ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




ツアーに向けた最終リハを終えたその足で、用事があったので渋谷に向かいました。

金曜の夜の渋谷ですからね。お洒落をした若い女性たちや男の子達、カップルで賑わってました。僕にしたって高校生の頃からよく遊びにきていた街ですし、20代後半の一時は住んでいたこともある街です(もう二度と「住む」ことはないと思いますけど(笑))。でも、それにしても、なんだか結構久しぶりの夜の渋谷。

今月後半、ほぼ毎日、ずーっと通い詰めだったリハーサルスタジオから、さらにリハーサルの音源を聴きながら行ったせいもあるのでしょうが、停めたクルマを降りた瞬間、「あ。そうか、ここは渋谷か。」って(笑)、突然現実の世界にスリップしてきたような、妙な感覚に襲われました。なんかね、懐かしいような、でもなんだかまるで知らない世界に来たような、へーんな感じ

・・・ヒキコモリの子が街に出たら、あんな感じがするんじゃないかな(笑)。・・・そうか、僕達は集団で楽器持ってヒキこもっていたのか。でも、あながち間違いじゃないかも(笑)。

でもね、あーでもない、こーでもない、と厳しくも楽しいリハーサルをしている間にも・・・

ケニアの暴動では、いよいよ被害者は1500人を越えてしまったようですね。この間ここで書いたときは1000人を超えて・・・、って報道されてましたから、1.5倍になったということですよね。国連が「仲直りしなよー。で、二人で一緒に政治やればいいじゃーん」って、なだめすかしながら色々と動いているにも関わらず、ロイターの写真でも、ケニアに関しては悲しくなるようなのばっかり見ます。

そんな暴動が続いている中じゃ、当然まともな経済活動はできませんよね。当然まともな経済活動はできませんよね。そして、そんな不安定な経済のせいもあって、同じくケニアの民族の一つであります、マサイ族が戦争を始めてしまったようです。にしても、写真、こわいなー、勝ち目ないなー(こちら)。なんて冗談言ってる場合じゃないんですけどね。早くなんとかならんかなー。ケニアのニュースを目にするたびに、「ルワンダの涙」を思い出してしまうんですよ・・・。

うはー、また時間が。

他にも、ニュースを見れば、イラク、トルコ、イスラエル、パレスチナ、アフガニスタン、パキスタン・・・みーんな対立して、武器であーだこーだ(毎日のように、確実に人が死んでる。)してるし。ちょっと知ってきたら、どんどん気になるし。知らなかったときは、まるで気にならなかったのに。でも、気にならなかったって、どんだけ・・・怖いことか。誰かの存在をとり残しているようで、実は自分がとり残されている、ってことでもあるんですよね。事と次第によっては、日本が丸ごととり残されてたり、なんてね。

 

そうそう、コソボ独立のニュースはご覧になった方もいらっしゃると思います。でも、このコソボ独立ってそもそも何だろ?・・・ってか、コソボ問題なんて、全然良く知らないけど・・・っていう方もきっと沢山しらっしゃいますよね。僕もそうでした。でも、気にはなるので・・・ちょっ勉強。場所はイタリアの右側、細長いアドリア海を挟んですぐ横あたりです。バルカン半島ってところにあります。

これは、スラブ民族っていう、ロシア人なんかに代表される、ヨーロッパでは最大の、とっても大きな民族のくくりの中の、セルビア人(セルビアの人)とアルバニア人(これが今回独立したコソボの人)っていう民族が対立して起きた「民族対立」問題なんですね。

要するにやっぱりアルバニア人の人たちは、自分たちの国(=コソボ)を作りたかった、ということなんです。ユダヤ人にとってのイスラエル建国と同じですね。人は、個人でも、国でも、やっぱり独立したいんですよ。誰かに占領されたり、抑圧されているのは嫌なんですよね。ってのは、コソボの人達(アルバニア人)が、セルビアの一部のままでは差別されるので、例えば就職も不自由だし、となると経済的にも圧迫されたまま。辛いですよね。なので、長いこと「もーいやだ。好きにさせろ」って、独立したがってたんですけど、セルビア側は、「コソボの土地はセルビアのものだから、勝手に独立なんてさせません」ってことで、対立していたんですね。で、そのうち、テロなんかを起こして、それをまた過剰に抑圧したりして、どんどん泥沼になっていきました。これが10年ぐらい前から激化してきていた「コソボ問題」の概要です。僕も今まだ勉強中なんで、またいつか機会があったら改めて。

ボスニア・ヘルツェゴビナ、ユーゴスラビア、アルバニア、セルビア、マケドニア、クロアチア・・・あんまり馴染みの無かった国の名前が沢山でてきますので、これはなかなか一筋縄では・・・。はい、勉強しまーす。ただ、この騒動でも、また人の命が沢山犠牲になっているのは、確かです。

そして、このコソボ問題にはイタリア、ドイツ、オーストリア、ギリシャなんかも絡んできます。というのは、これらの国にとってはコソボはとても近所の話なのです。ここが戦争とかになると、すぐにとばっちりを食うことになるからです。日本みたいに、どこの国とも隣接していないと解りにくいのですけどね。あえて言えば、隣の県の問題、くらいの感じなのでしょうか。ヨーロッパって、大変ですよね。地図がころころ変わりますものね。ウチにある四冊の世界地図、ヨーロッパの国割りが、全部違いますもの。まぁ一番古いのは中学の時の地図なんで、仕方ないですけど。まだロシアじゃなくて、「ソ連」だし(笑)。

そして、またここで出てきます。・・はい、アメリカ、イギリス、そしてロシアです。よくもまぁ、毎回毎回(笑)。彼らは、ずーっと世界覇権を欲しがっています(いや、持っているものをずっとハイレベルでキープしたがっている、というか)。最近は中国やインドも欲しがっていますが。ちなみに日本は、欲しがっていません。これ、結構大事なポイントです。「よこせ、よこせ」と欲しがっている国と、「別に、ウチはいいです。そんな力無いし。」と、欲しがっていない国がありますが、欲しがっていない側の国は、取られる側になる可能性があるのです。この話はまたいずれ。「搾取」の問題です。

えー、というわけで、コソボ問題にもこうした大国がバックで動いています。ってか、そもそもこれらの大国の思惑で、こういう紛争なんかの様々な動きの99%がコントロールされているんじゃないでしょうか。恐ろしい、とかっていうよりもね、もう「凄いな」、って思います。国っていうとてつもない大きいものも、ほんの数ケ国の誰かが、ほんの一握りの人間が、その思惑でコントロールしてるんだってことにビックリです。

ちなみに、ロシアは独立反対派で、アメリカ(&イギリス)は賛成派です。今回の力ずくの強引な独立では、ロシアは怒っているようです。なので、またこれをきっかけに世界戦争?なんていう見方もありますが、まぁ、どうでしょう。まぁすぐ戦争にはならなそうですけど。でも、可能性は0じゃないんで、怖いですけど。ちなみに日本は、独立を承認する方向です、だってアメリカの意見には・・・(まぁ・・・当然です)。

なんてことを、最近ちょっと読んだばっかりだったので、渋谷の街がなおいっそうの別世界に思えたんです、ってお話でした(笑)。

でもね、渋谷は、いつもこう、、能天気なままでいいなぁ、と。ずっと平和な御気楽な街、渋谷であって欲しいなーって。空爆とかされませんように。(←普通こういうことは考えないか(笑)。)

あ、何で渋谷に行ったかと言いますと。いつもの、ブレスレットが仕事中に切れちゃったんで(どんだけ激しく動いたっつーのか)、修理に出してたんですけど、それがやっと出来上がったんです。約一ヶ月かかりましたよ。でも、直って良かった。今日は、その受け取りに。間に合ったー。これで一安心。・・・って、平和ですね

ではー。



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うーむ。今日こそシンセ(シンセサイザー)を語ろうかと思っていたんですが。

「あれ?まてよ」と思って調べてみると、昨年の9月3日のブログで書いてましたな。これぞ、ケン坊症です(笑)。

というわけで今日の写真のシンセについては、既にこの時に申請(しんせー)して・・・あ、いや(笑)、書いてますので割愛します。読み返すの面倒だなー(笑)、な方の為に一言で言ってしまえば、シンセというのは「音を合成して新しく作り出す楽器」、だと思って下さい。

最近はあまりいなくなりましたが、昔の「シンセ弾き」は、他の誰とも違う音、いままで誰も聴いた事が無い音を作って喜ぶマニアが多かったんです。シンセそのものが目新しかったってのもあります。そして、そんなマニアックなプロミュージシャンが作って演奏した、聴いたことも無い音を、僕らアマチュアは「何で(どこのメーカーの、なんていう機種で)作ったんだろう?」って必死になって研究したりしてたんです。研究って言っても、プロの機材は一台で100万円オーバーなんてのもよくありましたから、安い機材で似たような音を作って「似てる似てる!」って喜ぶわけです

有名なところで、例えばYMOなんかは、そんな「シンセな音」のオンパレードでしたし、頃は同じで、80年代の洋楽ロックはシンセが本当に沢山使われて、目新しい音が次から次に生まれては、ドンドンスピーカーから溢れてきてました。ユーロビートなどの当時のダンス・ミュージックもシンセ無しでは語れませんね。まぁ、言ってしまえば80年代はシンセがブームだったんですね

ここで覚えておいて欲しいのが、逆に最近のヒットソングで使われている鍵盤の音を聴いてみると、シンセよりも古い音である、エレピやオルガンなんかが多用されているのは面白いと思います。あと勿論、さらに古い楽器である生ピアノも良く聴かれますよね。ここ数年、ピアノ・バラードのなんと多いこと。

楽曲でシンセの音が使われていても、80年代みたいな誰も聴いたことがないサウンド、最新のデジタルシンセの音、ではなくて、古いアナログシンセ(回路がデジタルじゃなくて、アナログで出来ている)や、それを模した(シュミレートした)サウンドが「やっぱ暖かみがあっていいよねー」なんて言って、リバイバル人気になっています。最新のデジタルシンセを買っても、実はメーカーも目指しているのが、古いアナログシンセの音の再現がどれだけできているか、だったりするっていうケースも多いです。

