( 「雪小町・石見銀山・人気一」 東京・浜松町「名酒センター」 )
■2014/2/28(金)
如月最後の夜はくしくも私の好きなフライデーナイト。グランスタはせがわ酒店(東京駅)を後にした私は、浜松町に降り立った。 東京タワーを前にすると左には昔立ち飲みしたことがある懐かしの「秋田屋」から焼き鳥の煙が立ち込めている、この夜もここは週末を癒すサラリーマンたちで溢れていた。
しかし今夜の私は「秋田屋」ではなく、この角を左に折れて行き着いた先、「名酒センター」 金曜夜だけあってここも会社帰りのグループ、外国人グループで満杯。 入店時刻は、20:57だった。 女性スタッフから「入店オーダーは21:00迄で21:30閉店になりますけどいいですか?」と尋ねられ、運良くギリギリセーフだったことに気づいた。
ルールを知っている私は、すぐに三酒を選択した。 「美寿々」を探したが他のテーブルで飲まれていたので代わりに「人気一」をセレクト、「雪小町」「石見銀山」「人気一」の三酒が、今夜のTOKYO DRINKのメニューとなった。
以前来店した際 店が島根県太田市の「石見銀山」という酒をやけに推していたが、実は学生時代この店でアルバイトをしていた女の子がその島根の酒蔵の娘さんだったことを1月のNHKTV応援ドキュメント「明日はどっちだ」を見て知ったのだった。 一宮酒造 浅野理可さん。 彼女が初めて酒造りに加わって造った酒が今回の「石見銀山」(いわみぎんざん)
NHK TV 青春応援ドキュメント「明日はどっちだ」
石見銀山の酒米は、私の好きな八反系「改良八反流」 まだ修行中で本格的な酒造りを任せられたわけではないので、味わいもまだ女性の造った酒とはいえないが、広島の「富久長」や福岡の「若波」のように「言われてみれば、なるほど女性ならではの繊細さが感じられる酒だった」 そう私に感想を言わせるような女性杜氏に是非ともなってほしいものだ。
▲一宮酒造の発泡清酒 雪香
如月(きさらぎ)とは、おんなのくちのつき と書く。 如月最終日に思ったこと・・・ 日本酒を救うのは、女性だと思う。
造り手も 飲み手も これからは女性が主役 私はいい脇役になれれば嬉しい。
http://blog.with2.net/link.php?1601745
(寅)