チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

ラジオ番組「名曲サロン」(1953年頃)

2015-06-01 21:31:46 | メモ

月刊誌『演劇グラフ』(アルス社刊)昭和28年3月号から、30分間のラジオ番組「名曲サロン」(堀内敬三企画・構成・解説)の紹介です。

山之内製薬提供のこの番組は《オペラあり小品ありピアノ独奏あり歌曲物語あり。演奏に加えての楽しい想い出や対談、解説は「名曲サロン」にふさわしく音楽愛好家が期待していいものです。》

出演者も豪華ですね↓



以下、出演者の画像です。

↑「孤高のピアニスト」梶原完(かじはらひろし、1924-1989)

 


黒柳守綱(1908-1983)
川田敦子
奥田道昭(1927-2009)
森正(1921-1987、フルート)
橘常定(1911-1986)
河野俊達(1922-2013)

東響室内楽団というのは公式の団体だったんでしょうか?

 

佐藤美子(さとうよしこ、1903-1982)
渡辺高之助(わたなべたかのすけ、1919-2003)
松浦知恵子
下八川圭祐(しもやかわけいすけ、1900-1980)
川島千世

 



↑「神様と賞賛される諏訪根自子さん」

 


↑シューマン小曲集を弾く原智恵子さん

 

クロージング・アナウンスも、簡単で美しく!
「峻厳卓抜な技巧、高雅精緻な表現......恍惚と陶酔の境地にわたくしたちを誘って下さったのは 諏訪根自子さん。まことに至芸と云いましょうか、至妙と申しましょうか感動のひとときでございました。企画構成解説は、堀内敬三さん、ゲストは大田黒元雄 さんでございます。(山之内製薬のサイアジンの宣伝略)名曲サロン、山之内製薬の提供番組、名曲サロンの時間を終わります。」

 

なんか、ほのぼのした雰囲気。音は良くなくても家族団らんでまじめに聴いていたんでしょうね。いいなあ。

例えばこんなラジオで。。

↑同じ雑誌の4月号より

ご参考までに、この番組の放送時間です。
 日本文化(東京)夜9時~9時30分
 新日本(大阪)水曜夜7時30分~8時
 中部日本(名古屋)毎週土曜夜10時15分~10時45分