そして、これがシンセの王様と言ってもいいアナログシンセ、Mini-Moog(ミニ・ムーグ、又はミニ・モーグと言います)。前のブログと写真が似てますね。ってか、同じですね。でも、これは今日撮ったものなんですよー。いや、大好きだから何度でも、同じような写真でも、気にせず載せよう、載せていっちゃおう(笑)。

この子は、1970年生まれです。僕とトシ、近いです。おっちゃんかおばちゃんかは、わかりませんが(笑)。・・・しっかし僕は、これが欲しくて欲しくてねー。夢にも出てきたくらいでして(・・・オルガンもそうだったなぁ)、バイトしまくってお金貯めて、20歳の時に泣いて頼んで知り合いから譲ってもらって、依頼、かれこれ20年の付き合いになります。大抵、ツアーには持っていっています。例え、一曲だけしか、いや、あるいは一曲ほども使わなくても(笑)。

さて、ちゃんとは言ってませんでしたが、今回もこのMini-Moogを守り神のようにして(・・・使う箇所はまだ未定。でも、そばには置いておくのだ(笑))、そして、最近ご紹介した新しいお友達のエレピ(エレクトリック・ピアノ)のローズ、ハモンド・オルガンのXK-3cに、お馴染みのエレピ(こちらはエレクトロニック・ピアノ・・・めんどいね(笑))のMP9000、そして今日のトップの写真のコルグ社製のデジタルシンセ、Triton Extreme(トライトン・エクストリーム)を持って、またまた彼のツアーにバンマスとして参加させてもらうことになっています。

はい、どん

清木場俊介 LIVE TOUR 2008 Rock&Soul」。

全国の皆さん、また会場でお会いしましょうねー。そして、また今回も一緒に、バッチリ楽しみましょうねー。いやー、楽しみー、楽しみー

 

そして、明日の深夜、俊くんのテレビ出演がありますが、もしかしたら後ろに、何か居るかも知れません。って、・・・何がだ、背後霊か(笑)。


2/29(金) 「音楽戦士」 日本テレビ(NTV) 24:50-25:45 

☆各テレビ局によって、放送日や時間がまちまちのようです。詳しくは、俊くんのHP内、NEWSのコーナーにてご確認くださいますよう、お願いします。

 

そうそう最後に、シンセ、Triton Extremeに関することで、マニアックなことを一つ書いておこうかなー。あ、読み飛ばしてもらっていいですよー(笑)。

えーっと、80年代以降のシンセとか鍵盤楽器って、MIDI(ミディ)って言って、これは「Musical Instrument Digital Interface」の略なんですけど、要するにデジタルの力でですね、ケーブル一本で楽器同士を繋げることができるよ、っていう機能が付いてるんです。

これで何が出来るかっていうと、一台のキーボードを弾くと、「MIDI(ケーブル)」で繋がっている、他のキーボードを鳴らせられる、ということが出来るんです。例えばね、学校の校庭一杯に1000台のキーボードを置いて、全部MIDIで繋いでおけば、あなたはMIDIケーブルで繋がってる音楽室の一台のキーボードを弾くだけで、校庭中のキーボードを同時に、全部鳴らす、つまり弾くことが出来る、ということなんです。画期的な技術だったんですよ。メーカーの壁も越えて作られた規格でしたし。沢山のシンセを一斉に鳴らした太い音や、カラフルな音が沢山作れるようになったんですね。

というわけで、僕は1000台のキーボードは弾きませんが、TritonとXK-3cは繋いでありまして、Tritonを弾くことで、XKを鳴らす、なんて技を良く使っています。

皆さんが「うーむ。なんとなく『オルガン』の音は覚えたぞ」と思って見ていても、「あれ?ケン坊は今シンセ弾いてるのに、なんかオルガンみたいな音が出てるぞ?聴こえるぞ?」って思われた場合、実際はシンセ(Triton)の鍵盤で、オルガン(XK)の音を出している、なんてことがある、ということです

なんで直接オルガンを弾かないでこんなめんどくさいことしてるかっていうと、置いている位置によって、どうしても弾けないから、なんです。手が届かない、という物理的、身体的限界の理由なんですよ。

残念ながら、まだ右手と左手しか生えて無いし、関節も相変わらず増えないし、どう頑張っても、倍とかには伸びないんで(笑)。

ではー。



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仕事帰りに、ちょっと小さな頼み事があって、古い友人と待ち合わせをしました。

「おっす。」

「よぉ。」

「どうよ、お茶でも」

「だな。」

「で、どうよ、ここんとこ。」

「いやー、どーもこーも。すっげー頭いてぇんだ。昨日飲みすぎてさ。」

「あはは。そりゃ辛いわな。」

「日本酒はダメだ(笑)」

「あぁ、日本酒はダメだね(笑)」

15年くらいの付き合いになるし、気心知れてるもんだから、こんな調子で確かに具合があまりよろしくない感じの(笑)彼と、ダルーンと話始めたんですけどね。

でも、同じ業界にいるもんだから、共通の知り合いも多くて、あの人が最近、だの、やつ、どうしてる?だの話してたら、あっという間に時間が過ぎてゆきました。

・・・そのうち。

どこでどうなったのか、最初は確か、ガソリン高いね、なんて話からだったかな、・・・エネルギー問題から、地球温暖化の話になって、政治の話になって、イージス艦の事故の話から、自衛隊の話になって、アメリカの話になって、兵器産業の話、憲法の話、お隣の国の話、中国の話、中東の話、第二次戦争の話、鎖国時代から開国のいきさつの話になって、捕鯨の話をして、で、日本の政治家の話になって、いきなりまた音楽業界の話に戻って(笑)、

最後は、

「将来は・・・どーなるかねぇ。」

「うん。だねぇ。」

 

 

コーヒー一杯で、こんなに一杯話し合える友人って、ありがたいなぁ、大切だなぁ、って思っちゃいました。

何でも「なるほど」「だからそれはさぁ」「いや、それはきっと」って、どんどん話が広がってね。今まで、彼とはあんまりこういう話はしたことがなかったけど、いざしてみると、色んな引き出しを持っることがに気付かされたのが面白くて、あっという間に時間が。

そんな彼、「だからさー」って熱っぽく語ってたけど、やっぱり最後は

「あーしっかし頭いてーなー。やっぱもうトシだな。飲みすぎ注意だよ、ケン坊も(笑)。」

って、ありがたい忠告をしてくれて、フラリと帰って行きました。

ゆっくり休めよー(笑)。僕も寝るぞー。

・・・一杯だけ飲んでから(笑)。

ではー。



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新しいCD、新しい音楽

んー、この場合の「新しい」・・・って何だろ。「最新の音楽」ってなんだろ。

ケーブルテレビの音楽番組などで、古いロックやジャズのライブを観ることが多いんですよ、って先日書きました。・・・だって、かっこよくて、楽しいんだもの

でも、そりゃあそうです。20年も30年、モノによっては40年も昔の(ロック・ミュージックの黄金期は60~70年代と言われています)、古いビデオだったりするんですが、今も放送されてるってことは、相変わらず支持する人が沢山いるからってことですよね。楽器でも何でもそうですが、ただ古いってだけじゃ、淘汰されてしまう。やっぱり、認められる、納得できる「良さ」があるから長~く残るんですね

そんな昔の音楽だけでも、まだまだ聴けてないものや、今になって新たに知ったりして「すげー」って、ファンになる音楽の、なんと多いこと(笑)。タワレコや、HMVなどの大きなレコードショップに置いてあるCDって、膨大ですよね。あれは、今ある量だけでも、一切眠らないで聴き続けても、一生かかっても聴き切ることはできないんだよ、などと良く言います。ほんと、絶対に無理です。

まして、日々どんどん新しいCDが発売されているわけですからね、もう、追いつくわけもありません(まぁ、追いかける必要はないわけですけど(笑))。とにかく、僕達人間は誰一人として、世の中の全ての音楽を知ったり、聴いたりすることは出来ない、というこです。どんなミュージシャンでも、音楽評論家でも、レコードショップの店員さんでも、です。

となると、結局は「出会い」なんですよね。自分は、どんな音楽と今まで出会ってきて、これからどんな音楽と出会うのか。人と人との出会いもそうですけど、よっぽど縁が無ければ出会わない、とも言えますね。なんたって、とてつもなく膨大な量なんですから。もっと言ってしまえば、世界それぞれの国で発売されてても、一枚たりとも日本に入って来てないCDの方が多いわけですし。僕らは、その存在を知ることすら出来ないわけです。

改めて家のCDラックを眺めてみると、不思議な気すらしてきます。自分は、なんでこのCDを買うことになったんだろうね・・・って

どうしても古いのに手がいってしまい、あまり最新のCDなどは買わないのですが、最近、エイミー・ワインハウスといイギリスの女性アーティストのCDを買いました。年末くらいだったかに、ケーブルテレビでたまたま流れていたライブ映像を観て「うわ、誰だこれ?かっこいいなー」って思って、そばにあった紙に、名前をメモしていたんです。名前も「ワインハウス」なんてね、何だかカッコイイので、印象にも残っていて覚えていたんです。

そしたら、先日、2月10日の第50回グラミー賞で、最優秀新人賞や最優秀楽曲賞など5部門を受賞したアーティストの名前を見たら、あの時メモしていた彼女だったんですよ。「おぉ、やっぱ凄い子だったのかー」と。なので、これは縁があるなー、アルバム、買わねばー、と思ってポチしたというわけです。

聴いてみましたら・・・もう、これが50~60年代のね、まさに古き良き時代のソウル、R&B、って感じでした。一曲目の「Rehab」(最優秀楽曲賞を獲った曲)の出だしからして、こないだご紹介した古いエレピ、ウーリッツァーが使われてて(笑)。他の曲ではローズや、ハモンド・オルガンも。他の楽器も全部生楽器で、全編、懐かしいようなサウンド作りがされていました。一曲あたりの曲が短いのも、当時のヒーットミュージックへのオマージュかも、なんて思ったりもします(CDなんて無い時代ですから、一曲がどれも2~3分程度と短かったんですよ)。

何が言いたいかっていうと、この英米を始め、世界を席巻したエイミーの最新のヒットミュージックは、実はとっても古いヒットミュージックの形態を模した(リスペクトした)ものだった・・・ということなんですが、僕(やもっと上の世代)のように懐かしく感じる世代もいて、当然平成生まれの若い人なんかには、これが新鮮にも聴こえるわけでしょうしね。だから、ヒットしてるわけですもんね。古くたって良いものは、良い。むしろ、時代を生き抜いてきた音は良いってことだよね、とも言えると思います。それにしても、曲も面白いですが、またここに乗っかる声も独特、歌い方も本当に若いのか?中身は黒人のオバさんじゃないのか?って思うくらい(・・・またちょっとアレ方面な話ですが、エイミーの両親はユダヤ人とのこと・・・つまり、彼女もユダヤ人ってこと・・・かな。ふむー、興味深いです。)、実に個性的で魅力的なアーティストです。将来が楽しみなアーティストがまた一人、増えました。ただ、結構なトラブルメイカーでもあるようですけれど(笑)。

しかし、こうして時代はグルグルグルグル廻るのですね、ってことでー

日本でも、そのうちまたGS(グループ・サウンズ)やキャンディーズやみたいな王道アイドル歌謡が流行ったりして・・・だって、相変わらず深夜によくCD売ってるし。「懐かしの昭和歌謡大全」とか(笑)。でもやってると、つい観ちゃうんですよねー(笑)。

ではー。



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ってセリフを聞くと、ど根性蛙を、

う、生々しい(^_^;)。

・・・ど根性ガエルを思い出す世代ですよ(笑)。

ってか、焼肉に玉子、意外にうま~ですよ。

玉子好きにはたまりませぬー。

 

---追記。---

玉子・・・

 

あ、卵?

