夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

70年前の記憶

2023-02-06 20:40:25 | Weblog

この動画を観ていたら、ふっと遠い遠い昔の原風景が蘇ってきました。
https://youtu.be/au6iwAie2xg

状況も場所も全く違いますが私の琴線に触れたんです。

 

或る秋の日。母の実家からの帰り。

夕暮れの、彼方の温泉に続く砂利道。

それは長い上り坂。

私は父が押す古ぼけた自転車の、座布団をくくりつけた荷台で居眠り。

幼い弟は後ろを歩く母の背中。

まばらな家々と木の電柱に灯る裸電球。

ボンネットバスが脇を通り過ぎて、砂埃りが舞い上がる。

山の硫黄鉱山からの索道の音が聞こえる。

あと少しでバス停の横、集落の入り口の雑貨屋。

松の木のある一里塚を右に入れば道は平ら。

山のふもと、養蚕小屋の一階の家は、もうすぐ。

 

あの日、無言で自転車を押していた父も、

後ろを歩いていた母も、もういない。

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Jr.のヘアドライヤーを修理する

2023-02-06 14:23:23 | Weblog

息子のドライヤーの調子が変で切れたり入ったりするというので修理です。

物はこれ。

国産だそうです。

思い当たるのはここ、コードの切れかかり。

分解は簡単でした。ビス3本を抜くだけ。

中身はしっかりした作りです。さすがは MADE IN JAPAN 。

前に修理した中国製はひどい作りでした。

コードの怪しい部分をカット。

被覆を剥いてみたら案の定。芯線が何本か切れているし焼けています。危ない!

基板の電源コード接続は棒型圧着端子で圧着して半田付けしてありました。

道具箱を探したら圧着端子が出てきましたがこれじゃあ線が入りません。

ホームセンターへ飛んで買ってきました。2スケア用です。

しっかり圧着して

基板側の半田付けを暖めて圧着端子を抜いて穴をきれいにしましょう。

基板の穴は圧着端子がピッタリ入るサイズでした。最小限に切って半田付け。

完了。じゃないぞ、引っ掛けのフックを入れ忘れてた。

今度は正しく組み立てました。試運転しましたが全機能共正常です。

このドライヤーは中古ですが、前の持ち主は几帳面な人でコードを本体に巻き付けていたんだろうと思います。

それ、絶対やっちゃいけません。最悪ショートしてコードが燃え上がる事態になります。

追伸:私のブログで「電気掃除機を修理する」ってのがありますがあれはあきらめました。

純正のカーボンブラシが手に入りそうもなかったので処分しちゃいました。

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