( 「安芸虎」 阪神百貨店)
■2014/3/1(土)
「にっぽんの酒まつり」の話は、追って書いていくとして、この日良かったのは、その会場ではなく阪神地階の日本酒試飲コーナーで、 「安芸虎」の蔵元 有光社長とお話しができたこと。 その後売り場に現れた女性から「一六タルト」まで頂いたのは、前述のとおり。
▲(法被背中にゴールデンタイガー 安芸虎の有光社長)阪神地階
「有光酒造場」極めて小さい蔵だとは聞いていたが、まさか200石の生産量なんて直接社長から生産量を聞いたとき、想像以上の出荷量の少なさに驚いた。 年間たったの2万本、月に直せば1600~1700本である。
東京駅のグランスタはせがわ酒店に並ぶほど存在感があり、飲食系の雑誌にも時たま姿を見せる日本酒だけに500石は行っていると思っていたので意外に感じた。 正社員2人というのも 凄い! まさに家内制醸造業と呼ぶべきかもしれない。 200石とはこれを飲めるだけでレア酒の証でもある。
こんな蔵ほど上の階で行われている「にっぽんの酒まつり」に出てほしいと社長に促してみたけど 「いゃ~ 上に出すとなると忙しくなるから」と 確かに大きな蔵でも忙しい中、負担なのに、正社員2名の蔵には酷かもしれないと思った。
入河内を 正確に「にゅうがうち」と読め、なぜうちの酒(「安芸虎」)のことそんなに詳しいのか? と逆質問された。 西田辺「まるしげ」では年に1~2回しげちゃんの高知の知り合いが、カツオのたたきと日本酒を送って来て「高知Day」をやるが、 その時に送ってきたおすすめの日本酒こそ 「久礼(くれ)」と「安芸虎・入河内」に他ならなかった。 太平洋を望む酒蔵。地元でカツオのたたきと共に愛されている日本酒なのだ。
▲(サイドに置かれた安芸虎のスーパーサブたち)
酒豪の多い高知県で、スイスイ飲める「南」・「酔鯨」・「美丈夫」あたりと一線を画す、旨みを感じる土佐の酒というのが私の印象で、高知県の酒で「文佳人」と並んで応援している フェーバリット銘柄。
安芸は、タイガースがキャンプすることもありタイガースラベルの酒も造っているが、この蔵の酒と知って飲んでみたくなった。
この日は、八反系の「安芸虎」を購入。 阪神百貨店への出店は年二回。 今回はたまたま行き合わせ運よく蔵元とお話しできた格好だが、次回は、七月とのこと。 是非夏の安芸虎との出会いを楽しみにしたい。
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(寅)