 

え?

 

・・・多魔子・・・。

 

・・・それ、なんか、怖いぞ(笑)。

 

でも、僕も初めての経験でしけど、美味しかったですよ。しかし何にでも合うし、いつでもどこでも美味しいなぁ、太馬児。

 

・・・って、今度はなんか健康そうなイメージ(笑)。

 

あ。

 

「TMG!TMG!」

 

・・・えー(笑)。

 

美味しいお肉をお腹一杯いただきまして、頭が(笑)。ですので今日のところは、今からお風呂に入って、スルっと寝ようと思います

 

 

でも、これだけってのもアレなんで。

そうそう、せっかく昨日びよーん室に行った事ですし

・・・写真を。

 

 

 

そうです!これぞ、トレンド、ナウい、今風、流行りますよ。

 

 

 

・・・はいっ

 

 

 

 

・・・でも、もしもあまりにも評判が悪いようなら、前回同様、ズ○にしまーす(笑)。

ではー。



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今日は、こちら方面、いやんなっちゃう冷たい風が吹いていました

しかも結構強く吹くもんだから、

 

電車も徐行運転とか、見合わせとか、折り返しとか、中止とか、なんだかんだと大騒ぎ

「交通網って、脆いもんなんだなー。雪や大雨だけじゃなくて風にも弱いんだもんなー。そして桶屋は儲かっているのだろうか・・・」などと、つらつら考えながら、表参道。表参道と言えば、そう、びよーん室(←絵文字が違う)。ってか、予約一時ですからね、写真撮ってないで急げ~(笑)。

ちなみに、シャンプーしてもらうなら、男性、女性、どちらがお好みでしょうか。僕としては、そりゃあ可愛らしい女性に「こちらへどぞー」って言われて、頭を洗ってもらうなんてのは決して悪い気はしませんが(笑)、でも実は、男性の指と強い力でゴシゴシ洗ってもらった方が、気持ち良いって言えばそうなんだよなー、って思ってるんですよね。「ってか、いつも自分で(つまり男の指で)洗ってるから、感覚的に慣れてるからなのかな?」って思いながら洗ってもらってたんですけど、実際どうなんでしょう。女性の方はそうは思わないものなのでしょうか。まー、他愛ない疑問なんですけどね(笑)。

で、びよーん室でゆったりウトウトした後は(寝たんかい(笑))、「カワイ表参道」へ。一昨年の10月18日のリベンジというか、ただの続きというか、えー、実は単純にちょっとグランドピアノが弾きたかっただけなんですけどね

1Fでちょっと楽譜と研究書をしばらく物色したあと、「ではそろそろ」と、3Fにあるグランドピアノ・フロアへ。でもね、ここ、何か緊張するんです。クラシックの凄いピアニストの人とか、優秀な音大生とかが来るんだろうなー、なんて先入観なんかもあってね(笑)。僕にはあんまり縁の無い、高級家具売り場みたいな雰囲気っていうか(笑)。

でも、木の、ピアノの、良い匂いがしてね、ワクワクもするんですよ

またお客さんが誰もいなくて、店員さんが一人。前回の時とは違って、今回はグレーさんではありませんでした(笑)。眼鏡をかけた、柔らかい物腰の愛想の良い方でした。・・・でも、国内有数のグランドピアノ専門売り場の方ですからね、僕からしたらちょっと身構えるっていうか、どうもやっぱり、・・・緊張するっていうか(笑)。

「いらっしゃいませ」

「あ、どうも」

「今日は何かお探しのピアノが?」

「(今日はって・・・洋服じゃないんだから(笑)・・・と思いつつ)えぇ、なんか新しいのが出たとか。小さいので音の良いのが。」

「あ、小さいのでしたら、こちらですね。是非お弾きになって下さい。さ、どうぞ。」

「あ、いいですか?ちょっとだけ触らせていただいて。」

と弾かせてもらったRXシリーズ。最初のRX-1、一番お安くコンパクトなグランドということで、・・・でも140万円ちょっとの一台。弾いてみる。店員さんは、少し後ろで聞いている。

悪くはない。悪くは無いけど・・・。

「この上くらいですと、どんなのがありますか?」と訊くと、

「でしたら、こちら。是非お弾きになってみて下さい。ささ、どうぞ。」と椅子を用意してくれる。

こんどはSKシリーズ。「最近ブーニン(ロシアの有名な天才クラシック・ピアニスト)はスタインウェイを手放して、これを購入したんです」といって紹介されたのは、SK-6だったでしょうか。弾いてみる。店員さんは、後ろに・・・あれ?いないや。ま、いいか。ふむ。確かに、RXシリーズとは格段に音が違う、鳴りが違う、弾き心地も、違う、そして・・・お値段も違う(笑)。まぁ先ほどの倍くらいでしょうか(笑)。

でもなぁ・・・こうなってくると、気になるのが、いや、本音を言えば「欲しくなる」のが・・・

帰ってきた店員さんが「いかがですか」と言うので、「いいんですけど、あのー、ちょっとだけ、あれを・・・EXを・・・」言うと、「EXですね!」とニヤリとして、「はい、きっとそうおっしゃるのではないかと思って、只今用意していたところです。どうぞこちらへ。」

と奥の部屋へ案内してくれました。EXというのは、一千万オーバーのカワイの最高級グランドです(僕の普段使っているデジピとの関係など、詳しくは前回のブログをご参照のこと)。前回、この部屋にはEX(写真左)だけだったんですが、今回はSK-EX(右)も並んで入れられておりました。

 

壮観です。・・・ピアノ弾きには(笑)。

「いいですか?ちょっとだけ触っても」と訊くと、「どうぞどうぞ!ごゆっくり!」と、店員さんは扉を閉めて外へ。

「では。」と、二台を行ったりきたり、あれこれ、かれこれ、なんじゃこれ、としばし夢の世界のピアノ散歩。いざこうして並べて弾いてみますと、やっぱり音色も、一音一音のキャラクターも、広がりも、低音の強さも、高音域の軽やかさも、・・・もう何もかもが違う。いやー、貴重な体験。面白かったですよー。

あまりお値段のことばかり言うのも無粋ですが、どれも同じに見える方の為に書いておきますと、この2台のピアノ、併せますと2千5百万円オーバー。ちょっとしたお家が建ちますね。でもそれだけ、厳選された素材と、手間ヒマがかかっている貴重なピアノ、ということなんですね。高いものには、それなりにワケがあるわけです。

演奏をやめると、店員さんが「いかがです?」とおっしゃるので、「えぇ、最高ですね。でも・・・やっぱり僕はEXの方が好きです。なんでかって言うと」としばしピアノを弾き比べながらお話を。

写真を撮らせて貰って帰ろうとすると、店員さん名刺を取り出して「良かったらお客様のお名前を頂戴しておいてもよろしいですか?」と言いました。

「(ん、ピアノに傷でも付けたっけな・・・・、いや高いピアノを乱暴に弾きやがってと思われたかな)と思いつつ「名刺は持って無いんで、じゃあ名前書きます」とメモ用紙に「川村ケン」と書いてメルアドと電話番号を。

「あの、普段どちらかで演奏されてるんですか?」と言うので、僕はビックリして咄嗟に、「え?あ、いえ、全然、全然!ただ、好きで弾いてるだけです、趣味っていうか!」と答えちゃいました。すると、「あ、そうですか。いや、・・・素晴らしかったもので。」と言ってくれたんです。

「・・・えーっ○△×◇?」ですよ。でも、ちょっとだけ、嬉しかった。ここで誰もが弾くような難しいクラシックは弾けないけど、多分あんまり聴かない様な妙なピアノだったのかなぁ、などと。だって僕が、そんなクラシックの凄い人達みたいに、上手いわけは決して無いんですから(笑)。気分だけはキース・ジャレッ○だったんですけどね、プレイはとてもじゃないけど、全然ですけどね、・・・とにかく、気分だけでもね(笑)。

でも、ほんと、貴重な体験が出来ました。そして、大好きな本物に触れることで刺激になったし、なにより気持ちよかったー。店員さん・・・今名刺を見たら、副店長さんでしたが(笑)・・・快く弾かせてくださって、ありがとうございました。また、お邪魔しまーす。次は、もっと上手く弾けるようになっていますから(←予定(笑))。

 

最近が鍵盤楽器の写真が多いですし、まつわる話なんかも書いているし、・・・まるでキーボーディストのブログみたいじゃないですかねぇ。

・・・あ、いいのか、合ってるのか(笑)。

ではー。



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最近通っている仕事場のソバにある蕎麦屋さんに来ました。

しかしお蕎麦もですが、どうやらここのラーメンがか~な~り~旨いというのですよ。

どーしよー。


悩むなぁ・・・o@(・_・)@o。。

 

