10月5日 市民柔道大会 (私の試合)
開始線に移動するまでに、役員席からK谷先生が、
「T岡さん、行ける行ける」
と声を掛けて下さる。
先生、そうであってほしいのですが・・・(笑)。
開始線で礼をして、「始め!」
お互いにすぐに近づかずに、ちょっと様子見。近づいて釣り手を伸ばす。意外とすんなり奥襟を取れた。と思ったら相手も襟を取ってきた。
これで五分と五分だあ、と思ってたら、相手の引手が強烈に引き付けてきた。
いかん!前屈みになってしまう。相手の肘近くの袖を持って引き落とそうとするも、釣り手は関係無く引き付けてくる。
うわああ、なんちゅうパワーだー!
必死で堪えるが頭が下がってきた。相手がぶち当たってきたと思った瞬間、倒された。
「技有!」
やられたー!そのまま寝技になるかと思ったら、相手も寝技は仕掛けてこなかったので、そのままで「待て」
仕切り直しで再度組手。ってここでも素直に釣り手を取れた。でしかも相手の釣り手が襟ではなく紋の所しか掴んでない。しめたー、とばかりに強引に大外を掛けようとしたら、返された。どどっともつれて倒れる。
「技有!」
合せて一本である。完敗である。
写真はうちの子供が遠くから撮った写真です。写りは悪いのですが完敗した瞬間。完全なパワー負け・基礎体力負けです。
引き付けられた時に、無理して突っ張って、肘ミシっとした感じが・・・あー!肘をやっちゃったー。時間が経つにつれて痛くなってきました。
礼をして外に出ると、一色教室のS山先生が、
「T岡さんよりパワーがあるんですねえ、次にあの人と僕が当たるんですよ」
先生、わたし完敗です(泣)。同年代で同じ白帯で力負けしたの初めてです。基礎体力が凄い人でした。
ちょっとの間へたり込んで試合見物。隣の試合場では師匠のI瀬先生と、T原さんがそれぞれ闘っておりました。
で第一試合場では、私が完敗したN藤さんと、S山先生に試合が開始された。
この試合が物凄い試合になりました。
S山先生とN藤さんはゆっくりと組む。お互い様子見で、場内を動くが、N藤さんが引き付けて踏み込む。S山先生が崩れ落ちる。
「おお!」と一般の部に参加する先生達がどよめく。凄いパワーだ。
S山先生はそのまま下から引込みに入る。どこをどう取ったのかがわからんが、いつの間にやら腕を取ってねじって行く・・・N藤さんが耐えて最後まで決まらない。
「待て!」
見物の先生方は溜息、私も溜息。
すいません、ここからは高度な寝技になるので、私理解できません。思い出しながら書くのですが、間違ってたら教えてください。
S山先生は立ち技から寝技にシフトして、相手を崩すなり下から引込んで行きます。何をどうやってるのか見当もつかないのですが(笑)、いつの間にやら手首を取って肘を伸ばしてるんですよ。私からしたらマジックです。
「おお!取った!」
何度かそういう場面があったのですが、決まってるように見えても、その度に外したり堪えて「待て」になっております。もちろんその度にどよめき有り。
結局は時間切れで判定になり、始終責めていたS山先生が勝利。でも凄い試合でした。
S山先生のくるくると変化する寝技も凄かったのですが、その度に耐えて時間まで引っ張ったN藤さんも凄かったです。この人は本当に白帯か?S山先生は確か五段で形のアジアチャンピオンなんだが・・・ったく凄い人が居るもんだ。
帰って来られたS山先生は、
「疲れたー!」
と仰って、畳の上に崩れました。
近くにいてS山先生を応援してた一色教室の生徒に、
「ほれ、お前さん方、先生の手足を揉め」
と言って一緒に揉んでました(笑)。
何とヘトヘトのS山先生は、その後も半分の年齢の若い先生相手にほぼフルタイムで戦い抜いて勝ち(凄い)、その後3分休憩後に準決勝戦。人間の体力ではありません。
その他にも数多くの熱戦があったのですが、S山先生の激闘が一番印象強かったです。
高校生の試合が続いてる間、先ほど相手をしていただいたN藤さんに挨拶。
「いや完敗です。最初から組負けしてましたー」
という事で色々お話しをお聞きしたのですが、一度平坂の教室にも御嬢さんと出稽古に来られた際に、うちの子供の乱取も相手して下さったそうです。そういえば確か一般の部に来られていた人が・・・すいません、私老化が始まって覚えてません(笑)。
