不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Tour di Grotta Azzurra a Palinuro

2007-08-13 01:10:33 | 旅行記

眠りなれない大きなベッドで寝たせいと
海の様子が気になったのとで
夜中に何度が目を覚まして、
海の音を聞きにバルコニーに出たりもしました。

そして翌朝。
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海は昨日に比べると白波も少なく穏やかな感じ。
港のほうを見やると小さな船が
次々沖に出て行っているのが確認できるので
青の洞窟ツアーも出航するだろうなと期待。

ホテルで迎える朝はどうも手持ち無沙汰。
やることがない…。
掃除もしなくていいし、ビリーの散歩もないし。

のんびり準備して朝食を済ませてチェックアウト。

チェックアウトのときになぜか倍額を請求されて、
寝ぼけていた私はそのまま払いそうになりましたが
危ういところで気づいて訂正。
フロントのお姉ちゃんもなぜかしらと首をかしげていたけれど、
どうみても二泊分で計算しているじゃないか。
まぁ怒るのもなんだし、訂正してくれるのを待ってお会計。
荷物を預けて港までふらふら歩いていくことに。

ホテルから港まではゆっくり歩いても約20分。
途中でこんな立派なブーゲンビリアの木を見つけた。
ブーゲンビリアって高木種だったのか…。
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砂浜が近づいてくる。
既に小船が沖に出ているのはホテルのバルコニーからも
確認していたけれど、近づくと海の穏やかさを実感。
透き通る蒼い海が待っている!

ホテルのお姉さんがくれたパンフレットと同じ名前の看板を
港の手前の砂浜の部分で発見。

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看板に書いてるとおり階段を下りていってみる。
その先に確かにパラソルがあり
「青の洞窟」ツアーと書いてある。

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しかし、降りていってみると誰もいない。
さっきまで確かに人影があったのに…。
しばらく待っていると左手のほうから出て行く船があり
それにそこの船会社の名前がくっきり書いてある。

はたと気づいて左のほうを見ると、
そちらにもっと大きな同じ会社のパラソルが。
そっちのほうで人がまめまめしく動いている。
あっちか…。

ジーンズ履いたままでビーチサンダルに履き替えて
何とか白浜を歩いていって
「青の洞窟ツアーに参加したいんだけど」といってみる。
と、「あれ、一人?」と問われ。
見るからに一人なんですけど、「そうです」と答えると
「じゃぁ、人が集まるまで待ってね。」
「今出た船は青の洞窟ツアーだったの?」
「あれは違うよ。貸切で別の砂浜に行く常連さんだ。
今朝はまだ青の洞窟ツアーは出てないんだけど、
そのうち人が集まったら出るから。」
「どれくらい待つかなぁ。」
「わからないなぁ。30分くらいかな。
暑くなるからパラソル貸すよ。」

待っている間、気をきかせてくれて
ビーチパラソルとビーチチェアを貸してくれたので
そこでのんびり本を読んで待つことに。
私のすぐ後に二人組みの男性が来て
そのあとは誰も来ないまま時間が過ぎ。
結局1時間待ってようやく集客。
突然出発するといわれてあわててお金払いに行ったら
ホテルでは12ユーロといわれていたのに
10ユーロで良いよって言われた。
なぜ安くしてもらったのか意味不明だけど、ラッキー。

船頭さんも含めて総勢8人。1時間30分のツアー。
海は見た目より結構荒れていた。
でもその辺りはパリヌーロの伝説にもあるように、
元々流れが荒いらしいので
それくらいの揺れは普通なのだとか。

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赤の洞窟、銀の洞窟、修道士の洞窟、硫黄の洞窟などを巡り
隠れた白砂の小さなビーチに下ろされて休憩。
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泳ぐ気がまったくなかった私は水着も持っていなかったので
足だけ波打ち際でぴちゃぴちゃして高台に上ったり。

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すごくきれいなビーチで、
今度来るときには是非泳ごうと誓いました。

帰りに青の洞窟に立ち寄ったけれど、
実際にはカプリの青の洞窟のほうが数段きれい。
こちらは開口部が大きいこともあって
全体的に薄いブルーに輝いている感じ。
滞在時間ももうちょっと長いかと思ったけれど
カプリのそれと同じ程度。
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船がよく揺れるせいもあるし、
水だけでピントが合わないこともあって写真撮影は断念。
こういう場合はインスタントカメラのほうがよく撮影できるかも。
カプリの青の洞窟には飽きるほど行ったけれど
それでも幾たびに鳥肌が立ち酔うな感動を覚えるのに比べて
パリヌーロの青の洞窟は
「あぁ、きれい。誰もいなくて広々ぉ」という妙な感動。
寂れた青の洞窟もそれはそれでいいけれど
初めてイタリアを訪れるならカプリをお奨めします。
リピーターや在住者ならパリヌーロの青の洞窟で
のどかな感動を味わっていただければと思います。

船頭さんの説明も面白くて楽しい1時間30分。
これで10ユーロは安い。
料金的にはカプリ島のそれとは比べ物にならないほど安い。

そのほかのパリヌーロの写真はこちら

>>continua

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