ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2017.10.18 採血・レントゲン後腫瘍内科診察、ハーセプチン186回目(3.3倍量6回目)、ジェムザール(5割減)17クール1回目)

2017-10-18 22:03:04 | 治療日記
 昨日は仕事を終えてからSさんの瞑想ヨーガのクラスに参加。今月は治療スケジュールとクラスのスケジュールが上手く回っていて、珍しく隔週で3回も参加出来そうである。雨は小やみになっていたが、やはりうすら寒い。
 指導者養成コースのメンバーが7人、常連さんと初めて参加される方であわせて16人ほど。ガーヤトリーマントラを覚えましょうということで、手のムドラーを付けながら無心に唱える。心も身体も浄化されていくのを感じる。

 帰りは駅までAさんとご一緒する。前回より早い特急で2駅分だけ座れ、JRの乗り継ぎも最短。次の電車が大分遅れていたようでラッキーだった。午後発の高速バスで下宿に戻った息子と殆ど変わらない時間に、病院近くのホテルにチェックイン出来た。夫も出張中で、自宅は誰もいないというのも珍しい。
 3人でLINEで連絡を取り合った後、熱めのお湯にゆっくり浸かって、早めにベッドに入り、すんなり眠ることが出来た。5時間ほど連続で眠れ、明け方お手洗いに起き再び2時間ほど寝たら、モーニングコールが鳴るまであと15分というところだった。

 夫の帰りは午後の飛行機だし、息子も2限からの授業なので、モーニングLINEもせずに恒例の浴槽足湯でじんわり汗をかく。
 今日は久しぶりに晴れだという。週が明けてからもとんでもない寒さが続いている。10月中旬に最高気温が14度台とは46年ぶりだそうだ。早々とタイツを履き、コートにストールと完全防備で出かけてきたが、陽射しがあるとちょっと暑いかも。また食欲不振になるのが目に見えているので、朝食はあれこれちょっとずつ色々頂き、チェックアウトして病院へ向かった。

 IDカードを通して採血受付機へ移動。まだそれほど待っている方たちがおらず、待ち時間は7分と出ていたが、既に私の番号が「中待合へどうぞ」となっており、態勢を立て直す間もなく、採血室に入った。ほどなくして初めましての女性検査技師のKさんが担当。月に一度のフル検査なので4本。刺す時も抜く時も殆ど痛みなく、ラッキーだった。

 止血しながらエスカレーターで2階に上がり、レントゲン受付へ。ここは大混雑だ。10人以上待っており、座ることもできない人も。15分ほど待ってようやく受付が済んだが、その後はスムーズだった。ブラトップで簡単な着替えで済むので、問題なく撮影終了。
 再び1階に降りて、腫瘍内科受付へ。まだそれほど待合椅子が混んでいない。定位置も埋まっていない。読み始めた本が面白くてどんどん読み進み、そろそろ血圧を測らないと、と思ったら「中待合へどうぞ」と番号が出てしまい、慌てて測定に走る。111-69、急いだ所為か脈拍は76。まだ大丈夫かしらと思って掲示板を見ると、私の番号が「診察中」に変わっている。びっくりして、そっと診察室をノックして「申し訳ありません。血圧測定をしていて・・・」と入室。
 先生にお目にかかれたというのに病院到着からまだ1時間半も経っていない。

 「急に寒くなりましたが、痛みはどうですか」と問われ、「やはり、寒いと痛みはあります。気圧の変化によっても胸部の圧痛はあります。ロキソニンのお世話になった日がそれほど多くはありませんでしたが、週末気持ち悪さや便秘の他にふらつきがありました。」とお答えする。すると、先生が「動悸がしたり、汗をかいたりということは?」と続けられるので、「動悸はありませんが、ふらつきとともに嫌な汗をかいたことはありました。貧血が進んでいますか?」と問うと、「血糖値が低いですね、50ほどです。大丈夫ですか、もともといつも低めですが」と仰る。「ちょっとふらつく時には、チョコレートやキャンディを口に入れたりしています。」とお答えする。

 ヘモグロビンはほぼ横ばいで11.3、ふらつきは起立性貧血かもしれないとのこと。レントゲン撮影は2か月前と比較してそれほど大きな変化はなさそう。というわけで、治療続行しましょう、になり、ほっとする。
 診察室での検温は6度7分。採血の結果、白血球は4,100、好中球は1,763。問題なく投与OKの数値だ。気になる腫瘍マーカーの数値は6%ほど上がっている。「ああ、上がってしまいました」としょんぼりすると、「まあ行ったり来たり、ですね。」と、グラフの上限下限値メモリを直してグラフ増減の角度を緩やかにしてくださる。あまり気に病むこともなさそう。

