ファーストディに映画を見てきたよ。
海辺だし、
例の炎上した工場の間近の映画館で。
結構混雑していてホッとしました。
映画の感想は、
昨日のわたしの妄想にリンクしまくりで
シンクロシンクロと心の中で歌っていました。
悪い女に18年も塔に閉じ込められていた主人公。
悪い女は主人公のお姫様を誘拐し、自分が母親と信じ込ませ、
さらに悪者が来るから
塔から出てはいけない
と固く固く言い付ける。
お姫様は
そんな底意地の悪い女に育てられたのに、
素直にまっすぐ育つ。
ユーモアを忘れず、
いつも笑顔で、歌と画が好き。
以前のあたしなら
あんな根性悪に育てられて、
性格が曲がらないはずないじゃん。
と思ったと思う。
しかし、今ならけっこう信じることができる自分がいる。
子どもの持って生まれたものは
果てしない小宇宙のようだ。
その力が強固過ぎて
私のような小者がなんとかできる気がしない。
そしてあの女のように
いくら素直でまっすぐとはいえ
子どもをけっして自分の思い通りにしようと思ってはいけない。
そんなことを少しでも考えると
痛い目合うわよ。
それを自分への教訓として心に刻みました。
て、どんだけ悪役に自分を投影するんだか。
「あの意地悪なお母さん役、ママやりたいな」
とつぶやいたら、
「なんでっ!」
と怒ったような悲しげな質問をしてきた娘でした。
映画館では
しくしくずっと泣いてました。
「ママは、本物のお母さんだからね。ちゃんと、ここから生まれたよ」
と、断言しておきました。
そんな理由で泣いてはいないと思いますが、一応。