こんな女将の独り言(神戸福原ぼっかけ「あーちゃん」お店blog)

神戸は福原で細々と営んでいる「ぼっかけうどん」のお店「あーちゃん」の女将がうだうだと日々のあれこれを語ります(笑)

☆・・あーちゃんニュース!・・☆

  ★いよいよお待ちかね!ぼっかけかす汁開始★ 今年は早くも猛暑の頃から「かす汁まだ?!」の問い合わせがあり、10月に突入するや、毎日問い合わせが殺到する事態に^0^; 金時人参や霜の降りた冬大根・・、まだまだ冬野菜が入手できる状態ではありませんが、かす汁ファンのお客様の要望に応えるべく、「ぼっかけかす汁」開始させていただくことになりました(^0^)ノでも、本当に美味しくなるのはまだまだこれからです!!

エエ仕事しましょ

2009年06月30日 | Weblog
先日、仕事帰りに立ち寄ってくださったAさん。。

彼女はこの福原で働いていた人で

現役時代はよく出前をとってくれましたが

10年前に引退して現役も離れていたところ、

ひょんなことから某お店に依頼されてソープ嬢に技術指導をしているそうです。

そう、Aさんは元ベテランソープ嬢なのです。


そんなAさんが「あーちゃん」を尋ねてくれるときは

講習を終えた帰りに持ち帰りのうどんとお寿司を買いにきたときで

ちょこっとおでんなんかをつっつきながら少しお話したりして

いつのまにか私たちを和ませてくれる存在になってしまっています


そんなAさんが珍しくグチをこぼします・・

女の子に技術指導をしていると

今の若い子はちゃんと覚えてくれないどころか

目上の人に対しても“敬う”ということを知らないというか・・

仕事に対する意欲にしても

“いくら稼ぎたい”と言う欲だけは人一倍なのに

それに見合った仕事をするのは「面倒」「しんどい」・・

Aさんが指導した後で、

おさらいでもう一度、今度は一人でやってみて・・

というと

え~~~~っ!そんなことできなぁ~い!

イヤ!

・・・

Aさんは教えながら涙がでそうになるんだそうです。。

最近は頭に神経禿までできてしまったとか・・・

精神的にキツイといっています。。

自分は何のためにここにきて教えてるんだろう・・

頼まれて講習に出向いてくるものの

仕事に対して意欲を持っている女の子はほんの僅か・・・

ろくな技術もないままお店でお客の相手をして

指名がかる・・なんてこともなく

その日の客が無ければ店側のせいにする・・



Aさんが現役の頃は

働く女の子よりも店側のほうが高飛車で

「指名がかえらなければ辞めてくれ」な方針だったし

そのためには先輩ソープ嬢に自分からお金払って技術を身につけた・・

という涙ぐましい努力があったそうです。

無断欠勤に遅刻なんかもってのほか

出勤する時はスーツに化粧バッチリで

とにかく、私の知っている一昔前の風俗嬢というのは

自分の仕事に対して“プライド”を持っていましたねぇ。。

なにせ、出勤前に空っぽの財布でいても

帰りには財布に入りきれないお金を持って帰っていたといいますから。。

そんな時代に風俗で頑張った人たちの中には

お店を持った人や、を3つも持っている人もいたり、

Aさんの様に、明日の風俗界を背負って立つ人材を育てるお手伝いをしたり

とにかく、一昔前のおねぇさんたちは風俗の「苦労」を知っているだけに

逞しく生きてらっしゃる方が多いです。。


でも、今は違います・・

不景気で風俗遊びをする人が減ったこともあるのでしょうが

ソープだけではなく、“ヘルス”というお店が増えたせいで

お客も“安く遊びたい”とおもうのでしょうか、

そんなお店ばかりが増えてきて

ソープ自体廃ってしまいつつあるようで

というか、

女の子の技術指導ができていないために

“ソープの醍醐味”、本当のソープの素晴らしさを知らないお客が

“ソープ離れ”をおこしてしまったのではないか・・?!と

Aさんのお話を聞かされてふと思いました。。

Aさん曰く、

お客様は、1ヶ月一生懸命働いたお金で遊びにくる。
そんなお客様というのは、家庭以外の“癒し”を求めてやってくるのだから
それなりの技術で満足していただけなければならないのだと。。

