ゴールデンウィークどこにも行かず本を読んでたんで、2日に1冊ペースになっちゃいました
面白い本にもいっぱい出会えたと思います。
2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:3908ページ
ナイス数:508ナイス
まく子 (福音館の単行本)の感想
「円卓」みたいな小学生の成長ストーリーかと思ってたら、え~!宇宙人?西さんがSF? でも間違いなく成長ストーリー。 でも、ある意味、宇宙スケール。 最後の方の子供たちが夜に集まるシーンでは、読んでて涙があふれてきた。 なんでかわからん、でも涙が湧いてくる。 不思議やけど、ええ小説やったです。
読了日:5月1日 著者:西加奈子
娘に語るお父さんの歴史 (新潮文庫)の感想
僕は主人公(≒著者)のちょっとだけ年上、でも家族構成がほぼ一緒(夫婦+娘2人)なので、昔を思い出したり、懐かしんだり、憤ったり。 確かに僕の年代あたりは、近所のガキ大将はほぼ絶滅状態で、学校のクラス中心の子供時代やったよなぁ。 大阪万博はじめ、科学や未来に希望を持ってたなぁ。 でも、どの時代が幸せで、どの時代が不幸なんてないのかも。 主人公が娘に言ったように「幸せの中身は自分で決めろ」なのかもしれない。 そんなセリフはよう言わんけど。
読了日:5月1日 著者:重松清
僕らのごはんは明日で待ってる (幻冬舎文庫)の感想
相変わらず悪い奴は出てこないので安心して読めました。 高校~大学、そして社会人と「僕ら」はどうなっていくのか。 こんな恋愛はしたことないけど、なんとなく懐かしい感じ。 そして、読み終えたら、無性に熱々のご飯にふりかけをかけて食べたくなりました。
読了日:5月3日 著者:瀬尾まいこ
まともな家の子供はいない (ちくま文庫)の感想
セキコが主人公の表題作と、その同級生いつみが主人公の「サバイブ」の2編。 主人公が中学3年の女子ということもあり、なかなか入り込めず。 しかも「まともな家」じゃない、どうしようもない親たち・・・耳が痛い (*_*) でも、子供の本音って、こんなんだろうなぁ。 しかも昔みたいな親の威厳というのもないし(-_-;) 親の立場で読むのがしんどかったです。
読了日:5月4日 著者:津村記久子
茶坊主漫遊記 (集英社文庫)の感想
田中啓文さんは「UMAハンター」「こなもん屋」の馬子さん以外は初読み。 解説読んだけど、いろんなところで駄洒落を使う人みたいですね。 徳川家光の時代、なぜか生きてる石田光成だの猿飛佐助の息子に柳生十兵衛に、宮本武蔵も・・・登場人物はすごいけど、話は無茶苦茶でもなく、水戸黄門漫遊記みたいな感じ・・・でも由美かおるは無し(笑) 駄洒落だのパロディーだのだけじゃない面白さがあるんですね。 SF作家でもあるみたいだし、そういうのも読んでみたい・・・で読みたい本に追加した「銀河帝国の弘法も筆の誤り」はどうなんだろ?
