( 若竹屋酒造場 福岡・田主丸)
■2014/3/21(金) (雨)~晴
そのまま電車に乗って温泉宿に というタイプではない私。赤いディーゼルを降車した駅は、うきは市を前にした田主丸(たぬしまる)という田園景色の中の駅。 駅舎は、なんとカッパをモチーフにしたもの。 沿道にもカッパがたくさん並んでいた。 河童伝説の里でもあるようだ。
(JRたぬしまる駅)
(河童の石蔵が等間隔に置かれていた)
地元の方が、「雨が降ってタクシーがなかなか来んけん迎えに来てくれ」と電話していたが、その際、「なぜか知らんが、今日は駅にえらい人の多かばい」というのが、聞こえた。 おじさん、どうやら本日の蔵開きのこと知らないのか・・・な
地元ならびにまわりは、田主丸を「たのしまる」と発音しているようだ。あるいは、そう聞こえるのかもしれない。楽しんで丸 みたいなポジティブな印象を与える地名だ。
九州以外の人で「田主丸」と聞いてピンと来た人がいれば凄い。 筑後川と耳納(みのう)連山に挟まれた名水の地は九州屈指のブドウの産地は巨峰の誕生した地でもあるのだ。
(駅を降りて歩き出すと耳納連山が見える 奈良で言う金剛・葛城山と似てる)
駅から歩くこと10分と少し 春の小川は、サラサラと行っていた。
そして私にとっては、大好きな日本酒「渓」が作られる元禄時代から300年以上続く酒蔵・『若竹屋酒造場』のある地 鰻や鯉料理ののぼりが、見えるのは、筑後川の恵みなのだろう
ここ若竹屋の酒「渓」や「坐」も 関門海峡を渡らない酒のひとつと言えるだろう。 実力はあるけど俺はメジャーリーグに行かず日本のプロ野球で勝負するみたいな。 見かけること東京でごくわずか、 関西では、ほぼ皆無の幻の銘柄だ。
酒蔵から数キロ離れたところでは、焼酎蔵 こちらは全国区のごま焼酎「紅乙女」もあり、また離れたところでは、巨峰ワインのワイナリーと果物と酒好きにはたまらない銘醸地と言える。 楽しくて丸を付けたくなるような 心躍る時間が始まった。
つづく・・・
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(寅)