夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

Arriflex16SとIkegami HL-79E

2020-06-16 17:08:44 | Weblog
この夏にも実験映画を撮るのはArriflex16Sを考えています。16mmカメラは他にB&H70DRとBOLEXも持っていますがArriflexで映画を撮るのが夢です。木製三脚に載せたArriflexで「意味」を否定した全く自由な映画。ゾクゾクします。

このカメラは頑丈な作りで故障は少ないと認識していますが、なにせ古い機械なので問題もあります。
DCモーターと本体のカップリングがゴムなので劣化して弾力が落ちているんです。消耗品なので部品で入手できれば交換したいけど不可能でしょう。


モーター側はこれですからゴムの状況によってはスリップします。実際、私の手元に来てテストしたときは明らかにスリップしました。


それなりの対策はしましたが、手元にあったアルミパイプでひらめきました。
このパイプは内径がΦ14でカップリングゴムの外径とピッタリ。これを絞って内径を小さくして普段はモーターの代わりに入れておけばゴムが絞られて嵌めあいがしっくりくるだろうという甘い計算です。前にも似たことはしましたが今回はもっと気の効いた作りにしました。パイプカッターで少しづつ溝を入れて内側を出っ張らせました。ついでに薄いアルミ板でアームを出して、


こうしました。モーターのロックレバーを利用して固定しておきます。


もうひとつネタがあります。HL-79EのMPU基板に載ってるバックアップ電池の件です。
昨日、夜になってゲームボーイから取り出したタブ付きCR1616にリード線を半田付けしたんですが、今朝になったら行方不明です。散らかり放題の部屋で捜索するのはやめて改めてゲームボーイのカセットを2個買ってきてやり直し。

不恰好ですが機能が果たせればいいじゃないですか。
現状は基板からリード線を引き出してホルダーに入れたCR2032を繋いでいますが近いうちに対処予定です。
コメント
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