ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




今日、N本工学院の授業の一環で、ボーカルのレコーディングをいたしました。

コンピューターの前に座って、録音をするのはクリエイターコース(いわゆる作曲コースですね)の学生たち。

そして、ボーカルブース(歌録りの為の小部屋)に入って、歌ってくれるのは、ボーカルコースの学生たち。

 

全ては実習ということで、僕は、黙ってクリエイターの学生の一番後ろに陣取って、双方の学生たちのやりとりを見守る、という算段でございました。

 

実際、レコーディングというのは、実は、機材のことがわかるというは勿論ですが、

・・・敬語が使える必要があるのです。

 

歌に限らず、レコーディングを”される”方というのは、デリケートな気持ちになっています。

上手くできるかな、とか、変に思われないかな、と、見た目は普通でも、内心ではドキドキして、マイクの前に立ったり、楽器の前にすわるもの。

 

ですので、エンジニア側は、「演奏を録音させて”頂きます”」という、謙虚な姿勢で臨む必要があります。

例外は、気心知れた友達同士ならば、というところですが、

 

実際には、間違っても、

「もう一回歌うか?」

「大丈夫か?」

「聴きなさい」

などといった言葉づかいはしないのです。

 

「音量は問題ないでしょうか」

「今のところ、確認させて頂きます」

「もう一度、お願いできますでしょうか」

「よろしくお願いします」

「お疲れ様でした。どうもありがとうございました」

とまあ、このように、丁寧過ぎるくらいでも、ちょうど良いものなのです。

 

さて、そんな大前提ではありますが、まずはお手並み拝見ということで、録音をしてみることにしました。

 

そして、クリエイターコースの学生に「やってみたい人」と言ったら、

最初に手を挙げたのが、コロンビアからの留学生くん。

 

わずかな時間で、日本語の習得もばっちりで素晴らしいのですが、でも、さすがに完璧な敬語までは・・・。

 

案の定、僕が「そういう時はね」と、細かく口をはさむことに(笑)。

 

でも仕方ないですよね。

 

で、二人目。ボーカリストも変わりまして、こちら、エンジニアも交代です。

「はい、誰か次に録ってみたい人」

 

「ハイ」

 

さくっと手を挙げたのは、中国からの留学生くん。

 

 

・・・まあ、日本語の勉強でもある、というね

 

でもまあ、まがりなりにも、来日して、わずか数か月で、こうして完全に日本語の環境の中で、勉強しているのだから凄いですよね。

そして、やっぱりすごいのは、

 

「ハイ、ヤリタイ!」

 

と手を挙げる、姿勢。

 

ちょっと前にも書きましたが、本当にこういう所は、日本人は奥ゆかしいのであります。

勿論のこと、それも良いところでもあるのですけれども。

 

実際、そのコロンビアくんや、中国くんが、汗をカキカキ、アタフタしてる時に、

小声で「あ、それはそっちだよ」などと、穏やかに優しく教えてあげているのは、横でじっと見ていた日本人の学生たちなのです。

 

音楽業界は、競争が激しいところでもありますから、

・・・言葉はアレですが、まあ、

ちょっと図太いくらいでも良いのかもしれないなあ、とも思ったりしますが、

奥ゆかしさも、素敵ですよねえ。

 

どっちも、応援してます。

 

ちなみに、個人的には、ラーメンは図太いくらいの麺が好きです。

 

ではー。



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しとしとと雨が降ったりやんだり。

これから梅雨が来るのですねえ。

 

ブーツに限らないのですが、革靴を履くことが多く、

365日中、おそらく、・・・あ、外にでない日もありますから、これではダメね(笑)。

 

外出するときの割合からしますと、98%は革のように思います。

あとは、スニーカー、近所ならもう、サンダルとかもありです。

 

ともあれ、人に会う時にサンダルということは無いので、やはりブーツなり、革靴なのですが、

問題は、雨なのですよね。

革はどうしても雨に弱いですから、梅雨時は、結構毎日のように「うお」となるのです。

朝降ってなくても、夜は雨とか、逆もありますから、油断がまったくできません。

 

そこで、長靴です。

 

さあ、僕はどれを買ったでしょうか(笑)。


「長靴」の画像検索

 

 

・・・

 

こまるわけですよ、やはり。

 

 

で、こちらならばどうでしょう。

 

「レインシューズ」の画像検索

 

おおー、これならば

 

