最終バス



長女が最終バスに乗るとのことなので,終点に迎えに行く。
いつもならば乗り継いで地元まで帰ってくるのだが,今日は乗り継ぎバスに間に合わなかったとのこと。

バスステーション行き最終バス,って,どこかで聞いたフレーズだなと本棚を見ると,あったよ。

「ウッドストック行最終バス(コリン・デクター)」

一時期,海外の本格ミステリにハマっていたことがあったが,その時に購入した。
内容はさっぱりすっかり忘れているが。

「最終バス」,「終点」など,何となく切ない響きがある。
今日のバスステーションもガランとしていたし。
長女を待っている間にも2,3台バスが帰ってきた。降りるのは一人か二人。

長女が乗ったバスがステーションに入る。ドアを出るのは長女一人。
私の車を見つけ,こちらに歩いてくる。その時,別のバスが入ってきて,長女の姿が見えなくなる。
次の瞬間,長女は消えていた。前に見えるのは誰もいない待合・・・

なんてことを妄想しちゃったよと長女に話すと,「やめてよねー それに私,ミステリーとか読まないし」
最近,めっきりミステリは読まなくなった,というより,疲れて読み切れないのだ。歳だな。
長編ミステリ,それも海外のものは,若い時しか読めないのだよ
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