ミッドナイトイーグル(高嶋哲夫)

学校が始まったので,朝の通勤電車には学生さんが乗るようになり,座れなくなった。
明日か明後日が入学式だと思うので,さらに混むようになるな。
1ヶ月くらいは,慣れない1年生がいるので,立っているにしても良いポジションを確保するのが大変。

当然寝られなくなるので,読書が進み出す。

「ミッドナイトイーグル」は文庫版で546P,かなり長い。
が,朝夕の電車2日間で終わりそうだ。
展開はスピーディーなのだが緻密。息もつかせぬ,というやつだ。


ステルス爆撃機「ミッドナイトイーグル」が吹雪の北アルプスに墜落した。
報道カメラマン西崎は山へ,週刊誌記者の慶子は街へ,元夫婦の二人はそれぞれのステージで真相に迫る。
お互いの目的地に待っていたものは・・・

国とは? 正義とは? 家族とは? そして「生」とは?
全ての答えが凝縮されている。

描写はかなりリアル。故に凄まじく疲れる。それでも読み進めてしまう。
山岳ステージと街中ステージのターンが絶妙。

男は家族,奥さんと子供たちを守るために存在する。痛感・・・ 
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