「志」の英語教育

英語教育実践について日々の雑感を語ります。

Whatever happened, I didn't do it.

2010-06-26 14:09:35 | 文法
定期考査を直前に控えた授業。文法の説明文も試験範囲になるということで、最近お得意のグループワーク。音読した後に和訳し、誤りがあれば周りのメンバーがつっこむというもの。素早くターゲットの文に目を通すのが活動の趣旨なので、協議はなし。分からなければ全体に戻したときに解説を求めればよろしい。もちろん、この程度では「学びの手法」云々というものではない。

面白かったのは、Leaves are to the plant what lungs are to the animal. の構造はどうなっているかという質問があったこと。A is to B what C is to D. のように順番がきれいな形なので「AのBに対する関係はCのDに対する関係に等しい」と公式的に覚えるのも楽だが、知りたいのならそれもよし。

Leaves / are / what lungs are to the animal / to the plant. と書いておき、to the plantに下線を引いてそこから矢印を前のareの後ろへ。口頭で和訳。「葉っぱは、である、動物にとっての肺であるもの、植物にとっては」つまり、「植物にとって葉っぱは動物の肺に相当する」「倒置」をヒントにこの構造を生徒自身に発見させれば、「ことばへの気づき」とすることができたが時間不足で断念。

関係詞what 関連はwhateverも含めて面白いものがたくさんある。標題はディズニー映画ポカホンタスに出ていたいたずらキャラの「ミコー」のTシャツにプリントされていたもの。10年以上前、初めて渡米したときにロスのディズニーランドで目にしたのだ。

Whatever happens happens. はずっと前にヤクルトで活躍した(たしか)ブロスというピッチャーがインタビューで言っていた。「なるようになる」といったところか。野球関係では、Whatever happened last year happened last year. などというのも印象に残っている。高校生のころ好きだったカシオペアの曲にも、What can't speak can't lie. というタイトルがあった。

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