 次回も白血球確認のための採血はパス、7月にCT撮影をしてから6か月以内に再撮影したいので、とのことで年内最後の治療前週に予約を入れて頂いた。来月はレントゲン撮影も様子によっては行われないかもしれない。
 前回同様4週間分の漢方2種とデノタスチュアブルに加え、ドンペリドンと酸化マグネシウムを処方して頂き、化学療法室へ向かった。

 今日は予定通りハーセプチンとジェムザール。化学療法室へ移動し、待ち時間には夫やお友達に報告LINE。まだ早いのでそれほど混雑している風情ではないが、待合椅子には数名が。20分ほど待って、内側の椅子に案内された。せっかくいいお天気になって久しぶりに太陽が拝めるかと思ったけれど、残念ながら、目の前はカーテンである。

 15分ほど待って針刺しにKwさんがいらした。刺した瞬間はそれほどの痛みはなかったが、その後スッと入らず、グリグリと探しながら入れた感じで、ちょっと顔をしかめてしまう。その後15分ほどして薬が届いた。
 今日も、3.3倍量のハーセプチン、デキサート(ステロイド)とアロキシ(吐き気止めのセロトニン拮抗薬)の混合、5割減量のジェムザール、生理食塩水の4本。
 まずはハーセプチンを1時間ちょっと、吐き気止めは20分。ジェムザールの30分強、最後は生理食塩水で流して15分弱。生理食塩水に替えたところで、血圧測定。108-54、脈拍は53。抜針もKwさん。ポート周りを強く抑えるためか抜針時に衝撃がある。ご挨拶をして化学療法室を後にした。今日は極めて順調だ。

 会計をお願いしてから、タイミングを見て自動支払機に移動したが、CT撮影の書類のせいで計算が遅れ、窓口支払に。採血・レントゲン・点滴で5万円弱をカード支払い。
 朝はいいお天気だったのに、外は雲が広がり始めている。思いのほか暖かくもない。薬局へ移動すると珍しく待合椅子に座っている人が2人。びっくりだ。30分も待たずに5種類の薬ビニール袋一杯に受け取り、2,000円強を現金払い。薬剤師さんに「今日は空いていますね。嬉しかったです。いつもより2時間近く早いです。」と言うと、「そうなんです。病院でも予約の方が少なかったようです」とのこと。

 今日はとても順調だった。病院と薬局の滞在時間は5時間ほど。ランチタイムも余裕で間に合った。駅ビルに移動し、以前患者仲間と何度かご一緒したお豆腐料理のお店で、蒸籠蒸しの野菜たっぷりのランチをチョイス。ゆっくり時間をかけて頂くことが出来た。
 帰路は快速電車にも座ることが出来、乗換駅まで2冊目の本を読み始めた。

 島に出張していた夫のこと。月曜日の往路は雨の影響で、なんと離陸後3回も着陸を試みるが叶わず羽田に戻り、次便に乗り換えて4度目の正直でようやく着陸。昼に到着の予定が夕方になったという。それでもキャンセルにならずに良かったのだけれど。ツアー客はその場でツアーキャンセルになっていたそうだ。
 昨日火曜日に無事仕事は終えたが、今日の復路は、秋雨前線の影響で風が酷く、もし飛ばないと帰れなくなってしまうということで、昼の便を朝便に替え早々に帰ってきていた。島の生活はやはり大変だね、としみじみ。
 そんなわけで、今日はスーパーでお弁当を調達しないことにして、夫に空弁を頼んでいた。ところが、帰りのリムジンバスがすぐ来てしまい、買い物をする時間がなかったとのことで、結局最寄駅のスーパーで小さなちらし寿司を買ってきてくれていた。

 帰宅後は、長雨の影響かつ息子の洗濯物も溜まっており、頑張って1度だけ洗濯機を廻した。その後、リビングでダウン。横になる。お腹を空かせた夫が、私が食べられそうな酸っぱいスープを作ってくれたけれど、具には手を付けられず、水分とお寿司を数口のみ。ランチまでは食べられたのだけれど、いつものことながら夕食まで食欲は保たない。

 明日は木曜日。午後の会議はアウェイでなくホームなので出張なしがせめても。金土日とフルに動き回ってしまったので、ノンストップでまだ疲れが残っている感じだ。自業自得以外の何物でもないのだけれど。
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