安城桜井の杉山道場に御嬢さんと通われてるそうです。安城桜井の杉山道場と言えば、うちの会社の近所です。
「うちにも出稽古に来て下さいよ(笑)」
その他お話しを聞いてたのですが、なんと格闘技は柔道が初めてだそうです。びっくり!私は何か格闘技の経験者だと思ってました。
他にも碧南柔道会に通われている女性の方に、
「ブログの方ですねー」
と挨拶をされてしまいました。
「子供さんに、『お父さんはどの人?』と聞いてきたんですよー」
いやー、気恥かしいです(笑)。
その方とも短い間でしたが沢山のお話をさせていただきました。でも女性で途中から柔道を始めるなんて凄い事ですよね。男性でもあまりいないのに、凄く勇気のいる事だと思います。
もう本当に、今日お会いしたN藤さんと碧南女性様には、ただただ頭が下がります。
私お二人に比べて精進が足りませぬ。
一般の部が終了して、子供の所に戻ると、
「お父さん、今回は1分ちょっともってたよー。秒殺でなくて良かったねえ」
あのなあ。褒めてんのか貶してんのか(笑)・・・内容は親子揃って完敗だー!
閉会式が終わりかた付けも終わる頃に、I瀬先生が今日に試合のポイントを教えて下さいまし。
「T岡さん、相手が自分より強い力の場合って、あまり経験した事がないと思うんですけど」
はい、あまりありません。
「その時はいつものように奥衿を持つのではなく、相手の肩甲骨のこの辺りを持って手首を返して突っぱねると、相手は引き付けを出来にくくなるんですよ」
といって実演して下さった。ああ、なるほど。
「T岡さん、僕も負けてしまったので、来年一緒にリベンジしましょう!」
そうなのだ、こういう風に応援して下さる人がいる限り、凹んではいかんのだ。
「先生、火曜日も練習お願いします!」
なんてカッコよく終わろうと思ったが、夜に「肘が痛くて痛くて・・・」って事を嫁さんに言ったら、
「あんた!今日に試合、力負けしてたよ。筋トレしなさい、筋トレ!」
うちの嫁は厳しい。
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開始線に移動するまでに、役員席からK谷先生が、
「T岡さん、行ける行ける」
と声を掛けて下さる。
先生、そうであってほしいのですが・・・(笑)。
開始線で礼をして、「始め!」
お互いにすぐに近づかずに、ちょっと様子見。近づいて釣り手を伸ばす。意外とすんなり奥襟を取れた。と思ったら相手も襟を取ってきた。
これで五分と五分だあ、と思ってたら、相手の引手が強烈に引き付けてきた。
いかん!前屈みになってしまう。相手の肘近くの袖を持って引き落とそうとするも、釣り手は関係無く引き付けてくる。
うわああ、なんちゅうパワーだー!
必死で堪えるが頭が下がってきた。相手がぶち当たってきたと思った瞬間、倒された。
「技有!」
やられたー!そのまま寝技になるかと思ったら、相手も寝技は仕掛けてこなかったので、そのままで「待て」
仕切り直しで再度組手。ってここでも素直に釣り手を取れた。でしかも相手の釣り手が襟ではなく紋の所しか掴んでない。しめたー、とばかりに強引に大外を掛けようとしたら、返された。どどっともつれて倒れる。
「技有!」
合せて一本である。完敗である。
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引き付けられた時に、無理して突っ張って、肘ミシっとした感じが・・・あー!肘をやっちゃったー。時間が経つにつれて痛くなってきました。
礼をして外に出ると、一色教室のS山先生が、
「T岡さんよりパワーがあるんですねえ、次にあの人と僕が当たるんですよ」
先生、わたし完敗です(泣)。同年代で同じ白帯で力負けしたの初めてです。基礎体力が凄い人でした。
ちょっとの間へたり込んで試合見物。隣の試合場では師匠のI瀬先生と、T原さんがそれぞれ闘っておりました。
で第一試合場では、私が完敗したN藤さんと、S山先生に試合が開始された。
この試合が物凄い試合になりました。
S山先生とN藤さんはゆっくりと組む。お互い様子見で、場内を動くが、N藤さんが引き付けて踏み込む。S山先生が崩れ落ちる。
