不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

60 per cento

2006-03-26 16:23:38 | まち歩き

60 per cento

Sakura a Roma Eur, la fioritura è 60 per cento. È la primavera!

ローマにもサクラ。
ソメイヨシノです。

Fioriture_sakura_4

日曜日はサマータイムになったし、
本格的な春の訪れを感じる暖かい一日でした。
陽気に誘われてローマEURの人口湖への人出もかなりありました。
私も初めて行ったけれど
みんな思い思いにくつろいでいて
来週は本を持って草原に寝転がりに行こうと思ったほど。
気持ちよさそうでした、みんな。

で、この人口湖の周りに桜が植えられています。
ここ数日の暖かさで6分咲きくらい。
結構桜の枝を折っている人がいて、ちょっと驚いたけどね。

日本で観る桜とはまた違う趣。
でも桜は日本人にはやっぱり特別な花なのですね。
しみじみ。

Fioriture_sakura_8

イタリアの青空とのコントラストも最高に美しい。

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Happy days

2006-03-24 06:16:16 | まち歩き

Roma è invasa dal sorriso identico di Fonzie.
Happy days !

Fonzie

ローマの街は数日前からこのフォンツィとシンプソンのポスターがいっぱい。
侵略されています。

フォンツィに清き一票を!
ばかげた選挙戦に喝っていう感じですね。

Happy days !をオリジナルで観たことないんだけどね。
最近私の周りで密かにブーム。


Jap-Puccino

2006-03-23 19:28:00 | アート・文化

2005グッド・デザイン・アワードで入賞した作品。

日本で始めて実現された
本格的なカプチーノ用のカップ&ソーサーという触れ込み。
シックな感じがいいかも。
デザインは若手イタリア人デザイナーの
アレッサンドロ・ロスキアーヴォ(Alessandro Loschiavo)
…すごい苗字だな。

Jappuccino

カップは重ねて収容できて
狭いマイホームの食器棚にも負担にならない「日本向け」。
ソーサーには二つのくぼみ。
一つはカップ用、もう一つはスプーン用のくぼみ。
漆塗りのシックな感じがおしゃれでいいかも。
さすがグッド・デザインに選ばれるだけのことはあるねぇ。

漆はイタリアでも評価の高い素材。
素材としては使いにくいし高いので
今のところあまり普及していませんが。

漆って8世紀から日本で使われているのですね。
もっと古くからあるものかと思ってましたが。

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La Terra

2006-03-21 18:36:00 | 映画

観たいと思いながらなかなか観にいけなかった映画。
ようやく観にいってきました。

南イタリア(プーリア州)の荒涼とした景色と
やっぱり南イタリアに独特な寂寥感と殺伐とした雰囲気
それから宗教行事における妙な妖艶さがすごく印象的。

ストーリーは家族愛をテーマにしたもの。
南イタリアの土地と人々にまつわる家族の形。

男四人の兄弟。
3人は生まれ故郷に残り、親から相続した土地を守って暮らし
一人はその土地から逃げてミラノで別の暮らし。
相続した土地の売買を巡り、兄弟全員の同意が必要で
その署名のためにミラノから
主人公が生まれ故郷に戻るところから話が始まります。
小さな世界での様々な出来事が絡み合って一つの殺人事件に。
兄弟三人がそれぞれに殺人容疑をかけられてもおかしくない状況。
それぞれが被害者との揉め事を抱えていて
お互いの中に疑惑と不信感も募り。
主人公はその間に入って、被害者サイドとある取引を行うことで
兄弟の絆を守リ抜く、というそういうお話。

私は監督Sergio Rubiniが好きなので
この映画も見逃したくなかったのです。
彼の作品に流れるなんともいえない切なさは
彼の故郷である南イタリアを舞台にすると更に強調される気がします。

傑作ではないけれど、秀作といいたい。
ちょっとしつこい部分もあるけどね。

La Terra

というか久々に映画観ました、お金払って(笑)。

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