ということで、どれを買ったのかは・・・

 

まあ、

 

そうね、

 

これとか

 

どうでしょう。

 

 

悪くない・・・ですよね、

 

だって、

 

緑ですし-(笑)。

 

 

ではー。



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DTMだからって、パソコンだからって、なんでもできるわけはありません。

でも・・・凄い時代になったものだと、つくづく思います。

 

先日、スペース緑でのアレンジ作業の際に、

「アコースティックギターを入れたいなあ」

と思ったのですが、弾けるわけではないし・・・と、その日は仕方なく、

ピアノやオルガンのみの、キーボードでのアレンジをしてデモを作成したのですが、

 

やはり欲しくなってしまい、今日、購入してしまいました。

 

RealGuitar4

 

下記はネット上のデモ動画になりますが、少しご覧頂けますと、今の時代の、この手のソフトの凄さが分かって頂けるかと思います。

https://youtu.be/N5JM5QFG_5s?t=16m4s

 

素の状態でこれですからね、オケ(ドラムとかベースとかのあるバックトラック)に入ったら、

ギタリスト以外には、分からないかもしれませんし、場合によっては、ギタリストすらも「本物かな」と思ってしまう可能性もあります。

「ヒューマナイズ」といって、人間味を出す機能がありまして、まあ、いわゆるランダマイズ(乱数化)なのですが、こういった、人間ならこうだよね、というところを数値化していくというのは、もう30年も前の楽器から取り入れられているのですが、どんどん進化していると思います。

 

実は、数年前に、これ(RealGuitar)のバージョン1は手に入れていれており、これも素晴らしいものだったのですが、

なんといっても、パソコンが進化してしまい、OSが新しくなってしまったことから、やってはみたものの、もうインストールが出来なかった、という事情でございました。

買わされてしまいますねえ・・・。

(飼わ、れていますねえ・・・

 

さて、もうこれは、さくっと使い方をマスターしてですね(慣れる、ということが一番です)、是非、色々と生かしていきたいとは思っておりますが、

 

でもね。

 

本当は、人間に弾いてもらうのが一番なのですよ

これは、やっぱり、どうしたって間違いないのです。

 

人間の出す生のタッチや、グルーブの心地よさには、これからも、おそらく永久に、機械は敵わないと思っています。

 

人間、万歳。

 

でも、やっぱり凄い時代になったものです

 

ではー。



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S足学園音大で一年生の最初のライブには「Debut!!(デビュー)」という名前が付けられています。

そして、6月の開催を前に、今日、オーディションが行われました。

 

そうなんです。

この「Debut!!」、全員が本番のステージに出れるわけではないのです。

入学して、まだわずか二か月弱ではありますが、

皆、この記念すべきS足学園音大での初ライブのために、

バンドを組み、また曲を書いたり、スタジオに入ったり、レッスンで先生の意見を聞きながらブラッシュアップ(磨き上げ)をして、

緊張の日を迎えたわけです。

 

オーティションへの応募は、過去最多の19バンド。

先生方がずらりと並んだスタジオで、学生たちは頑張りました。

学生たちは2曲ずつですが、

・・・全38曲、先生たちも、頑張りました(笑)。

 

 

僕は、今年、1年生のAA(アカデミックアドバイザー)という、・・・分かりやすく言いますと、”学年主任”のような役割を仰せつかっております。

だからというわけではないのですが、本当に入学当初から、なんだかわが子のような気持ちで、学生たちをみていますが、今日は特に感慨深かったです。

 

なんといっても、今日は、初めて歌声をきいたり、楽器を演奏している姿をみれたのです。

 

楽器の練習は、地道なものです。

曲作りも、地道なものです。

これらは、決して派手ではないものです。

 

学生たちが、それまでの彼ら、彼女らの18年の人生の中のどこかで、

「うわ!音楽ってすげえ!かっこいい!」

って思った瞬間が皆にあったはずで、

 

楽器をやろう!

歌を歌おう!

音楽を創ろう!