-----追記。------

お蕎麦とラーメン。

勿論両方だって、食べれると思いますが(キッパリ)、それにしても僕はそんなに食いしん坊なイメージなんですかね・・・

まぁでもそれは仕方ないとして(笑)、何を悩んでいたのかといいますと、「あのさー、お蕎麦屋さんの立場としては、お蕎麦じゃなくて、あまつさえ(=そればかりか)うどんでもなくて、ラーメンを頼まれるのってどうなんだろーか?」とスタジオで皆で話したことがあったからなんです。

「うーむ」。

でも、それを言ったらカツ丼にしたって天丼にしたってお蕎麦じゃないという点からしたら同じようなものだし、メニューに掲げている以上、どれを注文されても嬉しいんじゃないのか?という意見がありまして、「まぁ、そうかもねぇ」ということになっていたんです。

とは言え、やっぱりお蕎麦屋さんといえば、あの独特のダシの香り。

「評判のラーメンを食べてみようよ」と、一緒に行ったギタリストのKちゃんと暖簾をくぐって、席に着くなり「あー、でもこの匂い・・・。やっぱ食べたくなるねぇ・・お蕎麦。」となったのですが、「でも、今日は」と、心を鬼にして「あのぅ、・・・ラーメンを二つ」と頼むと「はい、らーメン二つね!いつもありがとうございまーす!」とおじさんの威勢のいい返事。「いつも」、というのは、スタジオでよくこのお店から出前を頼んでいるので、どうやら顔を覚えられてたからっぽいです。「忙しいのに、わざわざ来て貰ってどうもね!」って言ってたので(笑)。

そして、待つこと7~8分ほど。「はいはい、お待たせー!」の声と共に、出てまいりました。はい、どん

 

これが、お蕎麦屋さんのラーメン。考えてみたら、僕にとって、お蕎麦屋さんのラーメンは今日が人生初でした。

そしてさらに、バナナがデザートに付いているラーメンってのも、人生初でしたが(笑)。

いやでもね、これがほんと評判どおりで、とってもうまーだったんですよ。昔懐かしい素朴な味とでもいいましょうか、スープは鶏ガラベースだとは思うんですが、意外にも生姜がピリッと効いててですね、またそれがサッパリ感にも通じてて、やけに後を引くんですよ。麺は中太麺でモチモチとしてて、いかにも小麦粉ですよーって感じがこれまたいい感じ。いやー、これは思いがけず、また食べなくてはー、なラーメンに出会えました

そして、今日は少し早めに終わったので、久々に、お風呂サウナアカスリコースに行ってきました。3時間ほどゆっくりとダラダラして、先ほど帰ってまいりました。いやー、たまには伸び伸びと浮かべる(←浮かぶな)大きなお風呂がいいですねー。とっても、気持ちよかったです

 

-------追記2。---------

 

僕が「エイズが奪う未来」についてご紹介したのは、半年程前に書いた「奪われる未来」というブログでした。読んでくださった方にとって、何かを知る、何かが変わるきっかけのひとつになっていたのなら、こんなに嬉しいことはありません。むしろ、ありがとうございます、と言いたいです。でも僕も、当たり前ですが、例えばこういう番組によって伝えてもらって、それによって教えてもらってる側の人間です。ほんの少しのタイミングの差だけで、皆さんとまったく立場は同じなんですよ。僕も、まだまだ何にも知らなくて、だからこそ、「知らない、でも、それで終わり」、・・・じゃ何だかまずいだろーなー、と思うのも、皆さんと一緒です。だから、いつも言っていますが、一緒に勉強していけたらいいなー、と思っているです。

知らなくちゃいけないこと、知らなくては始まらないことが、あまりにも沢山あると気付いてしまったし、本当に心からそう思うんです。大変なことですけど、全然やりたくも無かった勉強をしていた頃とは違って、今は知っていくことが決して辛いことではありません。ただ、深く掘り下げることで、辛い現実を見ることになるということは、とても多いですけれど・・・。

何もかもがすぐに解決する問題ばかりではありません。むしり、時間のかかることがほとんどでしょう。ヘタすりゃ数年単位で考えていかなきゃいけないことも。でも、沢山の人が知ることで、今すぐどうにかなることもあるんです。

ただ、すでにエイズに感染、あるいは発病してしまった人や子供達の全員を、今すぐ確実に助ける方法は確かに無いかもしれません。でも、だからと言って知っても知らなくても同じか、無駄なのか、と言うと、これはまったくそうではないですよね。ここは間違いなく、知ることからはじめるべきで、それが先の世界を、生活を、変えていく事に繋がると信じています。未来に繋がる、繋げて行くべき問題だからです。知らないと、どんどんこういう子供たちは増えていきます。

なんの落ち度も無い子供たちがエイズのような差別的見方をされる辛い病気に次々にかかっていくのは、止められる連鎖のはずなんです。子供達は未来の世界を作るのですから、僕達には、食い止める義務があります。そして、・・・子供が早く死ぬからかわいそう、なのではなくて(もちろんそれは残念なことですが)、一番辛いのは、ビデオの中のジュニアくんのように、明日に強く希望を持つことが出来ないで生きていくということはが、あまりにも残酷だと思うからです。

希望とか、絶望って、誰にとっても、誰のまわりにも、ぐるぐるとあるものだと思います。決して、彼だって笑う瞬間が無いなんて思いません。でも、ジュニアくんには、絶望が廻ってくる回数の方が、希望よりも、・・・僕達よりも、やっぱり遥かに多いような気がするんです。これは、想像に難くないですよね。これが、辛い。なんとか、出来ないものでしょうか。

これからの彼に希望の夜明けが、なるだけ沢山訪れることを願って止みません。

 

世界中でのエイズの予防対策には、一年間で100億ドル必要だと言われています。日本円で一兆円を超える大金です。

でも、これは世界の軍事費総額からみたら、ほんの5日分なんです。

日本だけでも、年間4兆円以上が国防予算として国会で承認されています。これは、戦車やミサイルや、イージス艦を買うお金に使われているんですよね。その是非は、今日の本題ではありませんし、なんでも軍事予算と比べてあーだこうだと言うのもどうかと思いますので、これ以上は止めておきます。

世界中の感染者は、2005年度末の調査で、既に3860万人。しかし今はもっと多いでしょう。なにせ、毎日1万2000人が新たにエイズに感染しているといわれていますから。これは7秒に一人の割合です。そして、前にも書いたかもしれませんが、先進国と言われる国でエイズ感染者が増加しているのは、唯一、我が国、日本だけなのです。

 

・・・「あゆみの箱」は、故・伴淳三郎さん、森繁久彌さんが昭和38年に始めた、小児マヒの子供達の為の募金箱です。

 

あ、最後に・・・。長いコメントね、僕は大歓迎なんです。どんな内容であれ、書きたい時はどんどん書いて下さって全然OKですよ。勿論、全部ちゃんと読ませていただきますよ。基本的には個別にお答えとかは出来ないですけど、でも心の中ではいつもひとつひとつ答えながら読ませて頂いてますしね。

ってか、そもそも、僕が長いブログ書いてますしねー。だから、なんなら僕と同じ位長くてもいいですよ(笑)。活字を読むのは、映画を観たり、ご飯を食べたり、音楽をしたり、聴くのと同じ位、大好きな事なのでー。文字を一つずつ目で追うことは、脳の活性化と、・・・老化予防にもなりますよー(笑)。

ではー。



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ふむふむ

ローズ(エレピ)、ハモンド・オルガンとご紹介させてもらいましたので、ついでに、ちょっと一般的にライブなどで使われる鍵盤廻り(キーボード関係)について皆さんに詳しくなってもらっちゃいましょう(笑)。

大まかには、「ピアノ」、「オルガン」、そして「シンセサイザー」と分けて覚えてもらえれば十分なんですが、ちょっと説明してみましょう。

梅の花でも見ながら、ごゆるりとどうぞ(笑)。

まず、「ピアノ」。ロック系のライブステージ、特にツアーでは、なかなか生のピアノは運搬や調律の問題が大変なので、デジタル・ピアノで代用します。よくこのブログでも名前が出る僕のMP9000とか、MP9500なんかは、デジタルピアノです。略してデジピ、などと言いますが、ほとんど生ピアノの代用として使っていますので、ピアノと言ってしまって大丈夫です

ピアノ(Piano)って一般的な言葉ですが、正式には「ピアノフォルテ(PianoForte)」と言います。ピアノ=弱音から、フォルテ=強音まで幅広く出せる楽器なので、そういう名前が付いたんですが、大抵は略してピアノ、と言ってしまっています。でも、よくCDやコンサートなんかのメンバー・クレジットなんかで「○山○男(PF)」なんて書いてありますよね。この「PF」は「ピアノフォルテ」の略ということなんです。

 

そして、一昨日ご紹介したローズはエレクトリック・ピアノ(電気ピアノ)といいます。電気の力で音を増幅(大きくして)スピーカーから出すからですね。生ピアノとは違って、電源を入れないと演奏できませんし、なので、停電したら音が出ないのですよ。でも、電気の力を借りることで、ゆらゆらとする「トレモロ効果」のような電気的なエフェクトを付けることが可能になってるんですね。生ピアノにトレモロはついて無いですし、付けられないですからね。

えー、ここで一つエレピについて、マニアックな・・・でも、大事なお話を。・・・でも、知ってても知らなくてもこれからの一生、まず困ることはなというお話ですので、読み飛ばしていただいても全然大丈夫です。簡単に書いても、まったくの鍵盤楽器の素人さんには難しいでしょうしー。(←たとえミュージシャンに話しても、キーボードにあまり興味の無い人には聞いてすらもらえないような話ですから(笑))。

「エレクトリック・ピアノ(電気ピアノ)」と「エレクトロニック・ピアノ(電子ピアノ)」はどっちもエレピといいますが、実は全然違うんですよ、とういうお話です

例えばローズはエレクトリック・ピアノの代表ですし、他にもローズよりちょっと古い「ウーリッツァー」というのもポピュラーです。ローズよりもちょっと素朴で軽い(ライトな)音がします。有名なところでは、カーペンターズ(お兄さんはレコードでもライブでもウーリッツァーを沢山弾いています。このビデオでは50秒過ぎで手元も映ります。あるいはこちらでは、いきなり映ってますねー。←マニアック(笑))の音楽に沢山使われていますし、僕も結構よく使っています(本物は持ってはいないので、シンセで出してますが)。あとファンキーな曲で使われる「クラビネット」なんかも以下に書く理由でエレクトリック・ピアノの一種です(クラビネットは主に「クラビ」と略されまして、実は、もはやエレピとは分けて独立して扱われる程ポピュラーな楽器になっています。ギターみないな音でもあります。スティービー・ワンダーのこの曲などで有名です)。