その技術すらないままに接客して、しっかり金額だけは頂く・・

いえ、値切ってでも金さえ入れば・・と思っているお店もあるそうで・・

本当のソープの楽しさを知らないお客様が初めてソープにやってきて

ソープっていうのはそんなもんか・・と

もう一度来たいと思う事もなく去って行く・・

そういう現象は悲しい、悲しすぎますねぇ。。



陰で風俗界を支えるAさんのような人たちの努力がむくわれることなく

今の福原も廃りかけているんですもん。。



Aさんの時代の時のおねぇさんたちは、みんな“プライド”を持って

お仕事をしていました。

Aさんの仕事にしても、私らの仕事にしても、プライドを持って働く事は当然で

Aさんの仕事での“指名”というのは

私らの“常連”と同じ意味合いがあるのでは・・とおもうのです。。

Aさんは「技術」で常連客を増やし、

私ら食べ物屋さんは「味」で常連さんを増やす。。

そのための努力は惜しんだ事はないし、

「ありがとう」「美味しかった」の一言を聞いた時は

どんな苦労もかき消してくれる力があるということも知っています。。

Aさんも私たちも、職種は違えど、

働くということにかけては「プロ」なのです。

プロは素人とは違います。。

誰でもできるようなことをしているようでは「プロ」ではないのです。

お店を流行らせるのも廃らせるのも

それは店側の「努力」だとおもうのです。

私ら食べ物屋さんも風俗の世界も、“売ってなんぼ”の世界です。。

食うか食われるかの今の世の中で生き残りをかけるなら

“エエ仕事”を「売り」にするべきだと思うのですが・・


って、



今の若い子たちに、こんな辛気臭い話をしても

誰もついてはこないのでしょうかねぇ・・




困った世の中です・・















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困惑と迷惑;;

2009年06月28日 | Weblog
ここのところ蒸し暑くて、お店は入り口開放でお仕事してますが

クーラーつけて開けっ放しはどうかな・・って思われるでしょうか・・

寒い時はさすがに入り口開けっ放しはできませんが

締め切った店内は、なんだか息苦しい感じがして

ついつい開けっ放してしまうのです


そんな開けっぴろげなお店に入ってきた2人の男性。。

うちのぼっかけが気に入って、牛スジ大盛りのぼっかけうどんをご注文

丁度出来上がった頃にTVでは「エンタの神様」が。。

お二人が、なんだかんだとお喋りしながらうどんを食べている時に流れてきたのは・・


チェケラッチョ~ハゲラッチョ~


の賑やかなコンビ・・


若いのに気の毒な頭で

日頃の自虐をネタにしたコントなんですが

丁度それを見ながらうどんを食べている片方のお方も

まだまだ若いですが、同じような・・

で、

チェケラッチョ~ハゲラッチョ~と歌って

踊る姿に


きっついなぁ~

ちょっときついで・・

こんなネタフリされたら、なんだかなぁ・・・

同じ年頃やし、飲み会でやったらウケるかもやけど・・


と、ボソッっと呟いてるんですが・・

そんなとき、横にいる友人のその方は、
なんていい返せばいいのか困惑してる様子みたいだし

私もなんだか盗み聞きしてるみたいでバツが悪い(なんも悪いことしてないのに;)
感じがして・・・

こんなときは、どう場を繋げばいいのか、ホント、困惑しちゃいますね


そして、うどんも綺麗に平らげたお2人は満足して帰っていかれましたが

その後で、出前?の電話がかかったので取次ぐと

いきなり電話のむこうから聴こえたのは


誰?!



・・だ、誰って・・・



で、もう一度

あーちゃんです

と応えたのに

またまた

えっ?!誰?!


誰?ってどこにかけたんですか?!

って問いたい気持ちでしたが

そこはグッっとこらえて

もう一度

あーちゃんです

と応えたのに

むこうから聴こえるのは同じ誰?!

そんな押し問答をしてる間もなく、お店には次のお客さまがきてしまい

どちらにおかけでしょうか?!と聞くと

そこどこ?!

もう私の頭の中は・・

いや、そこどこ?って、そっちがかけてきたんでしょが

一体、どこにかけてはるんですか?!


と怒りモードで聞くと


コウちゃんちゃうの?!


