ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2017.10.5-6 母の体調、自分の体調

2017-10-06 21:05:46 | 日記
 昨日、木曜日。短期介護休暇を頂き、朝から実家へ向かった。2年前に直腸がんの手術をした母の各種検査の結果がわかる日だ。
 お天気はなんとなくはっきりしない。体調は悪くこちらの気分も優れない。
 治療変更になってから実家にはあまり足繁く通えていないので、いざ行くとなるとあれもこれもしなくてはと気持ちが急く。

 病院に出かける前、先日あわやオレオレ詐欺にひっかかりそうになった母が、電話がかかってきたときに発信者が誰なのか分かるように、従姉の息子たちの電話番号を登録しようと思っていた。母は従姉から番号を聞いたから大丈夫と言っていたが、いざ登録しようとするとそれを書いたメモが見当たらないという。

 うーん、どうしてそうなるのか。出がけにここでもないあそこにもない、と探し回ること15分ほど。ギリギリに見つかったけれど、今度は弟の電話番号が定かでなく、聞き取りそびれてしまったそうで、2種類の適当な番号とはてなマークが書いてある。これでは話にならない。結局、その場での登録は諦めて、従姉に「電話番号を教えて」とLINEで連絡をする羽目に。

 病院へ移動。再来受付をしてエスカレーターで2階の外科に向かう。待合椅子はかなり混んでいる。見ればまだ1時間前の受付番号が中待合へどうぞ、とある。後ろに座っていた年配の男性はもう2時間も待っている、けしからん、と怒り心頭でお隣の連れ合いにあたっている。気持ちは分かるが怒ってみても仕方ない。こちらも気分が優れないので、怒りの声が伝染して身体に堪える。一方、母は普段話し相手がいないので、ひたすら色々話しかけてくる。うーん、少し静かにしてくれないかな、とも言えず。ひたすら深呼吸をする私である。

 中待合に入るまでに珍しくたっぷり1時間以上待ち、中待合に入ってからも30分近く待った。ようやく名前を呼ばれ、4月に初めてお目にかかって以来2回目のS先生だ。PCには母の大腸内視鏡の画像が3枚ほど見える。机には採血の結果がプリントアウトしてある。

 「お加減いかがですか」と訊かれ、母はおかげさまで、と応じている。内視鏡では憩室はあるが特に問題ないこと、手術で継ぎ合わせた部分も問題ない、と説明がある。造影CTでも肝臓等他の臓器への再発の兆候なし、とのこと。無事術後2年検診結果クリアである。採血の結果も、私よりずっといい数値だ。白血球も5,600あり、ヘモグロビンも13で貧血も改善している。その他問題になることもなさそうだ。

 このまま経過観察していきましょう、ということで、次回は3ヵ月後、年明けに採血後、診察となった。最近よく眠れないので、と睡眠剤と便秘予防に酸化マグネシウムを処方して頂いた。

 ひとまずほっとする。これで母が再発ということにもなったら、大変だ。正直なところやらせたくはないが、抗がん剤治療をしながら一人暮らしをさせるのも、そのまま無治療にするのも。
 まだ10月になったばかりで、良いお年を・・・というのも憚られ、引き続き宜しくお願いします、と診察室を後にした。

 支払を済ませ、薬局へ移動。ここも混雑しており、待合椅子は一杯。30分ほど待ち時間があった。このところ、母は複数の病院通いが続いている。貧血の影響か手足の爪が変形して、1年近く皮膚科にかかっているし、5月末手術した黄斑前膜の予後があまり思わしくない。術後毎月のように眼に注射をして頂き、既に4回になった。今月の検査でもあまり思わしくないということで、前日に注射をしたばかり。午前中に皮膚科、午後に眼科のハシゴだった。

