一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

私が行く奈良こんなお店(3) 「カフェ たまき」

2010年04月10日 21時51分17秒 | 私が行く「奈良」こんな店
( カフェたまき 「奈良市」) 2010.4.10(土) 晴~曇


近頃、自身を振り返ってみて気づいたこと。

私が旅先でも近場でも街を歩く時に共通する心境があるということ。
それは、心の中に「昭和」という時代の面影を探している気持ちが
あるんだということ。

無理に作られた(演出されたような)セッティングなどではなく
昭和時代が染み込んだまま現在(「平成」の時代)に至っていると
いうのを無意識に探している自分がいることに最近気がついた。

奈良市のもちいどの通りや奈良町は良く散策するコースだが、
もちいどの時計屋さんあたりを左に折れたところに
独特の雰囲気を出している喫茶店がある。
この店「カフェたまき」は、外観から昭和を香らせている。
老夫婦が営むこのお店、
奈良市で指折りに古い喫茶店だと聞いた。3番目だとか。

ぴり辛のチキンカレーとオリジナルプリンをセットで頼む。
プリンだけの注文は受け付けてくれない。

ぴり辛カレーの後に食べるプリンで、カレーとプリン一対の味が
完結すると言ったらよかろうか。 まさに「昭和ビンテージ」である。

小さな子供連れには、合わないが
奈良でレトロな気分に浸りたいという他の地域から来られた
お客さんがいたら この店もお奨めしたい一店である。
(寅)





桜は吹雪いても しゃくなげは満開なり  「葛城山麓公園」

2010年04月10日 13時50分14秒 | 風の噂の「お天気たち」
( 石楠花(シャクナゲ) 「葛城山麓公園」) 2010.4.10(土)晴


家から歩いて6~7分のところに「葛城山麓公園」という
公園がある。
関西地区の公園の中では、割と知られた自然公園。

ここは、会社の健康保険組合のウォーキングコースにも
なっていて、年に1~2度健保がメンバーを募集して
社員たちも家族連れで歩いていることがある。

本日の天気は、白い雲が多いけれど晴。 気温は20℃を
超えたところ。 まずまずの心地よいコンディション。
今日あたりは、最後の桜を見ようとお花見弁当持参で、
大阪ナンバーの家族連れが大挙押し寄せていた。
駐車場は、既に満車だった。 

公園に入ると200mほどロープが張られ、そのロープには
鯉のぼりが何十匹と吊るされていた。
そして道の両側の桜は、風に舞ってヒラヒラと散っている。

私の目に留まったのは、上に行くまでの路の脇に咲いている
満開の石楠花(シャクナゲ) (写真)
つつじが、小手毬(コデマリ)のようになって花を咲かしている。
結構、カメラを手にした人達はこの花を撮っていた。

春になると葛城山には、たくさんのつつじが群生し、
燃え盛るように赤くなり、関西各地から人が押し寄せるが、
こうやって咲く石楠花は、そのプロローグともいえる。

石楠花は、ヒマラヤからニューギニアからオーストラリアまで
繁殖していると聞く。

ただ、どうも名前だけは、いつ聞いてもはばかられる感じがする。
おしゃくを投げるの・・・!?  みたいな
花はきれいな盃を束ねたような小手毬なんだけど
お酒を愛する私としては、ばちあたりに思えてしまう名前の花
なんだよな~
「しゃくうけ」なんて名前なんかどうだい!?
(寅)