ぜんこうさん - BLOG

チャリンコ、タイガース、酒など、好きな時に好きな事を書かせてもろてます
→最近は、サイクリングと読書ばっかり(^^;)

3月の読書メーター

2019-04-01 06:18:52 | 読書メーター
15冊とはよく読んだもんだ(^^)


3月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:4756
ナイス数:539

草や木のように生きられたら (ヨシモトブックス)草や木のように生きられたら (ヨシモトブックス)感想
松之助師匠が他界されてから図書館で本書の存在を知って借りてみました。 他の芸人さん同様の小さい頃からのやんちゃ自慢もありますが、松之助の師匠の五代目松鶴、四代目米團治との師弟関係、そして明石家さんまとの師弟関係を読んでると羨ましくなります。前に読んだ小松政夫さんと植木等さんの師弟関係にも負けず劣らずです。 師匠は運命を信じる、と明言しておられます。こうやって師匠の人生を知ってしまうと僕も運命を信じていいかと思います。 それと体験も交え、戦争には強く反対していたのには強く共感できました。
読了日:03月03日 著者:笑福亭 松之助
クラゲの海に浮かぶ舟クラゲの海に浮かぶ舟感想
「ぼく」「君」「機一郎(キイちゃん)」誰が誰だかわからなくなるし、現実なのか仮想なのか夢なのか・・・僕の脳味噌もクラゲになりそう。 いつか再読したらわかるようになるんかなぁ
読了日:03月06日 著者:北野 勇作
きつねのつききつねのつき感想
どこの世界かはわからないけど、男性と春子(娘)と2階の天井に融合してしまった妻。 北野さん作品にしては笑いは控えめ・・・死人のかんかん踊りだの頭山だのは出てきたけど。 どんな世界かわからないけど、話に引き込まれていく。 出版されたのが 2011年8月ということもあって僕は震災や事故のあった地方をイメージしながら読んでました。 最後は北野作品では初めて涙浮かびました(←笑った涙じゃないです^^;)
読了日:03月07日 著者:北野 勇作
戦国武将殺人紀行 歴女美人探偵アルキメデス (実業之日本社文庫)戦国武将殺人紀行 歴女美人探偵アルキメデス (実業之日本社文庫)感想
歴女3人が旅先で起こる殺人事件の謎を解いていく連作。石見銀山の毛利元就の埋蔵金、川中島でのホテルと旅館の対決、仙台・広瀬川での遺産がらみの事件。 とにかく歴女3人が軽いノリで漫才のよう(^^) とにかく読みやすかった。シリーズものと知らずに図書館で借りてしまったので、シリーズの最初からまた借りてみたい。
読了日:03月09日 著者:鯨 統一郎
居た場所居た場所感想
■表題作:妻の小翠(シャオツイ)が初めて一人暮らしした場所に行きたいということで二人で行くことに。場所は東南アジアのどこかのイメージか? 僕自身何度か独身時代に引越してるので昔居た場所は少し気になります。■蝦蟇雨(がまだれ):冒頭の蝦蟇を捌く描写が僕には辛かった~。■リアリティ・ショー:実在する地獄? ■どの話も不思議なことやよくわからないことは特に説明なし、ほとんど置いてけぼり状態。これが高山さんらしさ(?)なんでしょうね。読みやすいし、置いてけぼりくっても高山さんの書く話は今後も読みたい。
読了日:03月10日 著者:高山羽根子
ヒトデの星ヒトデの星感想
知らずに読み始めたけど、これって「カメリ」に出てきたヒトデナシと泥の世界の話やん。 ヒトがヒトの代わりとしてヒトデから作ったヒトデナシ。 なんで泥の世界になってしまったのかも書かれてるし。 でも軽い調子やのに哲学的(?)やなぁ。 私が私を複製して、どっちも「私」って書かれてたり難しいとこもあるけど面白い話でした。
読了日:03月13日 著者:北野 勇作
青に捧げる悪夢 (角川文庫)青に捧げる悪夢 (角川文庫)感想
知ってる作家さんが多かったので図書館で借りてみました。 ホラー・ミステリ作品の饗宴、と書かれているようにホラーテイストの強いの(←僕は苦手)もあれば、そんなにホラーとは思えないようなのも。ずっとゾワゾワするのや最後に血の気が引くようなもの、いろいろ。ちょっとほのぼのしたのは安心して読めました。 ただ乙一さんの「階段」は実際にDV親によって女の子が命を失っている事件があったので読んでるのがすごく辛かったです。 
