ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.5.14フェスゴ4回目+ドセタキセル3回目(6割減量1回目)+ジーラスタボディポッド3回目13日後のこと 旅は3日目 何とか傘を差さずに 締めは平和を祈り、ASHAREさん夜ヨガも無事終了

2024-05-14 21:54:51 | 
 昨夜もブログアップ後は早々に入浴を済ませ、終日頑張ってくれた手足のケアをしてベッドに入った。夜中1時半過ぎ、腹痛で目が覚めたが、下痢ではなかった。硫黄臭のゲップも大分落ち着いてきた。すんなり二度寝に成功した。

 今朝は、昨日より20分早くスマホアラームをセットした。
 手足のケアと身支度を済ませる。一日バスに乗っていると、足が浮腫んでしんどいので、久しぶりに着圧ハイソックスを穿いたのだけれど、手袋をしていても引っ張り上げるのに手が痛く、なかなかうまくいかない。夫に手伝ってもらったけれど夫もギブアップ。
 何とか穿いたものの、それだけでぐったり疲れてしまう。朝食前の排便は軟便だったけれど、下痢でなかった。

 階下のレストランに向かう。昨日より早いけれど、大分お客さんが少ない。同じツアーの方たちは既に食事中だった。今日は主食をお腹に優しいお粥にして、豆腐チャンプルやジーマミー豆腐等を頂いた。果物とカフェオレもお腹に入れて、レストランを後にする。
 腹痛もなく、お腹が落ち着いてようなので、ロペミンはお休み。朝ドラを視てから、ゆっくりロビーに降り、バスに乗り込む。雨が降っていなかったので、夫は折り畳み傘、私も晴雨兼用傘を持って出た。なんとかこのままお天気が持ってほしいと願う。

 昨日とは違う車体のバスと運転手さんだ。今日は座席指定が一番前の列。運転手さんのIさんは以前添乗員をしていたことがあるそうで、マイクで自己紹介をする感じも慣れているのはそういうことか、と納得。

 定刻通りにバスは発車。昨日は北へ向かったが、今日は南部を廻る。まず東へ、そして南へ下る行程だ。
 最初の立ち寄り先は前回12月にも訪れたニライカナイ橋と知念岬公園。12月に初めて訪問した時はお天気に恵まれ、青い空、青い海、文字通り太平洋を見渡す大パノラマはまさに理想郷、という謳い文句がぴったりだった全長660mの橋だけれど、あいにく今日は、雨が落ちていないものの曇り空。折角の海の色がちょっと残念。
 知念岬公園の駐車場は私達のバスが一番乗りで、他に誰もいない。文字通りの貸し切り状態だ。日付入りの写真スポットはまだ昨日の日付のまま。お店もまだクローズしている。
 遠くまで続くサンゴ礁の海の色を愛でながら30分ほどの散策を終えて、お店がある高台まで戻ってくると、写真スポットの日付が変わっていたので、写真撮影を済ませた。

 そのまま歩いて世界文化遺産・斎場御嶽(せーふぁーうたき)へ向かう。琉球開闢伝説にもあらわれる琉球王国最高の聖地(御嶽)とのこと。域内にある6つのイビ(神域)は、首里城内の建物や部屋と同じ名前を持つそうで、琉球王国時代、国家的な祭事には「神の島」といわれる久高島から聖なる白砂を運び入れ、御嶽に敷き詰めたという。国の最高神女「聞得大君(きこえおおきみ)」の就任儀礼「お新下り(おあらうり)」が行われたことでも有名な場所だそう。

 知念岬公園の駐車場から10分ほど歩くと、緑の館・セーファが迎えてくれる。館内でDVDを見てから参拝開始だ。公園池を通り、参道の入り口である御門口(クジョウグチ)へと歩を進める。うっそうとした森の中は、雨後ということもあり、足元がかなり悪い。ゴツゴツした石畳の坂道はかなり急で、うーん、止めておこうかしら・・・と一瞬弱気になる。

 遠く久高島が見える遥拝所を抜けて、最初の拝所、大庫理(ウフグーイ)へ。石畳が敷かれた祈りの場(ウナー)がある。石畳に足裏が反応して痛いの痛くないの・・・。滑り止めの土嚢の上を歩かせて頂く。2つ目の寄満(ユインチ)は豊穣の満ち満ちた所だそうだが、砲弾池を見ながらここでUーターンして3つ目から6つ目までの聖域へ。
 三角形の空間の突き当り部分、三庫理(サングーイ)の祭壇を拝む。ガイドさんが説明してくれるが、今日は予約が少なく、とてもラッキーだったとか。ほぼ私達の貸し切り参拝である。往路はかなりの急な登りの難所があったが、当然復路は急な下り坂だ。ここでこけては洒落にならないので、手すりを持って、必死に降りてきた。相当ハードなハイキングになったが、しっかりお祈りしてきたので、きっとまたご利益があるだろう。

 足をがくがくさせながら、再びバス駐車場に戻り、次なる立ち寄り場所、海の見えるカフェに向かう。
 沖縄を代表するロケカフェといえばここだそうで、空に続くようなテラス席が特等席だ。遮るものがなく、リーフまでくっきりと見渡すことのできるベンチ席に座ってホットココアを頂く。昨日より大分気温が高いように感じるが、ブラウス1枚で丁度良い。これで日差しが強ければ、テラス席は眩しくて大変だったかもしれない。

