お友達に借していただいた。
『ダヴィンチ』の「よしながふみ特集」で
この作品が特に読みたかったので、
嬉しかった。
よんだ。
すごい。
地肌を逆なでされたようなゾワリとする読み物だった。
人間のうちのうちの汚いところまで丁寧に描いていながら
別にそんなのはね、ふつうのことです
それがどうかしましたか
と、あっさり言ってのけられたかのような
小ざっぱり感があります。
どろりとした欲までも人間の一部として、風通し良くそこにある。
この表現力。
タダものではない。
読み終わって、ふええと放心して、
巻末を見たら、
2003年初版発行 2013年第20刷発行
とあった。
じわりじわりとずっと再版かかっているんですね。
…うん、印刷業界のことは全然わかんないけど、
なんとなくそんな気がしただけですの。
手元に置いておきたいもの。
買おう。