ふと気がついたのですが、子どもと手をつながなくなった!
十四歳ですから、当たり前かもしれないけれど、
すっごい不思議です。
成長した、ということは、一個の個体として手放すことなのだろうか、と考えていました。
ちょっと前までどこに向かうにも、私と子供は手をつないでいました。
いなくならないように、歩幅を合わせて。
その前はずっと抱っこしていた。
彼女を移動させるために。
抱っこの前は、体内に入っていた。
今でも一体化していたときの名残か、
必ず目の片隅で存在を確認しないと、って気持ちになります。
今日、お買い物に行ってもらって、
「大丈夫?ちゃんといける?買える?」
と心配しすぎて、鼻で笑われました。
でも不安は当たり前です。かつて自分の一部だったのだから。
勝手にどこかに行ってしまうなんて、ありえないでしょう。
二歳か三歳かの小さい子がおかあさんとおとうさんと手を引かれているだけで、
じんわりしてしまいます。
本当に生命とは不思議です。