赤信号で前の車に追いつく。よく見ると、ユーノス500。
今となってはレア車だ。
販売期間はマツダがマルチチャンネル販売していた頃の、1992年から1996年、和暦にすると平成4年から平成8年だ。登場は31年前。
バブルは弾けたが、マツダは車はまだまだ売れると信じていた頃のモデルだけあり、1.8L、2.0LモデルにはV6エンジン搭載車があった。
ユーノスブランドなので、5ナンバーサイズの割にはヨーロピアンテイストに仕上げてあり、高級仕様だった。
価格は200万円から250万円くらい。この時代のこのサイズにしては高め。
特筆すべきは、どのグレードにも5MTがあること。ヨーロッパを意識していることが分かる。
デザインはやはりヨーロピアンテイストでオシャレ。現在の「デザインのマツダ」の源流が垣間見える。
内装も豪華で、かなりオカネをかけている。
中古車はあるかと調べてみたが、カーセンサー、グーネットともに掲載なし。
市場に出る個体はないようだ。生産台数は23,983台とのこと。平均月販台数は400台くらいなので、まあ、「売れなかったクルマ」だろう。
オーナーさんはずっと大事に乗っているのだろう。ぜひ動かなくなるまで頑張ってもらいたい