 30分ほどゆっくりして、今度はみーばるビーチへグラスボート乗船に向かう。こちらも前回訪れた時には、いいお天気だったので、白砂が眩しく、ボート到着まで冷たい水につい手が伸びたが、今日は曇り空なので、そんなこともなく。
 お一人は船酔いするのでパス、だそうで、9人+添乗員さん10人の貸し切り出発となった。ちゃんとお魚が見えるポイントポイントに泊まるのがプロフェッショナルの船長だ。瑠璃色の熱帯魚やスズメダイ、ツノダイ、カクレクマノミ等もしっかり見せて頂く。漁船には寄っていかないけれど、ちゃんと餌を撒いてあげるので、グラスボートが来ると寄ってくるのだそう。凄い勢いで餌の争奪戦をする姿はなかなか可愛かった。
 サンゴ礁も綺麗だったし、今回もアオウミガメの姿を拝めた。ちょうどお昼寝中のカメは流されないように、身体を岩の中にしっかりはめ込ませている感じで、30分位は動かないのだそう。苦しくなると上がってくるというけれど、頭と前足が動いてその姿を確認することが出来た。

 30分弱の遊覧が終わり、砂浜に戻ると、赤ちゃん連れの外国人ファミリーが海中ブランコで遊んでいたり、金髪の3姉妹が砂遊びをしていたり。いかにも沖縄らしい姿が散見される。既に海水浴シーズンである。

 20分ほど走って、次の立ち寄り場所兼昼食場所であるひめゆりの塔に向かう。これまで傘を差さずに済んで有難かったが、昼食会場に到着すると、ポツポツと雨が降り出した。ここで大きな傘をお借りする。私達はオプションランチをお願いしていなかったので、近くのカフェに入る。
 夫はお勧めの看板混ぜそばを私は塩ラーメンを頂く。店内はオーナーの趣味だろうか、バイクやヘルメット等が多数展示されていて、バーカウンターと食事スペースがあるなかなか面白い造りだった。どちらも美味しく、夫はコーラで水分補給も済ませる。

 外に出ると、有難いことに雨は止んでいた。集合時間まであと1時間ほど。ここまで来てひめゆりの塔だけお参りして、資料館をスルーするわけにはいかない。まずは献花する花束を買い求め、お参りを済ませて、平和祈念資料館に入った。
 こちらには30年ほど前、夫と最初に沖縄を訪れた時に1度お参りしたのだが、資料館に入るのは初めて。証言映像や当時の写真、壕の実物大模型等、ひめゆり学徒隊が体験した沖縄戦の実相を静かに伝えている。

 13歳から19歳の多感で優秀な少女たちが、当時の教育によって軍国少女に育ち、沖縄戦が始まり、陸軍病院に動員され、実際には命がけで遺体運搬等をさせられていたという事実に胸が苦しくなる。修学旅行らしい子供たちが大勢訪れていたが、平和の意義が問い直されている昨今、彼らの目にはどう映ったのだろうか。
1時間弱の見学を終えて、夫も私も無口でバスに戻った。

 最後の立ち寄り場所は県内最大の手作りガラス工房・琉球ガラス村。職人さんたちのガラス工場を見学した後は、美しい琉球ガラスのショップを見ながら目の保養をして、ショップで少しお土産を買い、バスに戻った。

 今日の観光はこれで終了。走行距離は少な目の70㎞。4時前に無事ホテルに戻ってきた。綺麗に整えられた部屋でお茶を淹れて一服。水分と糖分を補給した。さすがに歩き疲れて、夫はお昼寝。私はこうしてブログ記事を書いている。

 夕食は歩いて沖縄そばのお店に繰り出した。あいにくまた雨が降り出していたけれど、近くに手頃なお店があって助かった。2人で満足して部屋に戻ってから母にMeet通話。お互いに今日の報告。母は、デイサービスの母の日のスペシャルランチとお土産に上機嫌だった。明日はまたWさんサロンを予約しているとのこと。毎日大忙しである。

 21時からはASHAREさん主催の「オンラインぐっすり眠れる夜の瞑想ヨーガ」第10回目の開催。今日は変則でホテルの部屋からのオンラインだ。10分ほど前に入室し、皆さんが揃って定刻より少し前にクラススタート。45分ほどのヨーガニドラーをメインにしたクラスは、終了後にお喋り会もなく、そのままおやすみなさいの流れ解散。眠りに特化した緩めの内容である。
 オームを3回唱え、静かに瞑想しながらヨーガニドラーのサンカルパ(願い事)を決めて頂く。その後は、軽く身体を解したらそのまま寝っ転がり瞑想のヨーガニドラーに。

 なんとなく覚醒して頂いた後は、ガーヤトリーマントラを唱い、ぼんやりと聴いて頂く。オームとシャーンティを唱えて45分弱でクラス終了。
 「おやすみなさい、良い夜を」と締める。今日も無事寝落ちされたようで戻ってこられない方がおられたが(これこそこの夜クラスの醍醐味だ!)そのままお開きに。
 クラスの間、夫には申し訳なくも外で時間を潰して貰い、無事開催出来て有難いことだった。

 明日は最後の観光で中部を廻る予定だ。
コメント
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