私思わず

ちがいますっ

と一言応えてブチッ切りました。。


迷惑ですよねホントに・・


いい年した大人が電話のマナーを知らないのは悲しくなります

「だれ?!」と問う前に、どこにかけたのか不安になったら

「○○さんですか?」と先に聞くのが“電話のマナー”じゃないのでしょうか・・


ちょっとバタバタしてるときの、そんな電話対応ほど

迷惑に感じるものはないですねぇ・・・









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休日はどうしてますか・・?

2009年06月26日 | Weblog
昨日は天気も良かったので、毎月一度の先祖供養に

大将と2人で墓苑に行ってきました

お母さん(姑)が亡くなってからは

我が家では毎月墓苑に出かける習慣が身に着いて

雪と大雨が降らない限りは必ず出かけてます

毎月4軒のお墓(大将のお墓2軒と私のお墓2軒)をハシゴして

綺麗にお掃除をして、お供え物をして、お線香炊いて手を合わせて
帰ってきます・・

冬は寒い中草むしり(雑草は毎月伸びるんですね;)して

風がきつい時は線香になかなか火がつかなくて

夏は蚊に刺されながら時にはハチに追いかけられたりして

そんな中で掃除済ませたりするんです。。

そんなことを続け出してから、もう10年過ぎました。。

普通は年に一度か2度、お盆と彼岸ぐらいの墓参りでしょうが

みなさんは、お墓参りは家族と出かけているでしょうか。。

亡くなったご先祖さまのご供養は

できれば家族みんなで出かけて、みんなで綺麗に掃除をして

近況報告。。って感じの供養もいいのではないでしょうか。。

たまに、お花見のシーズンなんかだと

お弁当や花見ダンゴを持って、

墓苑で供養の後に楽しく食べられているご家族の姿をみることがありますが

亡くなったご先祖は、そんな子孫の姿を見て喜んでくれているのではないでしょうか。。

姿は見えなくても、亡くなった先祖は側にいるとよく聞きますが

うちの大将も掃除をしながら、

きっと、あれこれとお母さんやご先祖に

“心の言葉”で語りかけているのでしょうね。。

大将が一生懸命に墓石を洗う姿を見ていると

その横でご先祖様がニコニコと微笑んでいるような錯覚が見えてくるんです

夫婦や家族の笑い声が響く中でのお掃除、供養の姿は

ご先祖にとっても嬉しいことであるとおもうのです

そして、夫婦仲良く供養に来させていただけることも

日々、ご先祖が私たちを守ってくださっているおかげと

感謝せずにはいられません


日々の忙しさで殆どお墓に出向いたことの無い方は

ぜひご家族で供養に出かけてはいかがでしょうか・・。

草むしりをしながら、ご先祖に色々と語りかけたり、

生前の思い出話をしてあげるのも供養の一つになるとおもいます

なによりも、

家族が仲良く笑っている姿が、一番の供養になるんでしょうが

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鬱陶しい痛みから逃れるためにはどうしたら・・;

2009年06月24日 | Weblog
先週の土曜あたりから、右の肩甲骨の間?あたりが痛くて

それでなくても、ここのところの鬱陶しい雨のせいもあって

痛いところが余計に辛くて;

仕事中、洗い物をするにも;

ちょっと高いところの寸胴鍋を取るにしても;

腕の上げ下げが辛い上に(´Д`;

しまいには、ちょっと前かがみになっただけでも;

いや;息を吸い込むだけでも痛くなってしまい

ババクサイと思いつつも

そんなことを、もう言ってられない状態だったので

とうとう決心して、近所の接骨院に通うことに・・・


ところが・・

接骨院のたぐというのは結構患者?さんが溢れてるもので;

診察券を出して座ってても、
次から次からくるわくるわ・・のお年寄り。。

しかも・・、

そういう場所にくるお年よりというのは、結構常連さんが多いので
患者さんどうしもすっかり顔なじみになっちゃってたりして
入ってきたとたん、家族がきたみたいに歓迎するところが
なんだかアットホームな感じがしてきたりするんですねぇ。。

そんな中に混ざって自分の順番を待ってると
一人のおばあさんが入ってきたとたん、
奥に座っていたおばさんが「飴おばさんがきた・・」と
連れてきていた孫とその母親に声をかけました。。

“飴おばさん”・・

そういえば、去年も丁度今ごろの時期に、
腰痛で接骨院にきたときも、このおばさんいたっけ・・^^;

