( 気仙沼の銘酒「伏見男山」 )
■2013/3/10(日)
気仙沼の銘酒「伏見男山」が届いた。
明日で、丸二年・・・
あの日、あの東日本大震災のわずか7分前の昼の2時39分に
雲一つない青空の博多に着いた私は、
翌日の「九州新幹線開通式」を楽しみにしていた。
3時頃には、新幹線が止まったため駅の各所に人だかりができた。
そして夕方、何箇所かで流れていたTVのニュースには、
信じられない光景が映し出されていた。
(その頃には、翌日の新幹線開通式典は中止と貼り出されていた)
次々と建物を飲み込んでいく津波。
現実なんだろうか、見たこともない映像に言葉を失ったことを
昨日のように思い出す。 丁度10年前南リアス線~大船渡線で廻った
釜石・大船渡・陸前高田・気仙沼が根こそぎ津波にやられてしまった。
明日の同時刻には、鎮魂の黙祷をささげたい。
私に届けてくれたのは、南三陸町に研修の下見に行かれたK先輩から
箱を開けた瞬間、あの被災を受けた「伏見男山」だったので
びっくりした。 木筋コンクリートの文化財の酒蔵は、
やられてしまいニュースになったし新聞にも載った。
気仙沼を代表する酒「伏見男山」
伏見とあるのは、京都で拝名したからだと聞いた。
不幸中の幸いで、丘の上の酒蔵が無事で
酒造りを続けることができているそうだ。
「これも震災復興の一環」とのコメントをお酒と共に頂いたが、
大好きな三陸の惨状を見て、私に震災復興と浮かれる気は毛頭ない
この酒は特に大事に味わいたいと思っている。
復興の思いを胸に ありがたく、いただかせていただきますね。
(寅)