( 「村祐」&スモークチキン Little Grebe )
■2013/11/9(土)
西田辺まちバル⑤
「旬の酒場さむらい」~「山(ZAN)」~「キッチンバル ボアビアジェン」~「うどん藤義し」~
以上4軒を廻って、あたりは完全に暗くなった。 いよいよ残されたチケットもラスト1枚
その最後の1枚を使う店を実は一番最初に決めていた。
『Little Grebe』
地下にあるこの店めがけ、階段を降りてバル1番乗り!!と思ったら
夕方開始の時間になっても「マスターがまだ戻ってこないので・・・」と
困った表情の店員さんから「もう少しして来てください」と言われた。
「イベント当日に遅刻するなんて、なんという店だ。 」
仕方なく「まるしげ」で焼き鳥と生ビールで時間をつぶして再度訪問
聞けばマスター自身が、バルを楽しんでいたので戻りが遅くなったとのこと
本日バル最後の一杯は、 「村祐」
実は、私のブログを読んでお気づきの方も多いと思うが、
これだけ日本酒のことを書いていながら新潟の酒はほとんど出てこない。
(実際、新潟迄銘酒と言われる5酒を飲みに行ったことはあるにもかかわらずである)
それはきっと気持ちの底に 「淡麗辛口の酒」が日本酒にあらず」という意識があるからだと思っている。
最近私のブログに出てきた新潟の酒といえば・・・
せいぜい『清泉(きよいずみ)』 それも普通酒「雪」
最上の普通酒なりと紹介したことがあったが
それ以来となる新潟の酒「村祐」は、200石ほどの生産量の小さな酒蔵の更に限られたブランド酒
「村祐」は、生産量50石前後と言われるほどレアな銘柄だ。
「秘すれば花なり」
その多くを公開してない酒は、異色の存在である。
「えっ、徳島の「三芳菊」みたいだ・・・」 私の最初の言葉はこうだった。
まるで甘口白ワインか・・・
独特の甘味が、喉の奥からスッキリと切れていく。
「和三盆糖のような品のいい甘味の日本酒を目指している」と
以前雑誌で見たことがあるが、
品のいい甘口の酒
私なりに表現させてもらえるなら
「秘すれば花なり」まさにその花の蜜の味なり
焼酎・ウイスキーだけでなく日本酒にもこだわりを持つマスター
向かいのカウンターに座っていた常連のお姉さんとおぼしき女性が
何度も「旬の酒場さむらい」に行ってねというものだから、聞けば
「私のイケメンの息子が「さむらい」でバイトしてるから宜しくね」と言われた。
な~んだそういうことか、世間は狭い。というか西田辺は狭い。
「お若いお母さんですね~」といえば
すかさずマスターが「お店、暗いですからね」とコメントを加えていた。
う~ん その一言はもしかして要らなかったかも・・・
「秘すれば花なり」
一杯の「村祐」で本日の西田辺まちバルを〆(しめ)たのだった。
(寅)