チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

アンネ=ゾフィー・ムター、カラヤンのもとを離れての来日公演(1982年)

2016-01-03 22:29:05 | 来日した演奏家

カラヤンの「秘蔵っ子」だったアンネ=ゾフィー・ムター(Anne-Sophie Mutter, 1963年生まれ)は1981年のカラヤン/ベルリン・フィル来日公演で初めて日本のステージに立ちました。

そのときのカラヤンは記者会見上わざわざムターについて推薦のことばを述べるという熱の入れようだったようです。



↑ いまでは美しい大人の女性になられていますが当時18歳の彼女の楽しみは水泳と食べ歩き。



翌1982年にはカラヤンの許を離れて、単独で来日しました。ジャーナリストであるお父さんが監視役で付いてきたそうですけど。



↑ 1982年4月14日または15日NHKホールにて。ギュンター・ヴァント指揮NHK交響楽団のもとモーツァルトの協奏曲第4番を弾くムター。このN響との協演のほか、大阪国際フェスティバルではコンチェルト、東京ではワイセンベルクとソナタを演奏した。


ちなみに当時の彼女の愛用のヴァイオリンは「エミリア」と名付けられたストラディヴァリウスで、西ドイツ政府が彼女に永久貸与したものだということです。今でもまだ使用されているんでしょうか?(じゃりんこ様、ムターの使用楽器についてコメントありがとうございました!)

(Focus誌1982年4月30日号。写真は2つとも山本成夫氏撮影)

 

↓ 参考までに、この頃のカラヤンの日本での新譜です。20年ぶりのシベリウス2番。(レコード・マンスリー1981年10月号)

35年後にはハイレゾ・ブームが来るから変なデジタルで録音するくらいならアナログにしといたほうがええですよ~カラヤンさん、とか新年早々テキトーな記事になってしまいました。。