通勤電車（下車編）

帰りの通勤電車、いつもの如くいつもの駅で下車。

SUICAを簡易改札機にかけ、駅舎の外へと出ようとすると、足下に丸いものが。


数珠！

なぜ？？

平面いぬ

乙一の「平面いぬ」を読む。

まあ、今更だ。乙一デビュー間もない頃の短編集だから。

しかし、全編を通して、『せつない』。どの作品も、ストーリーだけ見ればバッドエンドだ。
が、悪くない切なさが残る。夢みたいな、馬鹿みたいな事でも、ちょっと信じてみようかな、と思える。

「ＧＯＴＨ」や「ＺＯＯ」とは方向性が全然違うところが凄いな。
これだけしか読んでいなかったら、乙一は絶対変質者入っている、と思ってしまう。

乙一は、『黒乙一』と『白乙一』がいる、と言われる所以だな。どちらも良いが。