 硝子体手術のおかげで視野に歪みはなくなったものの、ぼやけて見える(視力低下)のは改善されていないらしい。まあ、加齢もあるし、変だなと思ってから大分長いこと放置していたのも事実。ある程度症状が固定してしまうと、手術をしても急激に視力が改善することが期待できないようだ。とはいえ、本人は手術をして1週間もうつ伏せで過ごして頑張ったのだから、もっとスッキリハッキリ見えるようになると期待していたわけで、それが思うようにいかず。思い切って「もうこのままなんでしょうか」と先生に問うたところ、「手術してもあまり良くならない人も沢山います」みたいなことを言われて、すっかりしょげている。そんなわけで夜も眠れないという訴えになったようだ。

 そんな折、薬局ではジェネリックでなく先発薬品を希望してきたのだけれど、前日にジェネリックを薦められてよくわからないままにOKしてしまったと愚痴る。案の定、昨日は全てジェネリック薬品が出てきた。昨日の今日で、いきなり先発品に戻してください、と言うわけにもいかず、今回はこれを受け取り、次回以降出来ればまた先発品に戻してくれるようにお願いしてきた。
 眼科では今月末にまた注射の予定だそうだが、どうやら長丁場になりそうな雰囲気である。ゆっくりでも改善してくれると良いのだけれど。

 ということで、もっと早く解放されるつもりだったのだけれど、病院だけでお昼を回ってしまった。お昼休みに伺うのもどうかと思ったが、せっかく近くまで行ったので、母がお世話になっているケアマネさんに術後検査クリアのご挨拶をしにセンターへ伺った。あいにく担当のSさんは出張中だったので、伝言のみ。

 お昼はどうする、と母に訊かれたものの、相変わらず気持ちが悪く食欲はない。酸っぱいスープくらいなら食べられるかもしれないと、美味しいものが食べられる中華レストランに行ってみたけれど、件の酸辣湯がメニューになかった。とはいえ、他のものは食べられそうにない。駅のほうに向ってもう一軒のレストランに酸辣湯麺を見つける。

 出てきたのはなんだか少量のスープに大量の麺。これは無理・・・という感じで、お行儀が悪かったけれど、スープだけ頂いて麺は殆ど食べられず。これなら最初からスープだけにすればよかったと思ったけれど、後の祭り。母は日替わりのお勧めランチセットを美味そうに頂いていた。

 帰宅後は気になっていたことをいくつか。実家のピアノの処分と父が用意していた霊園の合祀の権利の返上等々。あれこれ電話をしてひとまずクリア。その他何かやることがあれば、と母に確認し、無事お役御免となったので、実家を後にした。

 治療日の翌日、職場に行けば気が張っているのか気持ち悪くてもなんとかやり過ごすのだけれど、やはり身内だと甘えが出るのだろうか。疲労困憊、すっかり顎が出て、自宅に戻るとあっけなくダウン。
 夫が帰ってくるまで、朝たんまり干した洗濯物を時間をかけて畳んだ後は、リビングのソファでウトウト。それでも昼が殆ど抜きだったので、空腹に。手抜きの夕食を用意し、なんとかお腹に入れて、早々に入浴してベッドに入った。

 今日、金曜日。3日ぶりの出勤。冷え込んでいる。最高気温は午前中に出て、午後からはますます気温が下がり、雨になるという。まだ衣替えもしていないので、重ね着をしてなんとか乗り切る。
 朝食は相変わらず普段の半分程度。果物と水分のみ。ろくに食べていないし、ドンペリドンのせいで、お通じも全然。酸化マグネシウムを飲んでいるのに、お腹の中がもたついている。だるくて熱っぽい。
 溜まったメールを処理し、あれやこれや。それでも気持ち悪さは多少収まってきたか、お昼は暖かいサンドイッチとカフェラテを頂くことが出来た。

 明日は土曜日。いつものように夜までには段々復調してくるだろう。世の中は体育の日の三連休。そのハッピーマンデーは祝日授業日で出勤当番だ。
コメント
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