( 「酒ぐれて」最終話 )
■2013/3/29(金)
年度末として暦を見みると今年度も今日を含めて残すところ3日。
テレビ番組でもそうだが、大幅な改編が行われ
この3月末で終りを迎える番組も多い。
それが週刊誌の漫画の世界にも
あるとは、知らなかった。
以前「義侠」が掲載されて以降
楽しみに目を通していた「酒ぐれて」も
この3月末で、最終話を迎えることになって残念。
原作者 小堀洋氏は、なかなかしっかりと取材をしていて
日本酒好きな私にも読み応えを感じるものだった。
地酒だけでなく ナショブラの酒に対しても
一定の評価をしているところがいい。
何といってもこの漫画で印象的だった話が、
「私は一流のワインしか口にしないの」と豪語していた爆弾マリーが
小さな出版社の主人公・将介と灘の酒蔵めぐりをすることになるわけだが
小西酒造のご隠居さんにワイングラスで出された酒をてっきりワインだと思い込み
「このワイン今まで味わったことないほど上質な味わいだわ」と
マリーに言わせたこと。
もちろんその酒は、ワインでなく日本酒だった。
漫画の中でも現実的な話しをしっかり紹介していた。
( 楯野川酒粕 )
最終話の出だしのページに登場した酒は、
山形・酒田の「楯の川」
「おしん」のふるさと
雪に佇む酒蔵に一度行ってみたい
鳥海山の伏流水と出羽の米(出羽燦々)からできる酒「楯の川」
雪深い冬から遅かりし春の桜花の下で飲む酒の味は、どんな味わいだろう。
人生に桜あり 桜の花には日本酒あり
(寅)