( ぶっかけうどん 「藤義し」)
■2014/3/15(土)
呑んだ最後は、麺か甘いので締めくくるというのが、私のいつものパターン。 時にラーメン、時に蕎麦、時にうどん。 そして時に善哉、時に氷金時、時に塩大福。 私の場合、麺類と甘いのは、不思議と呑んだ腹とは別腹なので、都合が良い。
今夜の麺食い。西田辺の路地食堂街「藤義し」でぶっかけうどんを頼んだ。 うどんで、冷たいのを頼むのは今年初。それだけ今日一日の天気が長閑(のどか)で暖かだったということ。
ガラガラガラ~と扉を横に開くと「いらっしゃいませ~」と威勢のいい声。 暫くして私が帽子を被っていたので「一瞬誰だかわかりませんでしたわ」と言われた。 散髪仕立ての頭を見せたくなくて・・・
待つこと10分、やがて出てきたぶっかけは、きれいに麺が整えられて食べる前から気持ちがいい。 私の散髪したての頭みたい・・・ かけるツユも天然だしだからエグミがなくて、自然と入る。
シコシコ麺と冷たさを喉で感じながら前のお客さんを追い抜くほど結構早々に食べてしまった。 「ごちそうさま~!!」
それに応えた藤原さん 「今日のどうでしたか? 今日のは。 最近の中では一番麺の状態が良くて自信作です」と私に伝えた。 「よくわかりますよ とても美味しかった。 早々と食べたし 」
「この味でたった300円の値付け、安すぎる」と言って帰るセリフを用意していたが、 「どうでしたか?」と聞かれセリフは少しばかり変更となった。 「麺は生き物ということですね」
いつも私が食べた後で、もうちょっと違うタイミングで来て欲しかったんですけどね。とか、もうちょっとなんですけどね。とか私に必ず麺の状態を説明する藤原さん。 まるで日本酒を搾るタイミング(上槽)を測っている杜氏さんみたいで、そんな会話もここに来る楽しみだ。
今夜は、ずばり最高のタイミングで店を訪れたようだ。
他のお客さんも今日は、冷たいのを満足そうに食べていた。 実のところここのうどんは、夏にも更に真価を発揮する。 冷たいシコシコに天然つゆのぶっかけが、暑さにうだる体を癒すことを私は知っている。
消費税は上がれども どこも条件は同じ。 うどんLOVEの真価を発揮して盛況店目指し頑張ってほしい。 頑張れ! 藤原さん。
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(寅)