えっーと、そしてMP9000などはエレクトロニック・ピアノです。電気屋さんで売っている、普通のお家で子供の練習用に買われるピアノなんかも、これです。これは発音機構の違いなんです。「エレクトリック~」では、音自体は物理的な構造で作られています(鍵盤を弾くと対応したハンマーが弦を打って音を出している、金属棒を叩いている場合なんかもあります)。でも、スピーカーからの発音には電気の力を使う必要があるので、エレクトリック(電気)を使うピアノ、と言う意味でエレクトリック・ピアノと言います。対して、そもそも音自体を電子回路で作ったり、サンプリングという技術で「デジタル録音」したものを再生している(なので、弦などが張っていない)のがエレクロトニック、の方です。

エレクトロニックの方は、デジタル技術を使っていると言えるので、先ほども言いましたがデジピ、とも言えます。デジピはエレピに含まれる、ということです。でもエレピはデジピには含まれません・・・。いやいや、こんなこと知らなくても本当に大丈夫です(笑)。ただ知っていると、僕みたいな鍵盤弾きと話す時に、「あ、すごいねー、よく知ってるねー・・・ってか、あなた、マニア?」と喜ばれます(笑)。

なので、一般に「エレピ」、というと、どちらも指すことになります。ややこしいでしょ(笑)。例えばリハーサルやレコーディングなどで、「ねぇ、そこのフレーズ、エレピでいかない?」なんていわれた場合、大抵は話の文脈で判断できるわけですが、時には「それってローズのこと?それとも、デジピのこと?」と聞き返して確認したりもできる、というわけです。あんましないけど・・・なんやねん(笑)。

はい、多分もう「頭がごちゃごちゃになった・・・」という方が多数だと思いますので、やめましょう(笑)。ピアノがピアノフォルテの略だ、ということだけ覚えて帰っていただければ、十分OKです。いや、それすらも、生きていく上ではまず必要ないので大丈夫です、えぇ、大丈夫ですよ(笑)。

 

あーあとなー、コレだけ書いておこうかなー。・・・題して「ピアノとオルガンの代表的な違いの一つ」。オルガンを「それはピアノじゃないの?」と言ってしまわない為にね(笑)。

楽器に馴染みの無い方は、たぶんこんな考え方したこと無いかもしれませんが、ピアノの音の大きな特徴って、ポーンと弾くと、鍵盤から指を離さなくても、音がだんだん小さくなって、やがて消えてしまうことなんです。これを「音が減衰する」ので、「減衰系の音」と言います。エレピも減衰します。ローズもウーリツァーもクラビネットも、どれも「音が減衰するからピアノの仲間である」、ということになるんです。つまり、減衰する音が、ピアノの音の特徴なのです。

対して、オルガンの音の特徴というのは「持続音」であること、なんです。というのは、鍵盤を押している限り、ずーっと音が持続して鳴っているからです。何分でも、何時間でも、・・・セロテープで止めてしまえば、何年でもずーっと(笑)。勝手には消えません。ですので、これを「持続系の音」と言います。ボリュ-ムペダルなどで、大きくしたり小さくしたりと表現はつけられますが、とにかく、ずっと音が持続し続けるのがオルガンの特徴です。

なので、今度キーボードを見たら、じっと鍵盤を押してみて、音が消えていったらピアノ系、音がずっと伸びていたらオルガン系、ということが分かりますね

そして言ってみてください「オーイエー!この○○○(ピアノ又はオルガン)、結構いい感じじゃん!」って。はい、これで気分はキーボーディスト(笑)。

 

 

さて、でもあとシンセを説明しないとなーなんですよね。「え?それ、シンセですよ」って言われちゃったらアレですし(笑)。でももう十分長くなったので、これは明日・・・か明後日か、その次かにでも(笑)、また

お勉強、お疲れさまでしたー。暖かくしてお休みくださいませー。僕もそうしますー

ではー。



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昨日ご紹介したローズの上にいらっしゃいます、こちらも新しいお友達のオルガンであります

正式な名前は「HAMMOND(ハモンド)XK-3c」、と言いますが、僕は普段は略して「XK(エックスケー)」とか言ってます。

キーボードにそんなに詳しくないメンバーやスタッフは「ケン坊、そこオルガンでさ」って言います。これは普通に会話として成立します。オルガンですからね。種類として合っていますので、大丈夫です。

もっと詳しくない人は「そのキーボード、・・・」なんて言います。キーボードであることは間違いないけれど・・・ちょっと寂しいです(笑)。

そして、もっともっと詳しくない人は「・・・えっと、それってピアノじゃないんですか?」とか(笑)。

 

ハモンド・オルガンがどんな音か、またYouTubeからご紹介しましょう。いやー、便利な世の中ですねー。ちなみに映像では皆二段鍵盤のものを使っています。XKはこれらの一段鍵盤タイプの、現代版です。

ちなみに左側の白黒反転している鍵盤は、音が出るものではなくて、これを押すことで、色々と音が切り替わるスイッチになっています。オルガンとっても音楽室の足踏みオルガンとは違って、ハモンドオルガンはドローバーという、鍵盤の上に並んでいる「引き出したり引っ込めたりするバー」を使って無限に近い音を作れるんですよ。まぁ、無限って言っても「オルガンの音」の範疇は超えませんが(笑)。このあたりは、楽器屋さんででも、実際に触ってもらえると一発で解ると思います。ザクっと言ってしまえば、明るくしたり、やわらかくしたり、細くしたり、太くしたり、って感じです。そんな組み合わせを覚えさせておいて、この逆転鍵盤で「瞬時に切り替え」ながら演奏するわけなんです。急いでいる場合など、当然、よく間違ったのも押します(笑)。・・・なるだけ、気をつけたいと思います(笑)。

さて、では実際の音を聴いていただきましょう。

えー、ご存知「キューピー三分クッキングのテーマ」・・・いけね、これもオルガンみたいな音だけど、ハモンドじゃないやー。あれはたぶんエレクトーンだ(笑)。エレクトーンって、ほとんどオルガンの形してますけど、これはヤマハの商品名なんですよー。しかも動画が見つかりませんでした(笑)。なので、次いってみよー。

Jon Lord Highway Star solo」・・・DeepPurple(ディープ・パープル)というイギリスのバンドのキーボーディスト、ジョン・ロード。オルガンをハードロックに持ち込んで、「キボードだってハードなギターに負けないプレイが出来るんだ」って事を世界中に知らしめた、20世紀の音楽史上避けては通れない、超・重要オルガン・プレイヤーです。ロック・キーボードを弾く人でジョンロードを知らない人は、絶対にいないはずです(・・・いたら、その人はモグリか、勉強不足です。断言しちゃいまーす(笑))。僕が高校に入って初めてバンドを組んだ頃、最初に憧れたプレイヤーでもあります。勿論、あれから、ずっと大好きです。ってか、ジョン・ロード嫌いって人には会ったことがないです。ギタリストでもベーシストでも、ドラマーでも、知ってる人は「ジョン・ロードは凄いよねぇ。俺、鍵盤の事は良くわかんねーけど、でも、カッコいいって思うもんなー」って、だいだい皆んな言ってくれます(笑)。

ディープ・パープル?えー?知らないなぁ、そんなバンド、って方でも、この曲は知ってると思いますDeep Purple MkII - Black Night」。ほら、あの缶コーヒーのCMの曲ですね。このバンド、デビューは1968年です。そして、これらの二つのビデオは1993年、つまり大ベテランになった最近のもので、彼らがロックの世観を変えたのは、これから20年も前の1970年代のことです。でも、ジョン・ロードはどんどん上手になっていっているようにも見えます。残念ながら、最近バンドを抜けてしまいましたが・・・。もう現在67歳。でも、ずっと最高ですよ。「オルガンでロックといえばジョンロードから」は「カップヌードルといえば日清の赤いやつから」と同義です・・・いいのか、こんな例えで(笑)。

Four Hammond B3's playing The Cat」・・・こちら、世界最高レベルのオルガンプレイヤー達4人のプレイが一斉に見れる映像です。とはいっても、こちらはロックではなくて、ジャンル的には「ファンキー・オルガン・ジャズ」とでもなりますでしょうか(ちょっとMCさんの喋りが長いのはご愛嬌(笑)。でもね、2分過ぎから始まるプレイは超・超・超最高です)。こういうプレイ、音色にも憧れちゃいますなー。渋カッコいいー。いつか、きっと。

Ethan Swingin' On The Hammond B-3」・・・これは、和みます(笑)。いや、未来のスーパープレイヤーかも。

Tommaso and Tony Monaco」・・・これは、ビビります(笑)。このまま行けば、未来のスーパープレイヤー、ほぼ確定。そりゃ、大人はずっこけますわな(笑)。

で、・・・

うわー、だめだ、昨日も相当悩みましたけど、オルガンのビデオはもっと悩む(笑)。全然選びきれないので、今日のところは、このへんでーホンジャ・・・もういいか(笑)

ではー。



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はーい、新しいお友達を紹介しまーす\(^_^)。

えー、 ピアノの仲間でエレクトリック・ピアノ(通称エレピ)の元祖中の元祖みたいな子で「Rhodes」と書いて、ローズ、と読みます。

僕のセットには新しいお友達ですが、生まれは・・・1973年ですから、わりといいトシです(笑)。

今までレコーディング等で使う事はよくあったのですが、ライブで使うのは実は初めてなんですよね。

どんな音がするのかは、後でまたご紹介しますね。っても、皆さん、必ずどこかで聞いている音なんですよ。

あ、「きょうの健康」のテーマもローズで弾かれてたかも!・・・朝の、NHKの(笑)。

ってそんな先入観付けてどーする(笑)。でも、とってもいい音なんですよ。弾いてても、気持ちよくなっちゃう

ウヒョーヽ(*´▽)ノ♪。

 

----追記。------

うわーーーーーっ

なんだよー「レーナードスキナード」って記事は!PC立ち上げて「なんだこれ?」って・・・ビックリですよー。

・・・だって、これ、昼間、携帯から自分のPCに送ったはずの自分用のメモメールなんですよ(笑)。やだなー、まいったなー、やっちゃったなー

 

