HL-83 を整備したとき、レンズは Canon J15x9B3 KRS を使いましたがグリップ部が破損していました。
接着剤で応急修理しておきましたが他に余っている FUJINON レンズがあります。
業務用だと思いますが放送用かも。
ところがこれ、覗くと内部のレンズ周囲が曇っていました。これを整備しようと考えて挑戦です。
外観が新品みたいにきれいなので生かしてやりましょう。
曇っているのは前玉側みたいですが裏面なので分解する必要があります。
レンズ分解には通称カニ目が必要ですがそんなのは持ってないので作るしかありません。
端材のアルミアングルで製作。いい加減な道具で無理をするとリングナットの溝やレンズを痛めます。
前玉はリングナットで固定されていましたが嫌気性接着剤で固めてあります。
これがあったので夕べのうちに接着部に浸み込ませて放置。
リングナットは自作工具で緩みました。溝もレンズも全く傷めませんでした。
分解順に並べました。レンズを持ち上げる吸盤はダイソーで買った物です。
前玉側はレンズが3枚構成。
レンズ本体は念のため調湿剤を入れておきました。
これでホコリが入る心配は無用。
レンズクリーナーやその他を動員してレンズをクリーニング。吸盤は一回り大きいのがありました。
周囲が曇っていたのは一番奥のレンズでした。現状を写真撮影するのを忘れた!
素人なりにきれいになりました。
鏡筒内部を乾燥させたいので組み立ては明日にします。