ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2017.10.27 祝・ブログ開設8周年、末広がりを寿ぐ

2017-10-27 06:32:02 | 日記
 自分で「祝!」もないものだが・・・の書き出しで例年書いてきたが、昨年は気付けば1日過ぎてしまったのだった。そのため“来年もまた、あまりナーバスになることなく、ふと気づけば、あれ、開設から8周年過ぎていたな、と思うような感じでゆる~く過ごしていければと思う。”と結んでいた。

 今年はゆる~く(でもないか・・・)過ごしつつも、おかげさまで事前に気づくことが出来た。北海道旅行から帰り、翌日から4日連続の仕事もようやく今日で終了だ。さすがに疲れが取りきれぬまま、日々の仕事と家事の生活を回すだけで精一杯。
 隔週の治療のため、元気な週末も隔週にしか訪れないのに、今月は合唱の練習・本番やら、息子が帰ってくるやら、均整術後期講座がスタートするやら、旅行にも行くやら。

 Sさんのスタジオにはコンスタントに通うことが出来ているけれど、地元のヨガスタジオにはぱったり足が遠のいてしまっていた。すっかり日暮れが早くなり、あっという間に真っ暗。しかもずっと雨降りで、寒く、夜に出かけるハードルがとても高かった。およそ20日ぶりに思い切って出かけてみれば、気持ち良く汗がかけてスッキリ。身体の芯まで温まり、夜の眠りも深くなった。

 さて、この8年間で記事の数は2,200を超えた。今日の記事で2,241を数える。昨年の記事によると7年間で2,049だったので、この1年で192だ。衝かれたように、追いまくられるようにほぼ毎日書いていた以前に比べ、更新ペースは格段に落ちているけれど、2日に1度程度書いている計算だから、特別なネタもない平々凡々かつ淡々とした生活を考えれば、十分だろうと思う。

 言うまでもないことだが、通院化学療法を続けながら、こうしてごく普通の生活を送ることが出来ている体力と環境に、そして、家族、友人、職場の方たちを含めた沢山の方たちに支えられて生き永らえてこられたことにも心から感謝したい。

 月並みだけれど、振り返ればこの8年の間には言葉には出来ないことが多々あった。けれど、何故だろう。冷静に考えれば、使える薬がどんどん減り、後がなくなってきている筈なのに、不思議と再発治療を始めた頃のような悲壮感はなくなっている。これもヨガの智慧のおかげだろう。心はあくまでも穏やか、凪いだ海のようである。今、自分が出来ることを精一杯やったら、後は世界に委ねるだけ、でよいのだ。

 ともあれ、今年もこうしてこの日が迎えられたことの喜びを改めて噛み締めている。8周年。末広がり。これからもますます、と余り欲張るつもりはないけれど、それでもまだまだ頑張りすぎずに頑張って歩みを止めずに生きていきたい。
  「次は10周年を目指します。」ではなく、次に目指すところはあくまでも9周年。望むべくは一歩一歩、一年一年の積み重ねである。
コメント (2)
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