読了日:03月17日 著者:恩田 陸,小林 泰三,岡本 賢一,近藤 史恵,瀬川 ことび,はやみね かおる,若竹 七海,新津 きよみ,篠田 真由美,乙 一
紙魚家崩壊 九つの謎 (講談社文庫)紙魚家崩壊 九つの謎 (講談社文庫)感想
北村薫さんの自作アンソロジー。九つのミステリ短編・掌編。 全部楽しめたけど、僕は最後の「新釈おとぎばなし」のカチカチ山が最高でした。 オトギ国のおばあさん殺害事件をウサギ探偵が真相を解明・・・こういう設定がたまらんです。
読了日:03月19日 著者:北村 薫
ギンイロノウタ (新潮文庫)ギンイロノウタ (新潮文庫)感想
「ひかりのあしおと」と表題作の2編。題名とのギャップが相変わらず凄い。なんで読んでいて気分悪くなったり目をそむけたくなるのに村田沙耶香作品を読んでしまうんだろ(>_<) 今回も「普通」にいうなら相当病んでる女性の話。主人公以上に両親が「普通」じゃないし、周りもそう。「コンビニ人間」にすらなれないようだし、どうやってこの世界で生きていけるんだろうかと心配になる(←マジでは心配してませんが)。村田作品は一種の中毒性のある麻薬、毒薬なんですかねぇ。
読了日:03月21日 著者:村田 沙耶香
邪馬台国殺人紀行 (実業之日本社文庫)邪馬台国殺人紀行 (実業之日本社文庫)感想
シリーズとは知らず「戦国武将殺人紀行」を先に読んでからこの本へ。歴女3人(歴史学者2人と大学院生)が絶対に(笑)殺人事件に遭遇してしまい、探偵として事件を解決に導く。物証から事件を解決する警察を考古学者に、データ(記事や証言)から推理して解決する探偵を歴史学者に例えてるのが奇妙に納得。テンポのいい女性3人や関係者との会話のおかげでどんどん読み進められました。次の「大阪城殺人紀行」も引き続き読みます。
読了日:03月21日 著者:鯨 統一郎
大阪城殺人紀行 (実業之日本社文庫)大阪城殺人紀行 (実業之日本社文庫)感想
姫路城、大阪城、熊本城の3つの殺人紀行。 姫路では千姫淫乱伝説、大阪では隠された金塊の伝説、熊本では秀頼が生き延びた伝説。 これらの伝説がらみの殺人事件に遭遇してしまう〈アルキ女デス〉の3人が今回も軽快に事件を解決。 でもどれも金がらみやし、熊本城はこれが書かれたあとに地震でえらいことになってるし(←これは小説に関係ない)、なんか解決してもスッキリせんのが悲しい。
読了日:03月23日 著者:鯨 統一郎
一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)感想
珍しく本屋で購入した本。 樹木希林さんの金言満載。 でも最後の娘さん(内田也哉子さん)の「喪主代理の挨拶」が一番じーんと沁みました。 購入した本やけど自分の本棚で眠らせるのは惜しいからどこかに寄贈しよっかな。
読了日:03月24日 著者:樹木 希林
歴女美人探偵アルキメデス 大河伝説殺人紀行 (実業之日本社文庫)歴女美人探偵アルキメデス 大河伝説殺人紀行 (実業之日本社文庫)感想
今回は、石狩川/利根川/信濃川・・・大河ってドラマじゃなくこっちのリアル大河(^_^;) 歴女なのに歴史ネタは超控えめ。 でもテンポよく読めるは今まで通り。よく見ると(?)文章中の会話以外はほぼト書きみたいな感じやからかな。
読了日:03月26日 著者:鯨 統一郎
社員たち (NOVAコレクション)社員たち (NOVAコレクション)感想
北野勇作さんがお仕事小説か?なんて思って読み始めたらいきなり「敵の攻撃によって地中深く沈んでしまった会社を残された同僚だちと掘りはじめてもう半年近くになるのだが」・・・北野さんの世界やった(^^) そこの会社員に関する連作短編。 会社を掘るわ、クラゲ怪獣クゲラは出てくるわ、社員を(!)食べる社員食堂はあるわ、現実か夢かわからなくなるわ・・・僕好みでした(^^)
読了日:03月30日 著者:北野 勇作
六番目の小夜子 (新潮文庫)六番目の小夜子 (新潮文庫)感想
怖い部分もあるけど(僕には遥か昔の)高校生の不安定さ純粋さ、とにかく青春が眩しい(^^;) 最後はようわからんかったけど、どんどん先の話が知りたくて・・・3年後の話もあったら読みたいなぁ(^^)
読了日:03月31日 著者:恩田 陸

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