こんな女将の独り言(神戸福原ぼっかけ「あーちゃん」お店blog)

神戸は福原で細々と営んでいる「ぼっかけうどん」のお店「あーちゃん」の女将がうだうだと日々のあれこれを語ります(笑)

☆・・あーちゃんニュース!・・☆

  ★いよいよお待ちかね!ぼっかけかす汁開始★ 今年は早くも猛暑の頃から「かす汁まだ?!」の問い合わせがあり、10月に突入するや、毎日問い合わせが殺到する事態に^0^; 金時人参や霜の降りた冬大根・・、まだまだ冬野菜が入手できる状態ではありませんが、かす汁ファンのお客様の要望に応えるべく、「ぼっかけかす汁」開始させていただくことになりました(^0^)ノでも、本当に美味しくなるのはまだまだこれからです!!

一言があるのと無いのとで・・・

2015年12月12日 | Weblog
12月に入り、「年末」世間ではもうクリスマス&お正月景色が・・・

もうすぐ冬休みも来るし、大人は今年最後の〝飲み会″の「忘年会」で

夜遅くまでお友達のつきあいでほぼ毎日午前様状態の人もいるのでしょうか・・・

福原の街も、この年になると酔っ払いが多くなり

来客があるたびに、さりげなく顔色(酔っ払いかどうかを)を伺ったりして

とりあえず、泥酔状態の方は他のお客様に迷惑になるので、

御入店はお断りさせていただいていますが・・・

兎に角この時期は、お客様も団体で来られることが多くなり、

二人だけで営むには人手が足りなさ過ぎて申し訳ない状態になることもしばしばですし

売り切れ状態になることも多くなりますので

ご家族でのご来店は、早めのお時間をお薦めします



話変わって・・・

ちょっと気になったことを少しお話させてください


世の中では老若男女問わず、すっかり定着してしまったスマートフォン

どの方も店に入ると、必ずカウンターの上に置き、

注文のお品が出来上がるまでの間に何かを検索したり、ゲームを楽しんだりしておられます。

時々、幼いわが子をほったらかしてゲームをするお母さんなんかを見ると、

手のかかる間こそ子供をちゃんと見てあげて

カウンターの中からおせっかいな一言を浴びせてしまいそうになったりすることも

時には、帰り際にカンターにケータイを置いたまま出て行かれて

後から走って追いかけることも・・・


で、そんな大切な携帯電話事情に、一言申したいことがあります

昨日、お二人で入ってこられた若者さんが

席に着くなり真っ先に電話の充電器を取り出すや、

さっさとカウンターの真下にあるコンセントにそれを差し込んで充電を始めました。


勿論、店主になんの断りも無くです。


こんなことを言うと、

なんや、器の小さいおばちゃんやなぁ~と言われそうですが

店の主として、

勝手に人ん家の電気を何の断りも無く黙って使うって、どうよ

っておもうのですが


たまに電話の充電をされる方は勿論おられますが

皆、充電の前には一言「充電させてもらっていいですか」と断りを入れてくれます。

電話の電池が少なくなってくると、いざと言う時に使えなくなって不便だろうと思うから

こちらもその気持ちを察して「どうぞ」とコンセントを提供しますが

繁華街には充電の自動販売機みたいなのが設置されている処もあるし

コンビニでも充電器は売られていますよね

だからといって、電気代を請求しようなんてショボイことを言っているのではありません

人とのコミュニケーションって言うのでしょうか、

たった一言が有るのと無いのとで、

相手の感情も違ってくると言いたいのです


例えば、落し物を拾ってあげて、それを落とし主に渡したのに

黙って何も言わずに去っていったら、何かちょっと虚しい気持になりませんか・・・

別に見返りを求めているわけじゃない、ただの親切でしたことなのに、

たった一言の「ありがとう」が有るのと無いのとで、

自分がしたことが報われたり、反対に、良いことをしたのに虚しくなるのは何故でしょうか。。

たかが、充電するという、たった「それだけ」のことだけど、

一言「いいですか」といわれれば、こちらも「どうぞ」と返答できるし、

その一言があるだけでその場の空気は和む筈なのに。。

相手に対するちょっとした「思いやり」や

「心遣い」を知らない世の中になってしまったように感じて

ちょっと気分が凹みましたが

丼を空っぽにして、帰り際にはちゃんと

「ごちそうさまでした、美味しかったです」と言ってくれたので

その一言で心が少し和まされました

でも、そんな思いやりを持てるなら、

充電する時も一言をくれたらいいのに、 ねぇ・・・



さてさて・・・、今夜も沢山の「美味しい」の一言が頂けるように、お仕事頑張ります








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お疲れ様でした

2015年12月01日 | Weblog
昨日、漫画家の水木しげるさんが亡くなられました。

水木しげるさんといえば、私が幼い頃から見てきた「ゲゲゲの鬼太郎」や

沢山の妖怪たちをこの世に蘇らせた、妖怪の「生みの親」であり、

日本を代表する著名人、その水木さんのペンネームが、

地元兵庫区の「水木通」にちなんだ名前だと知った時から

水木さんをより身近に感じ、

水木通りを歩くたびにこの地にも「水木ロード」を作ってほしいと

思ったものでした。。

最近、著名な方や役者さん、身内が亡くなるたびに、

若い時には感じたことの無い寂しさを感じるようになりました。

自分も無くなった方達と同じ年に近づき、

何れはこの世に別れを告げる時が来るのかと思うと

このままの生き方でいいのか、何か遣り残していることはないか、、、

等と、言いようの無い「焦り」のような感情がこみあげてくることがあります。

年を取ればとるほど、もっとこういう気持ちに苛まれるのでしょうか。。



水木さんは、「妖怪」という存在に自分のメッセージを込めて世に送り出し

世界中の人に訴えていたのでしょうね。

目には見えなくても、どこにでも「妖怪」は存在していて、

心が悪に傾くと悪い妖怪に、善の心には鬼太郎の様な正義の妖怪が助けてくれるということを。。

善と悪の区別がつかないような気配が漂う今の世の中を心配して

もしかすると、水木さんご自身が新たな妖怪になってこの世に出没するかも・・・って、

そんな世の中にならないように、我々人間がもっと勇気をもって悪と立ち向かわねばですが

とにかく今は、水木さんが安らかに眠られますように・・・と

心からご冥福をお祈りしつつ、

妖怪だらけ(?)の、夜の福原でお店頑張ります




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