「おお!」と一般の部に参加する先生達がどよめく。凄いパワーだ。
S山先生はそのまま下から引込みに入る。どこをどう取ったのかがわからんが、いつの間にやら腕を取ってねじって行く・・・N藤さんが耐えて最後まで決まらない。
「待て!」
見物の先生方は溜息、私も溜息。
すいません、ここからは高度な寝技になるので、私理解できません。思い出しながら書くのですが、間違ってたら教えてください。
S山先生は立ち技から寝技にシフトして、相手を崩すなり下から引込んで行きます。何をどうやってるのか見当もつかないのですが(笑)、いつの間にやら手首を取って肘を伸ばしてるんですよ。私からしたらマジックです。
「おお!取った!」
何度かそういう場面があったのですが、決まってるように見えても、その度に外したり堪えて「待て」になっております。もちろんその度にどよめき有り。
結局は時間切れで判定になり、始終責めていたS山先生が勝利。でも凄い試合でした。
S山先生のくるくると変化する寝技も凄かったのですが、その度に耐えて時間まで引っ張ったN藤さんも凄かったです。この人は本当に白帯か?S山先生は確か五段で形のアジアチャンピオンなんだが・・・ったく凄い人が居るもんだ。
帰って来られたS山先生は、
「疲れたー!」
と仰って、畳の上に崩れました。
近くにいてS山先生を応援してた一色教室の生徒に、
「ほれ、お前さん方、先生の手足を揉め」
と言って一緒に揉んでました(笑)。
何とヘトヘトのS山先生は、その後も半分の年齢の若い先生相手にほぼフルタイムで戦い抜いて勝ち(凄い)、その後3分休憩後に準決勝戦。人間の体力ではありません。
その他にも数多くの熱戦があったのですが、S山先生の激闘が一番印象強かったです。
高校生の試合が続いてる間、先ほど相手をしていただいたN藤さんに挨拶。
「いや完敗です。最初から組負けしてましたー」
という事で色々お話しをお聞きしたのですが、一度平坂の教室にも御嬢さんと出稽古に来られた際に、うちの子供の乱取も相手して下さったそうです。そういえば確か一般の部に来られていた人が・・・すいません、私老化が始まって覚えてません(笑)。
安城桜井の杉山道場に御嬢さんと通われてるそうです。安城桜井の杉山道場と言えば、うちの会社の近所です。
「うちにも出稽古に来て下さいよ(笑)」
その他お話しを聞いてたのですが、なんと格闘技は柔道が初めてだそうです。びっくり!私は何か格闘技の経験者だと思ってました。
他にも碧南柔道会に通われている女性の方に、
「ブログの方ですねー」
と挨拶をされてしまいました。
「子供さんに、『お父さんはどの人?』と聞いてきたんですよー」
いやー、気恥かしいです(笑)。
その方とも短い間でしたが沢山のお話をさせていただきました。でも女性で途中から柔道を始めるなんて凄い事ですよね。男性でもあまりいないのに、凄く勇気のいる事だと思います。
もう本当に、今日お会いしたN藤さんと碧南女性様には、ただただ頭が下がります。
私お二人に比べて精進が足りませぬ。
一般の部が終了して、子供の所に戻ると、
「お父さん、今回は1分ちょっともってたよー。秒殺でなくて良かったねえ」
あのなあ。褒めてんのか貶してんのか(笑)・・・内容は親子揃って完敗だー!
閉会式が終わりかた付けも終わる頃に、I瀬先生が今日に試合のポイントを教えて下さいまし。
「T岡さん、相手が自分より強い力の場合って、あまり経験した事がないと思うんですけど」
はい、あまりありません。
「その時はいつものように奥衿を持つのではなく、相手の肩甲骨のこの辺りを持って手首を返して突っぱねると、相手は引き付けを出来にくくなるんですよ」
といって実演して下さった。ああ、なるほど。
「T岡さん、僕も負けてしまったので、来年一緒にリベンジしましょう!」
そうなのだ、こういう風に応援して下さる人がいる限り、凹んではいかんのだ。
「先生、火曜日も練習お願いします!」
なんてカッコよく終わろうと思ったが、夜に「肘が痛くて痛くて・・・」って事を嫁さんに言ったら、
「あんた!今日に試合、力負けしてたよ。筋トレしなさい、筋トレ!」
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