 

と思ったのですよね。

そして、こうして、全国から「大学で勉強しよう!」と、集まった音楽大好きの”子どもたち”が、

意気投合したり、お願いしたりして、自分の音楽の実現の為に、それぞれバンドを組み、今日、その実力を初披露してくれた日だったわけです。

(勿論入試はあったわけですが、これは課題をクリアする、というのが条件ですし、すべて個人ですから、またちょっと違いますよね)

 

しかして、今日出演してくれた19バンド中、オーディションの通過は、厳選なる投票の上で、わずか6バンドが選出されまして、

プラス、特別推薦枠として(・・・僕が強く推したのですが)もう1バンド、計7バンドが、「Debut!!」の舞台に立てることなったのです。

 

受かった学生にはおめでとうは勿論ですが、さらに上を目指す責任があること、

そして、逆に多数となった落ちた学生たちにこそ、これから頑張って欲しいのです。

このくやしさをバネにして(泣いてしまった学生もおりました。でも泣くほど本気だったということです)、

頑張って、頑張って、頑張って、

ここからの時分の成長を楽しみにして欲しいと思います。

 

古臭いかもしれませんが、「がむしゃらに頑張る」って、素敵な事だと思います。

だって、頑張っている人って、キラキラしてますものね。

まぶしいくらいに。

 

ただでさえ、18歳なんて、まぶしいのですが、

さらに、目の色変えて、みんながもっともっと頑張ったら、

 

学校の中で、「うおっ」って、まぶしくて目があけていられなくなりますね。

サングラス買わないと

 

 

みんな、頑張ってね。

全力で、応援していきますからー

 

大好きな音楽のことで頑張れるって、幸せですよね

 

はい、僕も頑張りますよ(あれっ)。

 

ではー。



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このところ、「・・・なんだかなあ」、と思うニュースが、なんだかやけに多いように感じておりました。

 

世の中は、悪くなって行っているのかなあ。

 

・・・悲しいことですが、そんな風に、ちょっとひんやりとした気持ちになることも多く、

勿論、すぐに持ち直すのですが、眉間にしわがよってしまうのは、これ防衛本能であったり、条件反射だったりだと思いますので、いたしかたないかと思うのです。

 

でも、今日の、オバマ大統領の広島訪問と、スピーチ。

そして、被爆者の方々はじめ、広島の皆さんの、「ようやく」という高揚が伝わってくる表情と言葉。

 

テレビのニュースを見て、嬉しい気持ちで、ほっとした気持ちで、涙がでそうになったのは、いつ以来でしょうか。

 

世の中は、悪くなっているだけじゃない。

ちゃんと、良い方向に向かおうとする力もあるんだ。

 

勿論、大国の大統領の満を持しての言葉。

練りに練られ、額面だけではないような事情も、読み解き方も、あることでしょう。

でも、なんだか今日は、素直に、嬉しかったのです。

 

毎年8月6日、被爆者が、子どもたちが、広島の皆さんが、灼熱の暑い空の下、

あの忘れがたき場所に集まって、一心に祈りをささげ続けてきたことを、

僕たち日本人は、誰でも知っています。

 

祈りは通じる。

解決することではないですが、でもやはり、報われた、救われた気がしたのでした。

 

本当にいつの日にか、核の無い世の中になりますよう。

その日まで、他のことでやられてしまいませんよう、しっかり、元気に、強く生きていきたいと思います。

 

ではー。



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その土曜日、7時58分

という映画を、・・・何日かかけてではありますが、観ることができました。

 

監督第一作の「十二人の怒れる男 」が、

「1957年度の第7回ベルリン国際映画祭金熊賞と国際カトリック映画事務局賞を受賞、同年度のアカデミー賞で作品賞を含む3部門にノミネートされたが、『戦場にかける橋』に敗れ、受賞には至らなかった。」(Wikiより)

という、シドニールメット監督の遺作ということで、大変に楽しみに観たのです。

 

ちなみに、ルメット監督の映画では、アルパチーノが伝説的刑事を演じるた1973年の名作「セルピコ」や、

同じくアルパチーノが、今度は銀行強盗役を演じ、超個性的名脇役ジョンカザールの怪演が忘れられない(ほんとに忘れられない(笑))、銀行強盗ものの名作中の名作、75年の「狼たちの午後」が思い出深いです。「狼たちの午後」は、その後の銀行強盗映画の基礎(という言い方も変かもしれませんが)になったのではないでしょうか。アカデミー賞も6部門にノミネートされ、脚本賞を獲っています。

 

そして、「その土曜日、7時58分」ですが、いやはや、重たい、重たすぎる(・・・いえ、好きなのですが)映画でした。

 

「・・・あああ

 

そんなことばっかり。

 

ダメなことは続き、

悪循環を生み、

取り返しのつかないことになる。

 