読了日:5月5日 著者:田中啓文
長い終わりが始まる (講談社文庫)の感想
大学のマンドリンサークルの4年生のちょっと協調性に欠けた女性が主人公。 僕も協調性がいまひとつないのでなんとなく主人公の考え方がわかるような気がする・・・主人公に協調してる(^^;) それにしてもサークル内のつきあいが息苦しい。 僕にとっては学生時代のサークルや寮って、今はいい思い出やけど、下手すると息苦しさだけが残るってこともあるんかなぁ。
読了日:5月7日 著者:山崎ナオコーラ
十月の旅人 (ハヤカワ文庫SF)の感想
ブラッドベリの初期の10編。 何編かは他の本で既読。 ただ、なんか、最後が救われない話が多くて、読み終わってから、かなり疲れが出ました。
読了日:5月8日 著者:レイ・ブラッドベリ
数学の考え方 (講談社学術文庫)の感想
理系頭をたまには刺激しようと思って借りてみました。1964年に新書で刊行されたものの文庫化…知らなかった(-_-;) でも解説で茂木健一郎氏も書いているように全然古くない。 読んでみて、学生時代から苦手な幾何(図形)はやっぱりついていけない…想像力か空間認識が欠除してるんでしょうかね(^_^;) 集合は論理演算とほぼ一緒なんで何とかついていけます(^^) たまにはこういうのも読んだほうがいいかも。
読了日:5月12日 著者:矢野健太郎
ダース・ヴェイダーと仲間たちの感想
この絵本をベースにスピンオフ(?)とか映像作品も作ってくれないかなぁ。
読了日:5月12日 著者:ジェフリー・ブラウン
月の砂漠をさばさばと (新潮文庫)の感想
この題名は何なんだ?と思ってたけど、それが解明できました。 全編にわたってホッコリ、ニヤニヤ。 すごく気持ちのいい読書ができました。 ただ、自分が男のせいもあるけど、どの話にも出てこないこの家庭の男性のことだけが気になる・・・
読了日:5月14日 著者:北村薫
沈黙博物館 (ちくま文庫)の感想
小川さんらしい静かで乾いた怖さというのかな。題名にもある博物館というのも小川さん得意の(?)設定でしょうか。 死んだ人の形見を展示する博物館を作るために雇われた技師が、形見の収集までさせられ、やがてこの不思議な世界から抜け出せなくなる。 途中に時々出てくる兄への手紙が徐々に不安を増大させる。 サクサク読めるんじゃないけど、先が気になり読み続けてしまいました。
読了日:5月20日 著者:小川洋子
駅にいた蛸 (双葉文庫)の感想
6編の短編集。 どの話の主人公もたぶん僕と同じくらいの年齢設定でしょうか…もしかして作者もそれくらいの時だったのか? この設定のせいか、あまり明るい未来が開けるようなオチではなく、読んだ後疲れてしまった。 既読だった最後の「真昼の断層」が一番面白かったかな。
読了日:5月22日 著者:眉村卓
さくら色 オカンの嫁入り (宝島社文庫)の感想
アンソロジーで読んで、関西弁なのと読みやすかったので咲乃月音さんの本を図書館で借りてみた(既に書庫に入ってた^^;)。 主人公の月子のオカンの陽子がある日、男を拾ってきて(捨て男)結婚すると言いだすところから話が始まる。 有川浩さんの「植物図鑑」のお笑い版みたいなもんか?と軽い気持ちで読み始める。 たぶん笑いあり涙ありの新喜劇みたいな乗りやろ~、と思ってたんですが、後半は、涙ありどころじゃないほど涙出ました。 重い話もあって、そして結婚へ・・・でも簡単には行かん。 読みやすかったし、波乱万丈。 続編も借り
読了日:5月22日 著者:咲乃月音
ゆうやけ色 オカンの嫁入り・その後 (宝島社文庫)の感想
「さくら色 オカンの嫁入り」の続編。 主人公 月子のオカンの亭主となった捨て男。 その捨て男を捨てた張本人、捨て男のオカンが突如として現れる。 どうしようもない身勝手な女と思ってたけど、生き方が下手なんですね。 ほんまはええオカンなんやけどね。 そして主人公の恋の行方はどうなるのか。 最後の番外編「おかえり」は、この家の犬のハチの目線で書かれたお話・・・犬の目線ということで油断してて、電車で不覚にも涙落ちそうになった (;_;) 「さくら色~」と「ゆうやけ色~」、予想以上にええ話でした。
読了日:5月24日 著者:咲乃月音
銀河帝国の弘法も筆の誤り (ハヤカワ文庫JA)の感想
本の題名を知って無性に読みたくなりました(笑) 「脳光速」「銀河帝国の弘法も筆の誤り」「火星のナンシー・ゴードン」「嘔吐した宇宙飛行士」「銀河を駆ける呪詛 あるいは味噌汁とカレーライスについて」の5編。 駄洒落満載のSF。 常に頬が緩んで読んでいたと思う。 ただ「嘔吐した~」は飲食しながら読んでいたから料理の味が(-_-;)
