前半は 支部総会で
後半 直入さんの講演がありました
お話がお上手で あっという間の1時間半
奥様もこちらの方ですし 境港・平田・奥出雲
それぞれの旧家さんとのつながり 縁戚も多く
アットホームな講演会でした
今日は長次郎の茶碗のお話
黒の最高は大黒 茶碗の中に宇宙があると ・・・
大黒は個人蔵ですので めったに出てきませんけれど
7年前 東美の茶碗の中の宇宙 で見ました
これが大黒です
あと 今日のお話で出てきたのは
三井記念館の俊寛
こうやって見ると 照りが強いですね
長次郎の赤では 今日お話で出た茶碗は
不昧公が所持されていた 無一物 形が優しいですね
色は落ち着いた赤
少し 枯れた赤で これは今日庵所蔵 見ることはないですね
今日は 本物を いいものをしっかり見ましょう
そうすれば 自然に自分の目も育つと
どれだけ見れば 育つのでしょうか ?
万代屋もむき栗も見たし 一番記憶に残った楽茶碗ってなんだろう ?
自分の好きな形・色
そう思ったとき 光悦のほうが記憶に残るかなと
乙御前・雪峯 どちらも赤ですけれど
光悦の雪峯 金継の景色が凄い 白いところが雪の峰
峰の白では 光悦の不二山ですけれど
残念ながら 見たことがありません
サンリツ服部美術館にあるのでいつか ・・・
長野ですので 遠くて
国焼の国宝2碗のうちの一つです
あとは卯花墻 志野茶碗
長次郎七碗で唯一現存する赤 早船
雪峯も 早船も どちらも畠山記念館蔵です
凄いですね 畠山記念館
伊賀の花入れ からたちもそうですけれど
お道具に対する執念のようなものを感じます
その審美眼も
よくぞ よくぞ 残してくださいましたと
長次郎七碗
黒三碗 赤四碗
- 大黒(おおぐろ) 黒楽茶碗 現存 個人蔵
- 鉢開(はちびらき) 黒楽茶碗 消失
- 東陽坊(とうようぼう) 黒楽茶碗 現存 個人蔵
- 臨済(りんざい) 赤楽茶碗 消失
- 木守(きまもり) 赤楽茶碗 破片のみ
- 早船(はやふね) 赤楽茶碗 現存 畠山記念館
- 検校(けんぎょう) 赤楽茶碗 消失
今日は長次郎のお話と 楽茶碗の扱い 見方 楽茶碗は使う前は しっかり水を通して使うこれは 萩や志野 粉引も同じことだと思います土が柔らかく 空気が入っているので 乾燥した茶碗にお茶を入れるとお茶をそのまま茶碗が吸ってしまうから 使った後の茶碗は しっかり乾燥させること乾燥が不十分だと お茶を点てたときに 茶碗が匂いがする この時の対処方法は1週間から十日 毎日お茶をたてて飲むそうすれば 匂いは自然になくなるといわれました 一楽 二萩 三唐津と言われますけれど楽さんがおっしゃるには楽は唯一無二 茶碗の為の焼き物で分家・のれん分けは一切なしそうして 守られてきた 楽家だそうです 来月 畠山記念館名品展が県立美術館で開催されます
展覧会名畠山記念館名品展ー松平不昧ゆかりの逸品と琳派ー
会期2024年4月19日(金) ~ 2024年6月10日(月)開館時間10:00~日没後30分(
展示室への入場は日没時刻まで)
休館日 火曜日(ただし4月30日は開館
SHIMANE ART MUSEUM | 島根県立美術館 (shimane-art-museum.jp)
伊賀の花入れ からたち
油屋肩衝 細川井戸 ・・・
色々来るみたいですので お勧めですよ
からたち・からたち 何回も見に行きましょう
一番好きな花入です