うわー、しかも今さらこっそり削除しようにも、コメントいただいちゃってるし(←しかも沢山(笑))。・・・ひゃーまいった(笑)。

 

・・・はい、じゃー説明しまーす(笑)。

いやね、最近、僕が契約してるケーブルテレビで観れる「大人の音楽専門TV MUSIC AIR」というチャンネルで、懐かし~い、観た~い、興味深~いライブが目白押しでして(笑)、DEEP PURPLE(ディープ・パープル)やBRIAN AUGER(ブライアン・オーガー)なんかのライブを録画しては、スタジオに持っていって休憩時間なんかに皆で良く観ているんですよ。

で、今度の22日に「レーナード・スキナード」っていう古いバンド(主に1970年代に活躍)のライブをやるんですが、それを今日の昼間ね、仲間の一人が「ケン坊、それも録画しておいてくんない?観たいー」と言うので、「いいよー。じゃあ忘れないようにパソコンにメールしておこう」って、メモ代わりに書いて自分のPC宛に送ったメールだったんですよ。帰ってPCで観れば、すぐにカレンダーに書けるしね、って感じですよ(笑)。

えぇえぇ、でも確かにメモの役割は果たしましたさ。果たしましたが・・・なにもここまで公になってなくても良かったのにー(笑)。必要以上に完璧なメモメールになりました(笑)。いやーしかし、まだバンド名で良かったなー(笑)。よくこんなふに自分宛のメモメール送るんですが、「明日13時ミーティング 譜面」とか「讃岐うどん す○た かしわざる うまい!」とか、もっと「○△◇×・・・は□△×。」とかじゃなくて良かった・・・。

 

良かった、か(笑)?

 

いやしかし、今日はローズについて語ろうと思ってたのになー(笑)。うーん、もう今日はいいでーす、やめときまーす。反省して、寝まーす(笑)。

でもせめてローズの音だけでも、ご紹介しておきましょうかね。下の三つのリンクは、それぞれYou Tubeの動画へのリンクです。今日のところは、とりあえずどんな音か、さわりだけでも

きょうの健康」・・・って、なんでこれから紹介するかなー、普通しないだろー。でも、言っちゃったから。まぁシャレってことで(笑)。これだけで「なんじゃこりゃ?」って言わないで下さいね(笑)。一応、下のも観てやってくださいな。

Rhodes suitcase 1978 testing」・・・はい、ちょろっとだけですが、ローズのテスト演奏をしてます。上蓋も開いてるのでピアノの仲間なんだなーってのがわかるし、分かりやすいかもです。こんな風な、コロンコロンした音がします。ここでは、78年製のローズ弾かれてますが、僕が使うのとは生まれ年が違っても、まったく同じモデルです。さらに興味が湧いた方は下へどうぞー。

G. Wiz - Fender Rhodes Suitcase - STEREO」・・・こちらは思いっきりステレオファイルですので、ローズの大きな特徴でもある「トレモロ効果」という左右に揺れる音の感じが良く分かります。このトレモロという効果はかけたり、かけなかったり、揺れる大きさ、速度なんかも自分で好きなようにコントロールできるんですよ。一つ前のテストファイルでも、途中でトレモロ・スイッチを切ってました。しかしこのトレモロはいいですよー。ローズの前に座って弾いてると、こんな風にね、周りをユラユラとした音に包まれるんで、めちゃめちゃ気持ちいいんですよ

ローズは、ピアノと言っても、柔らかい鉄琴やビブラフォンに近い音がします。でも強く弾くとカッコよく歪んでくれたりもして、非常に色んな表現が出来る楽器なんです。皆さんのお持ちのCDの中でも、必ずどこかで使われていることでしょう。そのくらいポピュラーな楽器なんです。そんな風に、ずーっと沢山のミュージシャンに愛されてきていて、今でもこうして現役で活躍してるんですね。これ以上語ると、ほんとまた長くなるので、今日のところは、おっちょこもやらかしてることですし、このへんでホンジャマカ。じゃない、ほんじゃ、また。

(↑凍りついた人多数の予感(笑))。

ではー。



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夜はまだまだ冷えますなぁ(笑)。

外にいられるのは三分位が限界か。


・・・Tシャツにジャケットだけじゃ(笑)。

皆様、暖かくしてお過ごしでしょうか?

とか書いてるウチに車内も暖まって参りましたので帰りましょう(^.^)。

------追記。------

いやー、ほんと寒かったー。まだ春はちょっと遠いですなー。

はよーこんかねー(笑)。

 

帰ってきてパソコンを立ち上げますと、ロイターとAFP両方のトップニュースに「キューバのカストロ議長が辞任」というニュースが。

なんで、特殊な人のニュースが出たので、ちょっと語ってみましょう(笑)。まぁ、ここからは、社会主義とか資本主義とかいうイデオロギー(観念、とか世界観)に興味があるか、お時間があったらお付き合いくださいませ。「んー、そういうの、今のところはいいやー」、って方は読み飛ばしてもらっていいです(笑)。分かりやすくは書くつもりですけど(笑)。

 

カストロ議長といいますと、今では数少ない「社会主義国家」であるキューバの現在を作った人ですね。このあたりの事情、お詳しい方もいらっしゃるかな?あんまり詳しくないかな?僕も行きがかり上、ちょっとだけ読みかじった程度ですが、基本的なことだけご紹介しましょう。せっかくですから(笑)。

なんか社会主義とかいうと、まずお隣の北の国とか中華人民共和国、あとベトナムなどが浮かびますが(・・・今は世界でほんの数ヶ国しかありません)、中でもキューバはちょっと一味違っている国なんですね。誤解を恐れずに言えば、「唯一、成功した社会主義国家」、という見方が出来る国なんです。うーんと、つまりに、あんまり、暗くないイメージ。とっちかというと、「アミーゴ!」なイメージ。

社会主義ってなにさ。

僕は学校でコルホーズ、ソフホーズなんて言葉を習いましたが、これらは旧ソ連の国営農場のことですから、勿論、今では教科書には載ってないですよね。ソ連が無くなっちゃいましたからね。だから、こんな言葉を知っている僕は、おっさんなのだ(笑)。

えっと、社会主義って、ものすごく簡単に言うとね、皆で作って、国に収めて、それを改めて国がみんなに平等に分け与えてね、出来るだけ格差なんて無くで、皆が平等に仲良く暮らしましょうよ、という主義ですね。ただ、そういう貧富の差が無い変わりに、進化が遅いのが特徴です。競争しないので、能率アップとか考えないですからね。人よりも一杯働いても、貰うものは一緒ということですから、働く上でモチベーションが上がりにくいわけです。なので、今まで、沢山の国が社会主義をやろうとして結局失敗して、崩壊してきました。共産主義、なんてのも、「共に産む」ということで、まぁ、社会主義とおおむね似たような言葉、主義だと思ってもらっていいですよ。

キューバも、そういう国です。実際の生活を見てみると、例えば病院も学校も、一切お金がかからないんですね。全部国が面倒を見てくれます。そしてどんな小さな町にもで、僻地(へきち)にでも必ず無料でかかれる病院があって、無料で教育を受けられる学校があるのです。なので、平均寿命が78歳、識字率も98%という、医療と教育に関してだけ見ても、システム的にとっても成功した国なんですね。まったくもって、先進国並みか、それ以上の充実度です。、また、外国語の習得率も非常に高くて、首都ハバナには、日本語を勉強している人も沢山いるそうです(ハバナは特に観光客が多いからかもしれませんね)。

そして、平等主義が徹底しているので、男女間や黒人、白人などの差別がありません。そして、外貨の獲得の為に観光に力を入れているため、とても安全な、治安の良い国として知られています。夜の女性の一人歩きも可能な国なんです。国が貧乏な人を作らないようにするシステムですから、ホームレスや物乞いをする子供もいません

そんなキューバは、すぐそばにある大国アメリカとは仲がよろしくないのです。戦争はしないまでも、アメリカもキューバを嫌っていて(アメリカはとにかく社会主義国家が嫌いなのですね、きっと)、逆に同じ社会主義同士でとっても仲が良かったソ連の崩壊後(90年代以降)は、なんだかんだと結局一人勝ち状態で、とっても大きな力を持ってしまったアメリカの酷い経済封鎖(一切の輸出入をさせない。石油を国内に入れさせない、など)で、キューバは一時は瀕死の状態まで追い込まれました、しかし彼らは、有機農法で自給自足を始め、現在は経済的にも相当な復活をなしとげたんです。自給自足・・・生きる基本ですが、今の世の中、これがなかなか難しいのです。

アメリカが貿易を制限したので、やがてキューバにはガソリンが無くなります。ってことは、地方に畑を作っても運べない。だから都市部の学校の校庭や、街中の空き地なんかをどんどん利用して、畑を作ったんです。生きていく為に、校庭を畑にするって凄くないですか。

そして、科学肥料、合成肥料なんかも輸入できなくされたんので、身の回りにあるものを工夫して肥料にした結果が、有機栽培になったわけです。僕達日本人にとっても馴染みのある昔ながらのことなんですが、必要にせまられてとはいえ、なかなか今時出来ることじゃありません。ほら、お隣近くに、効率アップの為に危ない化学肥料使いまくりの国が・・・。

というわけでね、キューバって国は、実際に戦争はしてないけど(ギリギリまではいったけど)、アメリカのプレッシャー(政治的圧力)には最後まで負けなかった、強い国ということなんです。へなちょこじゃなかった。

僕達がいつかね、外国に経済封鎖されたら(石油ストップ。輸入食料も、ストップ)、今から自給自足できるでしょうか。皆さん、自分の食べるもの、畑を作って、自分で作れますか?いざとなれば、僕達にもできるのでしょうか。そもそも、畑に出来るような場所が、都会に残ってるかな(笑)?まぁ、食べれなければ、やるしかないでしょうが・・・どーなるんでしょうね。