読了日:5月28日 著者:田中啓文
ジャズをかける店がどうも信用できないのだが……。 (徳間文庫)の感想
何も考えず題名にひかれて借りてみた。最初の「不確かな性差」は僕が男のせいもあるが、ちょっと読みにくかった。 でも、その後は同い年の作者に共感することも多く読みやすかった。 単行本よりも文庫本を先に、という意見や、日本の映画賞が1本に集中し過ぎでは、という疑問には大きく同意! 最後に書かれてた表紙のエピソードは、笑えるけど、作者には一生忘れられない恥ずかしさかもしれませんね。
読了日:5月29日 著者:姫野カオルコ
読書メーター
面白い本にもいっぱい出会えたと思います。
2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:3908ページ
ナイス数:508ナイス
まく子 (福音館の単行本)の感想
「円卓」みたいな小学生の成長ストーリーかと思ってたら、え~!宇宙人?西さんがSF? でも間違いなく成長ストーリー。 でも、ある意味、宇宙スケール。 最後の方の子供たちが夜に集まるシーンでは、読んでて涙があふれてきた。 なんでかわからん、でも涙が湧いてくる。 不思議やけど、ええ小説やったです。
読了日:5月1日 著者:西加奈子
娘に語るお父さんの歴史 (新潮文庫)の感想
僕は主人公(≒著者)のちょっとだけ年上、でも家族構成がほぼ一緒(夫婦+娘2人)なので、昔を思い出したり、懐かしんだり、憤ったり。 確かに僕の年代あたりは、近所のガキ大将はほぼ絶滅状態で、学校のクラス中心の子供時代やったよなぁ。 大阪万博はじめ、科学や未来に希望を持ってたなぁ。 でも、どの時代が幸せで、どの時代が不幸なんてないのかも。 主人公が娘に言ったように「幸せの中身は自分で決めろ」なのかもしれない。 そんなセリフはよう言わんけど。
読了日:5月1日 著者:重松清
僕らのごはんは明日で待ってる (幻冬舎文庫)の感想
相変わらず悪い奴は出てこないので安心して読めました。 高校~大学、そして社会人と「僕ら」はどうなっていくのか。 こんな恋愛はしたことないけど、なんとなく懐かしい感じ。 そして、読み終えたら、無性に熱々のご飯にふりかけをかけて食べたくなりました。
読了日:5月3日 著者:瀬尾まいこ
まともな家の子供はいない (ちくま文庫)の感想
セキコが主人公の表題作と、その同級生いつみが主人公の「サバイブ」の2編。 主人公が中学3年の女子ということもあり、なかなか入り込めず。 しかも「まともな家」じゃない、どうしようもない親たち・・・耳が痛い (*_*) でも、子供の本音って、こんなんだろうなぁ。 しかも昔みたいな親の威厳というのもないし(-_-;) 親の立場で読むのがしんどかったです。
読了日:5月4日 著者:津村記久子
茶坊主漫遊記 (集英社文庫)の感想
田中啓文さんは「UMAハンター」「こなもん屋」の馬子さん以外は初読み。 解説読んだけど、いろんなところで駄洒落を使う人みたいですね。 徳川家光の時代、なぜか生きてる石田光成だの猿飛佐助の息子に柳生十兵衛に、宮本武蔵も・・・登場人物はすごいけど、話は無茶苦茶でもなく、水戸黄門漫遊記みたいな感じ・・・でも由美かおるは無し(笑) 駄洒落だのパロディーだのだけじゃない面白さがあるんですね。 SF作家でもあるみたいだし、そういうのも読んでみたい・・・で読みたい本に追加した「銀河帝国の弘法も筆の誤り」はどうなんだろ?
読了日:5月5日 著者:田中啓文
長い終わりが始まる (講談社文庫)の感想
大学のマンドリンサークルの4年生のちょっと協調性に欠けた女性が主人公。 僕も協調性がいまひとつないのでなんとなく主人公の考え方がわかるような気がする・・・主人公に協調してる(^^;) それにしてもサークル内のつきあいが息苦しい。 僕にとっては学生時代のサークルや寮って、今はいい思い出やけど、下手すると息苦しさだけが残るってこともあるんかなぁ。
読了日:5月7日 著者:山崎ナオコーラ
十月の旅人 (ハヤカワ文庫SF)の感想
ブラッドベリの初期の10編。 何編かは他の本で既読。 ただ、なんか、最後が救われない話が多くて、読み終わってから、かなり疲れが出ました。
読了日:5月8日 著者:レイ・ブラッドベリ
数学の考え方 (講談社学術文庫)の感想
