夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

今日は別件で時間が中途半端だけど

2022-11-03 19:49:15 | Weblog

この夏、母が99歳で旅立ちましたが実家はそのままなので有効利用するため片付けたりどう使うか考えたり。

須坂市街地の外れに位置して表に普通車と軽自動車が停められるので活用できればいいんですが。

それはともかく合間にカメラ調整の段取りです。

工房の中はちらかり放題ですが当面作業台の使い勝手を良くしようとあれこれ。

これが作業台です。

今日は右脇にテーブルタップを取り付けました。

これで作業性が良くなりました。

通常使う頻度の高い作業工具はこうして収納してありますがすぐに取り出せるので便利です。

作業台は古い学校用の机を改造したもので、収納部があります。

ここには使用頻度は低いけど無くてはならない工具類を入れてあります。

Ikegami 純正の AC アダプタも下に収めていつでも使えます。

自作のチャート一式が出てきました。

インメガチャートはさすがに自作品ではお粗末ですが他は使えます。

岩通のシンクロスコープは持っていますが別のを探しています。

デジタルテスターはずいぶん昔買った、静電容量も測定できるのがあったんですが壊れたのでなんとかしないと。

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¥550の8ミリカメラ

2022-11-02 09:01:16 | Weblog

またもハードオフで見つけました。使う当てはないけど衝動買い。

¥550の古い古い8ミリカメラ Canon MOTOR ZOOM 8 EEE です。

昭和37年発売。

60年代らしい金属ボディで質感は最高。手のこんだ細かい縮緬塗装。

手に持つとズッシリした手応えです。

スプリング駆動から電動になった Canon 初のカメラだそうです。

操作部はシンプルですがフェード、巻き戻し、コマ撮りなど必要な機能は揃っています。

フィルム室を開くと巻き取りリールが上にあるということは最後に使った人はちゃんと往復撮影した証拠。

電池は単3が4本のみで水銀電池は不要。

電池を入れてシャッターを押し下げたら全く問題なく動きました! 60年前のカメラが!

コマ数切り替えも利きます。

パワーズームも大丈夫。

このカメラが登場した昭和37年、1962年は私が中学2年。

70年代もいいけど60年代は発展途上で実に活気にあふれた時代でした。

60年代後半は「黄金の60年代」と後に呼ばれましたが青春前期を過ごした身にはわかります。

これは先日修理した FUJIFILM FinePix S2Pro と比べると作りは雲泥の差です。

S2Pro は中々優れもので NIKON のフィルムカメラがベースという代物ですが、ほとんどがプラスチック。

これからの時代は60年代に戻して最初からやり直した方がいいんじゃないかと爺は思うのです。

アナログ時代よ再び!

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Ikegami HL-79E の調整で必要な物は

2022-11-01 11:45:34 | Weblog

工房にある古い放送用カメラ Ikegami HL-79E 2台のうち、#7。

これは入手してからまだ本気で調整してありません。絵はそこそこ出ますが甘い感じです。

冬の間に素人なりに調整しようと準備中です。

正規の INSTRUCTION MANUAL はあります。

巻末に付録が入っています。

赤いのは未使用のフィルターでこれを使う調整項目があります。

チャートは両面印刷で、レジチャートと

トラッキングチャートです。

これは貴重品なのでスキャンして複製してあります。

「回路説明と調整方法」のタグ以下に詳しい解説が。

このチャートに従って進めればいいんですが、多岐に渡ります。

冷静に調整のために必要な物を調べてみます。

波形モニター/ベクトルスコープはあります。

定番の LEADER 5960V と 5850V

問題はシンクロスコープです。(岩通はオシロスコープじゃなくシンクロスコープと表現)

前回 #3 を調整した際はこれでなんとか進めましたがどこかの項目でこれじゃ対応できない箇所がありました。

それで別のを入手したんですが壊れてしまいました。

これはもう少しいいのを探しているところです。

他に各種チャートも足りません。

グレースケールチャート、ウインドウチャート、インメガチャート(変調度パターン)、等。

このうちウインドウチャートは自作しました。

変調度パターンは理屈は単純ですから自作可能と思います。ってか、前に作った覚えがあります。

さすがにグレースケールは自作という訳にはいきません。自作しようとしましたが無理。

新品を村上色彩研究所から手に入れることは可能ですが年金暮らしには高価で手が出せません。 

知恵の出し所ですねえ。今後の課題です。

基板の回路調整には延長基板が必要ですがこれは前にも紹介した通り自作してあります。

リード線はもちろんエナメル線です。

何台もバラしたジャンクの 79E からコネクタを拝借して作りました。傑作!

これが無いと調整は不可能です。前回は活躍しましたよ。

マザーボードから基板を抜く冶具も作ってあります。

これで基板にストレスを掛けることなく抜くことができます。

段々本気になってきました。実用可能な名機 79E が2台になれば大したものでしょ。

何でこんなことを考えたかというと、昨日、正確には一昨日ですが不調のデジイチ FinePix S2Pro の修理に成功したからです。

失敗したら不燃ごみになるかもしれなかったのが見事に復活して自信がつきました。

足りない物が揃ったら HL-79E 2台目復活に挑戦します。

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