-05-22 23:20:10 | 菓子・スイーツ

 
地元では とても手に入らない エシレのお菓子
大阪に初めて出店 梅田阪急の中にあります

 
 

 

 

エシレのサブレとフロランタン
缶をあけたとたん 凄いバターの香りが
 
 

 
サブレも大きい 食べ応えがあります バターの香りが凄い
味が濃厚
 

 
フロランタン
キャラメルが香ばしくて ・・・ウフフ です
 
1日 数量限定で 個数制限もあり
なかなか 手に入りません
 

 
薫るバター サブリナ
こちらは 梅田阪神
 
両方 行列だそうですが 娘が頑張ってくれました
 

 

 

パイ生地はサクサク クリームも濃厚で 
アーモンドの香りもしっかり 
 
形も可愛らしいけれど 美味しいです
 
お稽古関係なしの 一人おやつで 美味しいお茶入れて満足満足

今週のお軸は 田植え 花は燕子花

2023-05-21 08:04:43 | 床・軸





 

 

 
毛に生はし 貝が窪田の 泥をなめ
 
ここまでは オリジナル
 
田一枚 植えて立ち去る 柳かな
 
是は 奥の細道の中で読まれた 松尾芭蕉の句です
 
芭蕉は 西行さんゆかりの遊行柳 (栃木県那須町芦野宿) を見て
この句を詠んだという事ですが
 
西行さん縁の 同じ場所で しばし 西行法師に思いをはせているうちに
いつの間にか 田一枚 田植えが終わっていた という事かな ?
結構な時間だと思いますけれどね
 
今も昔も 西行法師さん 人気がありますね
桜の歌が多いですけれど
 
 

 
時期の花 藤の裂地です
 

 
花は 燕子花
 
八つ橋 伊勢物語の世界ですね
京都のお土産の八つ橋にも 燕子花と八つ橋の絵が描いてあります
 
唐衣 で 始まる歌ですけれど 唐衣という銘のお菓子も この時期多いです
 
アヤメは畑でも大丈夫ですけれど 燕子花の栽培は水の中で 
原種がなかなか手に入らなくて これは 交配させた品種の燕子花です
 
花入れは染付の鯉耳 真の花入れになりますので 敷板は矢筈です