「志」の英語教育

英語教育実践について日々の雑感を語ります。

Mind-blowing 木村達哉先生の英語教師塾 in 神戸(その4)

2008-09-06 10:03:34 | 研修
今回は自分のデモ授業について。

前のエントリーでも書いたように多くの方々が講義型の授業をされるだろうと思っていたこともありワークショップ形式にした。というよりは、自分の授業は基本的に活動型なので普段通りと言えるかもしれない。

実際の授業ではコラムナー形式で文の前からの全文訳を宿題に課し、それを授業中に自己添削させるという活動が結構大きいのだが、今回これを実演するのは無理なので止め。それ以外の比較的イメージがわきやすいと思われる活動を3つ見ていただいた。

1つ目は、いつも授業で最初に行う、パラグラフごとのリスニング+黙読 → 書き込み式ワークシートをつかったようやくの完成。
2つ目は、重要表現を含むチャンクの連続音読によるインテイク活動。
3つ目は、最近のテーマである「書かれてないことを考えながら読む」こと。

前半の二つは、よくあるパターンの焼き直しなのでそれぞれ5分ずつ、3つ目は一応今回のメインなので10分の時間をとった。

授業後の批評では・・・。
・ハンドアウトの管理はどうしているか。生徒が紛失することはないか。
・授業中の解説はどうなのか。
・授業の流れ、全体像がつかみにくい。レジュメ等で普段の授業の様子が分かるように工夫すべき。
といったお言葉をいただいた。

また、B社のSさんからは、質問の答えになる情報が本文の中に入ってないではないかという、今回のデモ授業の趣旨を正面からついたご指摘が。この言葉のおかげで、想像的読解力の養成についての自分の考えを少しでも説明することができた。

残念ながら、時間的な制限もあり、参加された方々に自分の拙い言葉がどのように響いたかは不明。でも、今のところはとりあえずそれでよいと思っている。むしろ、この話を、このタイミングで、しかるべき方々の前でし、その事実をここに書き留めていることが、後になって意味を持ってくるはずだと信じている。