ナダール(Nadar, 1820-1910)が撮影した、死の年のフランツ・リスト(Franz Liszt, 1811-1886)です。74歳。
(ライフ写真講座『68人の写真家』1972年発行より)
同じくナダールが撮影したワーグナーの写真(本人かどうかもわからない)とはなぜか雰囲気が違いますね。
若い頃はイケメンでモテまくりだったリスト最晩年の、達観したような穏やかな表情が心を落ち着かせてくれます。
着ている服はリストが50歳のときに入団したフランシスコ修道会のものだということです。
きょうはこの写真をガン見しながら「巡礼の年」全曲(ベルマン)を聴いて寝ます。(ぜったい、一曲目で眠っちゃう自信アリ)