理系頭をたまには刺激しようと思って借りてみました。1964年に新書で刊行されたものの文庫化…知らなかった(-_-;) でも解説で茂木健一郎氏も書いているように全然古くない。 読んでみて、学生時代から苦手な幾何(図形)はやっぱりついていけない…想像力か空間認識が欠除してるんでしょうかね(^_^;) 集合は論理演算とほぼ一緒なんで何とかついていけます(^^) たまにはこういうのも読んだほうがいいかも。
読了日:5月12日 著者:矢野健太郎
ダース・ヴェイダーと仲間たちの感想
この絵本をベースにスピンオフ(?)とか映像作品も作ってくれないかなぁ。
読了日:5月12日 著者:ジェフリー・ブラウン
月の砂漠をさばさばと (新潮文庫)の感想
この題名は何なんだ?と思ってたけど、それが解明できました。 全編にわたってホッコリ、ニヤニヤ。 すごく気持ちのいい読書ができました。 ただ、自分が男のせいもあるけど、どの話にも出てこないこの家庭の男性のことだけが気になる・・・
読了日:5月14日 著者:北村薫
沈黙博物館 (ちくま文庫)の感想
小川さんらしい静かで乾いた怖さというのかな。題名にもある博物館というのも小川さん得意の(?)設定でしょうか。 死んだ人の形見を展示する博物館を作るために雇われた技師が、形見の収集までさせられ、やがてこの不思議な世界から抜け出せなくなる。 途中に時々出てくる兄への手紙が徐々に不安を増大させる。 サクサク読めるんじゃないけど、先が気になり読み続けてしまいました。
読了日:5月20日 著者:小川洋子
駅にいた蛸 (双葉文庫)の感想
6編の短編集。 どの話の主人公もたぶん僕と同じくらいの年齢設定でしょうか…もしかして作者もそれくらいの時だったのか? この設定のせいか、あまり明るい未来が開けるようなオチではなく、読んだ後疲れてしまった。 既読だった最後の「真昼の断層」が一番面白かったかな。
読了日:5月22日 著者:眉村卓
さくら色 オカンの嫁入り (宝島社文庫)の感想
アンソロジーで読んで、関西弁なのと読みやすかったので咲乃月音さんの本を図書館で借りてみた(既に書庫に入ってた^^;)。 主人公の月子のオカンの陽子がある日、男を拾ってきて(捨て男)結婚すると言いだすところから話が始まる。 有川浩さんの「植物図鑑」のお笑い版みたいなもんか?と軽い気持ちで読み始める。 たぶん笑いあり涙ありの新喜劇みたいな乗りやろ~、と思ってたんですが、後半は、涙ありどころじゃないほど涙出ました。 重い話もあって、そして結婚へ・・・でも簡単には行かん。 読みやすかったし、波乱万丈。 続編も借り
読了日:5月22日 著者:咲乃月音
ゆうやけ色 オカンの嫁入り・その後 (宝島社文庫)の感想
「さくら色 オカンの嫁入り」の続編。 主人公 月子のオカンの亭主となった捨て男。 その捨て男を捨てた張本人、捨て男のオカンが突如として現れる。 どうしようもない身勝手な女と思ってたけど、生き方が下手なんですね。 ほんまはええオカンなんやけどね。 そして主人公の恋の行方はどうなるのか。 最後の番外編「おかえり」は、この家の犬のハチの目線で書かれたお話・・・犬の目線ということで油断してて、電車で不覚にも涙落ちそうになった (;_;) 「さくら色~」と「ゆうやけ色~」、予想以上にええ話でした。
読了日:5月24日 著者:咲乃月音
銀河帝国の弘法も筆の誤り (ハヤカワ文庫JA)の感想
本の題名を知って無性に読みたくなりました(笑) 「脳光速」「銀河帝国の弘法も筆の誤り」「火星のナンシー・ゴードン」「嘔吐した宇宙飛行士」「銀河を駆ける呪詛 あるいは味噌汁とカレーライスについて」の5編。 駄洒落満載のSF。 常に頬が緩んで読んでいたと思う。 ただ「嘔吐した~」は飲食しながら読んでいたから料理の味が(-_-;)
読了日:5月28日 著者:田中啓文
ジャズをかける店がどうも信用できないのだが……。 (徳間文庫)の感想
何も考えず題名にひかれて借りてみた。最初の「不確かな性差」は僕が男のせいもあるが、ちょっと読みにくかった。 でも、その後は同い年の作者に共感することも多く読みやすかった。 単行本よりも文庫本を先に、という意見や、日本の映画賞が1本に集中し過ぎでは、という疑問には大きく同意! 最後に書かれてた表紙のエピソードは、笑えるけど、作者には一生忘れられない恥ずかしさかもしれませんね。
読了日:5月29日 著者:姫野カオルコ
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