おばさんは椅子に座るや、カバンからポーチを取り出して
中にはいっている飴を順番待ってるみんなに配ってまわるんですが・・

そんなことを思い出しながら、
私の横に座ったそのおばさんの様子を伺っていると、
案の定、カバンから唐草模様のポーチを取り出し;
中から飴を取り出して、周りのみんなに配り始めました(笑)

いつかは忘れたけど、TVの何かの番組で、

大阪のおばちゃんはカバンに飴を常に入れている・・とありましたが

こちら神戸でも、おばちゃんは飴をカバンに忍ばせているのですね(再笑)

しかし・・

見知らぬ人から何かを頂くというのは

嬉しい反面、なんだか気が引けてしまうのです・・

「飴」という「真心」をくださっているのだと解釈したいのですが

私はいつもその「真心」を断ってしまう悪魔のような女でして・・(汗)

おばさんには申し訳ないと思いつつ、

「お気持ちだけ有難くいただきますね・・」

と、一言添えてお断りしています・・

本当に申し訳ないです;

素直に「ありがとう」と頂いて、
持って帰って娘にでもあげればいいのだけど^^;


で、
なんだかんだと周りの人の「観察」をしながらの順番待ちも終わり、
自分の名前が呼ばれて治療が始まり・・・

そんなこんなを2日続けたけれど;

頑固な私の肩甲骨の痛みはなかなかとれず

今日も相変わらず梅雨の空みたいな鬱陶しさを背負ったまま・・


ちなみに

この痛みがどこからきたのかというと・・


いつもの筋トレに加えて
久々に訪れたフィットネスジムで頑張りすぎたための
ムリが祟った・・というわけで・・(汗)

この夏、おもいっきりピチピチのシャツ着て
鍛えた筋肉を家族に見せ付けてやろうと思っていた
密かな私の野望が・・

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18番は・・?

2009年06月20日 | Weblog
ここんところ暑くて

もう夏だ!って感じが、朝窓を開けると飛び込んでくるようで

(いえいえ;その前に鬱陶しい梅雨がくるんですが・・;)

いつ蝉が鳴き出してもいいような気候になってきましたが

今から体冷やしてたら夏待てずにバテが先にきちゃいますよ

気をつけてくださいね


って、えらそ-なことを言いましたが

もんのすんごい冷え性で悩んでる私にとって

夏は地獄なんです

どんなに暑くても、できるだけ冷たいものは避けようとおもって

冷たいも控えめにしてるのですが・・

お店の中はうどんの釜や出汁を沸かすコンロが目の前にあるので

上半身は熱地獄なのに

下半身はクーラーの冷気で冷え冷え状態・・・

仕事が終わってお風呂に入るとわかるのですが

湯船でお腹を触ると、そこだけがひんやり冷たくて

なかなかそれが温かくならないんですよね・・

やはり、お店では腹巻したほうがいいのかな・・なんて

ババ臭いことを考えてしまう今日この頃




さて、

話は変わりまして


昨日の閉店後に来てくれた、大将のゴルフ仲間で

私のマイミク(mixiのお友達)でもあるオズさんが

美味しいビールを振舞ってくださいまして(笑)