カストロ議長というのは、30歳(!)の時に、酷い拷問などで悪名高かった当時のキューバの独裁者を倒して、「理想の世界を!」、と革命を起こして、本当に成功させて、そういう国を作ってしまって、それを今までずーっと守ってきた人なわけで、これを独裁者と見る人もいれば、歴史的な英雄と見る人も沢山いるという、賛否両論のある変わった人物なんですね。とにかくね、とっても・・・強いおっちゃん、ってわけです(笑)。派閥や徒党を組むだけのどこかの国の政治家達とはまるで強さが違います。ちなみに、自分の銅像みたいのを作るのは嫌いらしく、一切そういうものは無いそうです。よく政治家には、そういうのを作るのが大好きな人も沢山居ますけどね(笑)。あと、同じ社会主義でも中国のことは大嫌いだそうですね。・・・うーん、なんだか少し分かる気がするんですが、・・・まぁ色々あるみたいです(←と、ここはお茶を濁しておきます(笑))。

そんなね、1956年に、チェ・ゲバラら仲間と共に成し遂げたキューバ革命ってのは、あまりにもドラマティック。僕は社会主義者でも共産主義者でも全くありませんが(そもそもこの革命時は、カストロ自身も全然社会主義者ではなかったのです。彼が社会主義者になるのは60年代以降です)、まるで映画のようなこの革命の話はね、なんだかワクワク冒険小説みたいで、単純に「おわー、すげーなー、やるなー」と思ってしまいます。興味のある方は、ぜひどこかであらすじだけでも。また僕が書くと長くなるので、今日のところはやめときます(笑)。

ちなみに僕たちの日本は、「だいたい資本主義」国家です。おおむね、資本による競争で成り立っていますので、結果、凄いお金持ちも貧困層も、存在するわけです。でも、国立の学校とか病院もあるので、社会主義も混じった運営方式をとっている国と言えるんですよ。決して100%資本主義国家ではないんです。学校も公立のものも多いですし、消防や警察も国営ですよね。あ、つい最近、郵便は国営じゃなくなっちゃいましたけど。他の国も、よくよく見れば、色々混じってるんですよ。純粋な○○主義国家です、って方が少ないのです。っつか、もしかしたら無いかも知れませんね。

 

あーあと、ついでに書いとこ(笑)。僕はキューバというと、2000年度のアカデミー賞ノミネート作品だった「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」が思い出されます。映画も素晴らしかったですが、サントラCDも買いまして、よく聞いては、ゆらゆら揺れてました(笑)。アフロ・キューバン、ラテン・ミュージックの哀愁溢れるサウンド感、ユルさ、そして心地よさ。老ミュージシャンたちの切々とした、情熱的な演奏。映画も音楽も、いいですよー

文豪ヘミングウェイもこよなく愛した国、キューバ。なかなかに魅力溢れる、興味深い国だと思います。でも亡命希望者も結構沢山いるという、言ってみれば影の部分あるわけですが、・・・そういうのは、価値観の多様な今の世界では、どこの国にも必ずあるのです。今は、完璧な国家なんて、ないんですよね

あ、また長々と書いてしまった。たいしたオチもなく(笑)。寝なきゃなー、明日もあるし。

 

というわけで、オチ代わりに(・・・?)、今日の夜ご飯の写真でしめくくりー。

奥のご飯、レンズの関係で小さく見えますが普通の大きさのもりもり親子丼であります。しかし、楽しい仕事の合間にかきこむ丼とお蕎麦。今日もばっちり、うまーでしたよー。しかし、また遅い時間に沢山食べてしまいました(笑)。

しかし、また朝にはちゃんとペコペコになっている模様。まったくー(笑)。

ではー。



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今年も、もうあっと言う間に2月半ば過ぎなんですねー。

はやー

子供の頃のように漠然とした「期間」ではなくて、きちんと思い返せば一日一日、何をしたかある程度は思い出せる位なのに(ブログだってつけてるし(笑))、でも、本当にビックリするくらい速いのは何故っ(笑)。やろうと思ってたことや、読もうと思ってた本や、すでに出来てるはずだったことがあんまり進んでいないのは、・・・何故っ(笑)。

・・・まー、そんなもんですよね。(←基本的に楽天家に生まれているらしい。幸か不幸か・・・答えは人生の最後に出るのだ(笑))。

それにしても・・・今日は天気が良かったですね。って、このところ、結構いいのですよね(笑)。でも、毎日のように窓の無い場所に篭ってますので、なかなか太陽を満喫というわけには行ってません。

まだちょっと寒いけど、暖かな陽のあたる場所を見つけて、ゆっくり本でも読めたらいいなぁ。あるいは、好きな音楽でもかけながら、ごろごろと昼寝もいいなぁ。写真は、今日仕事に行く途中に植え込みで見つけた、小さな、シーサー・・・かな?にこにこー

 

日本だ、世界だ。

政治だ、経済だ、戦争だ、紛争だ、民族だ、宗教だ・・・難しいこと一杯。

 

でも、興味があるなしに関わらず、知識のあるなしにかかわらず、僕もあなたも、これら全てに関わって生きているということは間違いなくて。全て、地球上でおこっていることで、全て、人間が起こしていることで。

 

そして、音楽だ、映画だ、花だ、動物だ、ご飯だ、ご飯だ、ご飯だ(笑)・・・楽しいこと一杯。

やっぱり興味があるなしに関わらず、知識のあるなしに関わらず、とっても深く深く、人生に関わっていて。

 

どっちも、どれも、大切なこと。

 

そしてこれらを、その人それぞれのカタチやタイミングで、身体にぺたぺた貼り付けていって出来上がるのが、その人。そして、その人の人生

100%、誰かと同じに過ごしたり、100%同じ時間の使い方をする人はいないのですから、自分と同じ人はいないということですよね。ペタペタするものも、仕方も、タイミングもちがうのですから。だから、いつでも自分は、自分。

自分は、どうしたって他の誰かにはなれないし、他の誰かが自分になりたくても、それも出来ない。

いつだって、自分だけの、自分。だからこそ、面白い。

オリジナルの、自分。オリジナルの、あなた。

そして、そんなオリジナルの自分は、いつだって自分で作るもの。

そして、そんな自分と、「誰か」という他の人の自分が、わいわい集まって暮らしているのが、・・・世界。

できたら、一緒にポカポカ陽気の中で、いつでも笑って過ごせたらよいのだけれど。

雨は降るし、雪も降るしね。放っておくだけでも、汚れちゃったりもするもので。なかなかどうして、これがまた(笑)

 

さて、いつか存分にぬくぬく気分に浸るために、しっかりやっときますかー

 

・・・でも今日はもーお風呂入って、ちょっとぷ、して、寝ますけど(←ほんと、楽天家(笑))。

ではー。



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今日は、僕の普段の情報、ニュースソースの一つをご紹介しますね

パソコンをやられる方限定みたいになっちゃうんで・・・携帯からだけの方、すみませんです。

ちょっと前に、「最近、ロイター通信のニュースサイトをポータルサイトにしてるんです」、って書きました。

パソコンを開いて、ブラウザソフトを立ち上げた時に最初に繋がるサイトです。前は大した理由も無く、なんとなーくYahoo!にしていたんですが、結局、検索は速さと使いやすさでgoogleを使うことが圧倒的に多いし、天気や地図などのチェックには、専用で便利なのサイトがたくさんあるし、・・・唯一オークションのチェックにYAHOO!を使いますが、それとて単独でお気に入りに入れておけば済むし

一番の理由は、日々更新される「トピックス」の半分位が全然ニュースではなくて、「え?」って思ってクリックしてみると「ただの宣伝」であることがあまりにも多くて、うんざりしてしまったんですね。三流スポーツ新聞の見出しじゃないんですからーっ、て感じです。まぁ、YAHOO!側からしたら『ですから、私たちは最初から「ニュース(出来事)」ではなくて「トピックス(話題)」と言っていますよ』、ということですよね。僕が勝手に「ニュース」だと思っていたのが間違い、ということで。しかし、どこぞから広告費やら宣伝費の一部を貰って流される、誰かにとってだけ都合のいい、作られた「トピックス(話題)」は、ノーサンキューですよね(笑)。

ということで、YAHOO!JAPANはとりあえず卒業させてもらって(同じYahoo!でもこれが読めたらいいのになー。→Yahoo!NewsFull Coverage: World。・・・そうとう勉強せなね(笑))、今のところロイターに。これは前も書きましたが、写真がキレイなので有名だったから、というのと(写真集なども出ています)、ニュースが公平らしい、ということで。

また補足しますが、新聞社などは一般的に見て、決して公平ではありません。朝日新聞と読売新聞と毎日新聞でも、全然「立場」が違います。地方新聞も、様々です。立場が違えば、扱う記事も違いますし、同じ記事を扱っても、大きさやが違っていたり、視点に偏りがある場合が多々あります。勿論、テレビ局やラジオ局も、それぞれに独自の新聞社がぴったりくっ付いていますから、偏りがあるわけです。詳しくはまたいずれ書きますが、とにかく、活字になってるから、アナウンサーがテレビで言っていたから、と言って鵜呑みにはしない方が良いですよ。だから、適正な情報を得るために、数社の新聞を取っている人も沢山いるのですよね。

さて、ロイター通信というのは、ユダヤ人のロイターさん(正確にはユダヤ系ドイツ人)が作った、イギリスの通信社です。こういう通信社というのは、世界中あちこちに沢山の社員(や契約社員)を散らばせて、集めたニュースを、また世界中の新聞社やテレビ、雑誌などに配信、配給する会社です。ほかにも、アメリカの「AP通信」なんかも有名ですよね。よくニュースなどで「ロイター通信(AP通信)によりますと」なんて言っているのを聞いたことがおありでしょう。

各新聞社やテレビ局独自では、とても全世界のニュースを即時には網羅できませんから、こういう専門の通信社があるわけです。簡単に言えば、普通は手に入らないようなニュース(戦争や紛争などの取材は特に普通の記者は行きたがらないので)を集めて、それを新聞社や放送局に売る会社です。

そういうわけで、ロイターのサイトが、速くて正確でいいな、と思ったんですね。ワンクッション入りませんからね。勝手に選ばれてないのでニュースは多いですし、日本向けだけというワケでは決してありませんが、あとは自分で選べばいいし、足りないものは自分で補えばいいや、ということです

でもね、またいいの見つけました。AFPBBです。

-----------う、間に合わんです。すみません。一旦アップ(笑)。

AFPというのは、「フランス通信社(Agence France-Presse)の英文略称名」で、パリに本社を置く、世界最古、フランス最大の報道機関です。規模ではAP、ロイターに次ぐ、世界第三位。