ちょっとしたワイワイ気分が味わえました

オズさんは木曜のゴルフ(コンペでした)が絶好調で

一緒に行った大将も負けちゃったぐらい

なのでオズさんの功績を讃えての乾杯だったのですが

うちを出た後で、2軒隣のスナックに入っていったみたいで

そこから聴こえるオズさんらしき声の主の歌が・・

し~んと静まった夜中に響く歌声はとても気持ちよさそうで

私も歌いたい気分になりました


しかし


歌いたいからってカラオケに行っても

いざというとなかなか選曲できなくて

結局歌うのは昔からの一八番だけ・・

あまりにも歌いたい歌が多すぎて

いざというと何を歌えばいいのか度忘れしちゃって・・

なので、“ヒトカラ”(一人カラオケの略らしいです)できる人が羨ましいです

で、

私の一八番はというと・・

大抵はユーミン(爆)キーが合ってるのと、歌いやすいからでしょうか

演歌も歌いますが;娘達とカラオケに行くと

一人浮いてしまう感じがするので、できるだけ自分を抑えて

MisiaとかAIとかも歌うようにして・・って

英語の部分がやっぱ歌えませんねぇ・・

昭和の歌とかだと、殆ど歌えるんですが・・なんて

やはり年代が古いんですねぇ。。



おばちゃん世代痛感してしまいました






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随分と珍しくなってしまった光景・・

2009年06月13日 | Weblog
昨日、12時を過ぎたところで

旅館の浴衣を着たお客さまがご来店


昔の福原は、

夜になると有馬にお泊りになっている方が降りてきて

下駄を鳴らして歩く姿が結構見られたものでしたが

ここ何年、そういう光景も見られなくなってしまっておりました・・


最期に見たのは4~5年前でしょうか、

新潟からこられたとのことで、

フラ~っとお店に訪れてくださったお客さまがありましたが

昨日は大阪から有馬にお泊りになられたとの事。。

「あーちゃん」のぼっかけは有名やねん。。

と、嬉しいことを言ってくださり

お出汁も残さず平らげてくれました。。

有馬温泉も、今回の新型インフルエンザの影響で不景気になり

客足も減ったとニュースでもありましたが、

活気はもどりつつあるのでしょうか。。

福原は相変わらず閑古鳥で

この街は一体どうなるのやら・・と不安にさえなっていますが

負けてられません

暇な間にも、「味」の追求はこっそりしています(笑)

冷たいメニューも、もう一品、2品考えたいし、

ごはんメニューも考えなきゃ・・なんて思ってます


食べ物屋さんとして

もっと沢山の方に「ぼっかけ」を知ってもらいてくて

あれこれと宣伝もしなきゃと考えてます

こんなことって、忙しいとなかなかできないことなので

今の間に頑張らないとね・・

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悲しみを乗り越えて・・

2009年06月06日 | Weblog
今日は身内のお葬式がありました。。

いつもこの日記を読んでくれている、
いとこのAちゃんの旦那さん、M人君のお父さんが亡くなられたのです。


お父さんが年明けからご病気で入院されてから、
M人君は仕事が終わると病院にかけつけていたそうで

それから亡くなられるまで、家族の献身的な看病がなされてきたことでしょう。。

棺に納められたそのお顔は、病の苦しみが殆ど感じられない程
清らかに見え、その表情は家族に見守られ、愛情に満ちた看病で
黄泉の世界へ旅立たれた証のようにも感じられました。。



年明けから身内の不幸が重なり、沢山の葬儀、弔問の場をみてきましたが

勝手な私の解釈で申し訳ないですが、、

誰かに看取られて亡くなる・・ということは

「幸せ」なことではないかと思うのです。。

世の中には、人知れず亡くなり、誰にも悲しんでもらえずに

無縁仏に葬られるご遺体が沢山ある・・と

つい最近読んだ「おくりびとが流した涙」(植村聡 著:ぶんか社文庫)

の中にもありました。。


沢山の人に囲まれて盛大にあげる式も

家族だけで行う密葬にしても

誰かが悲しみ、そして最期を見送ることにかわりはなく

“故人が安心して黄泉へ旅立てる儀式”こそが

“葬儀”なのだと。。

そして、なによりも、

普段顔をあわせることがめったにない身内がそこで再会・・、

そして故人を偲んで共に涙を流し、

改めて“血縁”というものの尊さ、有難味を実感し・・

それは、私の目には、故人からのメッセージ・・、

“どうか、身内同士が手を取り合って仲良くしてください・・”

という“遺言”なのではないかと。。


おくる側とおくられる側・・


思いはそれぞれあるでしょうが


故人を思う心と、故人からのメッセージは

きっとお互いの魂に響いているにちがいありません。。




映画「おくりびと」の中で

「死」は人生の通過点で、そこを通る「門」・・というセリフがありました。

「死」はなくなるのではなく、生まれ変わるための通過地点・・

「門」はそのための入り口なのだと。。

だから、映画の中で斎場の役人が故人を見送る時に

「また会おうの(な)・・」と声をかけるのだと、

亡き母の最期(火葬)を見とどけたいという息子に話す場面がありました。

そのことを出棺の時に思い出し、

M人君のお父さんもその「門」をくぐり

新しく生まれ変わった人生を迎えられる・・、

そんな日もそう遠くない気がしました。。




M人君のお父さんのご冥福を心よりお祈り致します



















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