そして、この会社のニュースサイトが、「AFPBB」なんですが、ここ、実に良いのですよ。記事が解り易く分類されてるし、ロイターと比べても読みやすいようです。(ロイターは金融ニュースに重きを置く会社だったりしますので。ユダヤ人が始めた会社・・・ってので納得(笑)?)、写真も一つの記事に対して複数枚ある場合もあってね。しかも会員登録(無料)すると、全画面表示で見れるようになります。写真、ロイターはここまで大きくならないのです。やっぱりニュース写真は大きいほうが迫力がありますし、迫真性が出ますね。すっごく良いのでオススメします。登録してもニュースメールが来るだけですが、これはいらなければ簡単に配信停止できますので

というわけで、僕のPCはロイターで立ち上がって、それからAFPBBに移動。あとはそれぞれから気になる記事を辿っていくだけで、もう結構パツンパツンになります(笑)。そして見たい記事が全部見切れないことの方が多いのが現実です。読み応えのある、というか、すぐには理解できないような記事が多いですし(自分の基礎知識の少なさゆえ・・・)。そして極々まれに、やっぱり馴染んだYAHOO!も見てみますが、たいてい「あらら、やっぱり」・・・なことが多いです。でも、国内ニュースを解説したコラムなんかは為になることも。でもなんで、もっともっと大切なニュースや、あるいは超面白いあんなのや、こんなニュースを流さないのかなぁ・・・とはやっぱり思います(えぇ、実は分かってるんです。興味持たれないからさー、ってことですよね。残念(笑))。でも、日本のニュースサイトは他にも沢山あるので、選ぶのも楽しいですね。

 

そうそう、AFPBBには(ロイターにもありますけど)、「スライドショー」があってね、今ちょうど「宇宙の写真」ってのが見れるんですけど、これいいですよー。ウミヘビ座の写真見て、思わず「おぉぉ・・・」って声が出てしまいました。ほんっと、宇宙には「神秘」という言葉がぴったりです。神秘・・・神様だけの秘密のレシピ。

・・・レシピ、はいらんですね。どーもすぐ食べることに結びつけてしまう(笑)。

そして、パソコン環境の方には、この写真も見ていただきたいのですが、・・・「防衛省が新型戦車を公開」のニュース。普通に洗濯物や布団が干してある、どこぞのマンション(団地?)の前に、戦車が置いてあります。しかも、銃口が、僕達に向いている。

あくまで、写真ですが・・・

とっても異様な写真だと思いませんか?ゾクッとしますよ。

ほかにも写真がありますので、ログインできたら是非見てみてください。ほんとね、さっきの宇宙の写真と、これを交互に見るとね、

人間って、ほんっと、つくづく・・・(以下自粛)。でもこれ、今の日本のニュースなんだよな、僕達の税金で、こんな7億円もする戦車を、また何台も買ったんだなぁ。・・・で、それはやっぱり必要だからなんだよなぁ。ってことは、それは・・・、頭がグルグルしてきます。抑止力として肯定すべきか、やっぱりあくまですべきでないのか。

そしてまた、アフガニスタンでは、過去最大80人死亡の爆弾(おそらく自爆テロ)被害があり、パレスチナでは自爆テロで37人が犠牲に。パレスチナのヨルダン川西岸では、日本人男性が撃たれましたし(幸いゴム弾で、でしたが)、同じくパレスチナのガザ地区は爆撃され、60人近くの死傷者が出ました。ユダヤの国イスラエルは、何を考え・・・どこまで、行くつもりなのか。前に書きましたが「ユダヤの発想」「ユダヤ人の賢さ」のファンである僕は、とっても苦い思いでこういうニュースを見ています。

しかしこれらの紛争の後ろ盾は、いつだってアメリカ。あそこにあるのは、ホワイトハウスではなくてブラックハウスだよ、と言ったら・・・ブラック過ぎますでしょうか。

当然、日本の後ろにも・・・イルンダヨナー。

ではー。 



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・・・ちょっと見てみたら、去年は今日のブログは、どーゆーわけかおみくじの写真。まぁそれはいいんですけど、えっらい時期はずれに行ったんだなぁ。ヒマだったのだろうなぁ(笑)。

で、ちょっと読みかえしてみると・・・、いきなり「数日前の夜~玉子を洗いたてのキッチンマットに落とし」たらしい。うわー、最悪だー(笑)。我ながら、痛々しい(笑)。

そして素晴らしいことに、アレから一年、僕は、なんと。

玉子をキッチンマットに落としていないのですよ!ゴゴォー!(←?)

すごいなぁ。こんなのも、考えてみればですね「あぁ、前に『落とした』ってブログに書いたなぁ。・・・気をつけよう」って思って持つからなんですよね。いや、ほんと(笑)。そういう意味でも日記って、いいかもですよ。記憶を確かにする効力が、・・・多少は(笑)。題して、「日記をつけると玉子を落とさなくなる法則」

そして、読み進めてみると「僕は無宗教な人間ですが」ってありました。

うーん、これは単純に、勉強不足でした。というか、認識不足でしたね。。少なくとも宗教という事に無頓着で、自分がどういう宗教観を持つ国や環境で育ってきたか、なんてこと、少しも考えていなかったという証拠です。恥ずかしいけど、アレから一年で「自分を取り巻いてきた、また多くの日本人ならほとんど皆が関わっている宗教」というもの関しては、ある程度長々と(←えーほんと、長々、と(笑))ブログで説明できるくらいには、なったつもりです。何度も書いてますが、日本人の文化、そして宗教観は「神道と仏教」でおよそ説明できます(まだ一部しか書いてないですが、また追々)。

あとね、キリスト教はとっても有名ですよね。確かにあちこちに教会も見られますが、実は日本では信徒数は人口比1%以下、という少数派なんです。これは裏を返せば、それだけキリスト教が布教活動にとても熱心な宗教だということです。先日、公園で子供を集めて紙芝居をしているおじさんを見かけました。遠くからだったので「へぇ、今でも紙芝居屋さんが」と嬉しくなって、何枚か写真を撮り、近づいてみると、聞こえてきたのは「・・・ですからマリア様は・・・そこでイエス・キリストが」などという言葉。そして間も無く紙芝居が終わりますと「では皆さんも、家に帰ったらお父さん、お母さんにこのお話を・・・」ということでした。ほかにもこういう布教、そして「勧誘」などはさまざまな形で、特に新興宗教などでみられますね。

対して、日本の国教とまではいわないまでも、神道(や仏教)は、ここまでせずとも、もう僕達一般の日本人という沢山の信者がいるので、そこまではしなくとも成り立っている、とも考えられますね。「信者」という言葉に一種の恐さを感じるのは、一部カルト教団のせいなのですが、これはいたしかたないことですね。使っている僕も、そうなのですから。信仰というのも度を過ぎると、自他共に、扱いづらくなります。・・・戦争の火種にもなるくらいですから。

昨年と今年で、別に僕は宗教家になったわけでもありません。相変わらず、全然信心深くない、都合のいい時だけカミに頼ろうとする(←しかもけっこう言葉の上だけ?)、普通の日本人です。正直、本当に困った時にわかると思いますが、「ちゃんとしたカミの頼り方」すら知らない、ってのが普通でしょう。

しかし、僕達は日本人。同じ共通文化を持ち、愛しているはずです。お寺や神社が好きな人も多いことでしょう。しかも、歳をとれば、とるほどこの傾向は強まるのではないでしょうか。それも、日本人だってことですよね(笑)。そして、日本語。このブログひとつとっても、顔も知らない人同士が、うしてコミュニケーションを取れるのは「日本語」という僕達固有の文化のおかげですよね。このブログがエジプト語で書かれていたら、まったく同じことが書いてあっても・・・読めないですものね(笑)。やっぱり、僕達の言語は日本語なんですよ。よくもまぁ、僕達は難しい言語をマスター(まぁ・・・困らない程度には(笑))したものですよね。これって、すごいことなんですよ。

世界地図を広げれば分かりますが、日本は小さいです。そして東側はだだっ広い海だし、西側のお国とは、・・・残念なことに(←ほんとに残念)正直、今のところあんまり仲がよろしくなーい(近いのにまったく言葉が通じない。遠いアメリカやイギリスの言葉は学校で習うのに・・・)という、特殊で、難しい場所にあって、そして複雑で長い、独自の歴史を持っている。

そんな日本で、僕達は、同じ時代を、2008年を、今こうして一緒に生きているんですね。5歳や10歳違ったって、取るに足らない微細な違いでしかありません。だってあと100経ったら、今地球上にいる人々はまず全員死んでしまう(すっかり入れ替わってしまう)のですから。そのくらい、世界で、この日本で、今一緒に生きて同じ空気を呼吸をしているということは、奇跡みたいな縁なんですよね。その中で、出合ったり、ましてや実際に言葉を交わす人数なんて・・・ほんと短い一生のうちでは、ほんの僅かですよね。

「袖振り合うのも、多生の縁。」なんて言いますね。

いい言葉だと思いませんか?

輪廻転生みたいないことで、つまり前世に縁があったから、また今世でも縁があった、みたいない考え方です。誰かと誰かが出会うのは、決してただの偶然ではなくて、何かしら前世からの必然があって出会ったんだよ、みたいなね。あ、よく「他生」と書きますが、この言葉の元になっている仏教の考えに立つと「多生」が元です。ちなみに、「多少の縁」ではないのでお間違いなくー

 

えー、で、僕が何が言いたいかといいますと(笑)、こんな風にして、せっかく同じ時を一緒に生きているのだから、・・・まず生まれ故郷である家や日本を大切にしてね、そして生きている限りある時間、つまり毎日を大切に(たぶん、あっという間に終わるから・・・)、あと、できるだけ周りの人を大切に(・・・難しいけど)、そして自分を大切にしていきましょうね、ということです。せっかく、一度生まれてきたんだから・・・

僕なんかが偉そうに言えることじゃないんですが・・・僕自身、出来ればそうしていきたいな、と思っていて、そうできたらいいな、と思ってるんです、ということです

焦らず、サボらず、ね

そして出来たら、お互い、毎日元気良くやっていきましょう。

・・・しっかりもるもる食べて、飲んで(笑)。

ではー。



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