映画の題材としてはよくあるシチュエーションかもしれませんが、

この脚本は、さすがというかんじでした。

時系列が並列的に絡み合ったな見せ方も、これまたよくある手法ではありますが、決して嫌味にも煩雑にもならず、大変に巧く綴られており、

まさに、匠の技、でございました。

 

しかしこの人生を転げ落ちる感じ、

大変な適役だった、フィリップ・シーモア・ホフマン

僕は、たぶん8回以上は観ている「セント・オブ・ウーマン」(また主演はアルパチーノですが、僕の中で、彼の一番好きな映画です。アカデミー賞主演男優賞も当然の名演技でございました。)での、

あの、初演にして、にっくきクソガキ「ジョージ・ウィリス・Jr」を最高の「この役はこいつしかいない度100%」で演じた、愛すべき名悪役俳優・・・というか、とにかくダメな感じが最高に似合う俳優、シ-モア・ホフマン。

 

みようによっては、角度によっては、あのマットデイモンに似てなくもないのだけれど、

やっぱり、似てないのかな。

 

でも、シ-モア・ホフマンの存在感、ダメ感からくる、独特の人間的リアリティに惹かれて、

最後まで観て、

 

彼が、ドラッグ中毒で、すでにこの世を去っていることを知って、

心から残念に思い、泣きました。

 

実生活でもダメだったのかよ・・・という。

 

でも、なんといいますか、

 

・・・そいいう、役者さんだったのですね。

 

ではー。



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景色とはあまり関係がないと言いますか、あるといえばある、といいますか。

 

いえね、カレーには、やっぱり福神漬けがないと困る派なのです。

無着色系の、透明感のある茶色の、サッパリ系のがいいです。

・・・一袋、食べられちゃいますね、あれは(笑)。

お店でも、ココイチの福神漬けは美味しいですねえ。

申し訳ないなー、と思うくらい、頂いてしまいます。

 

カレーは、パンでも美味しいですよね。

バターをたっぷり塗ったパンもいいですし、フランスパンなども大変に美味しいです。

エピパンとも相性ばっちり。

 

で、パンの時も、福神漬けはいるのか、と申しますと、

 

これがね、

 

欲しいのです。

 

 

ただし、インドカレーになると、

まったく福神漬けのことを思い出さないというのは、あれはどういうことなのでしょうか。

 

インドには無いから、というようなことでは片付けられない、根本的な何かがあると思うのです。

 

なんだろか(笑)。

 

 

東京は、下町・上野が発祥といわれる、福神漬け。

 

この、大好きな大好きな福神漬けには、もう一つ、秘密があると思うのです。

 

それは、

 

どういうわけか、

 

カレーの時以外は、まったく食べたくならない、

 

という不思議です。

 

なぜでしょうか

 

ではー。



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毎日のように

「今年一番の暑さです」

と。

まだ五月ですのにねえ

 

でもまあ、えらく気持ちの良い天気で、

散歩であるとか、

ベンチでアイスかおにぎりでも食べるとか、

川原で座ってみるとか、

そういうのがしてみたいような素晴らしい気候ではありますが、

 

僕はスタジオや教室の中におりますです。

 

元来、音楽には外も中もないと申しますか、結構に野外、屋外というのも音楽にはもってこいのシチュエーションなのは、

野外の音楽堂の存在や、フェスティバルなどでも皆さんよくご存じかと思います。

 

でもまあ、やはり多くの楽器は、温度変化には弱いですし、湿気にも弱いですし、

基本、練習は室内というのが当然といえば当然なのです。

当たり前のようですが、

 

でも、

 

このように、自分の相棒が、内が似合うものか、外が似合うものか。

 

これは人生の選択においても大変重要ではないかと思います。

 

ボールひとつとっても、

 

野球のボールや、サッカーボールが相棒ということでしたら、

 

これは外へいかねば、やはり、はじまりません。

 

一方、バスケットボールや、卓球のボール、あるいは、ボーリングのボールなどでしたら、

 

室内ということになりますよね。

 

 

楽器の場合は、・・・でもこれも面白いのですが、

 

サックスやトランペットを、部屋の中で思いっきり吹ける環境となりますと、これは大変に恵まれたといいますか、限られた環境ですよね。

ドラムもおなじくですが、こちらの方が事態は深刻かもしれません。

多くの音楽マンションも、打楽器は禁止というところも少なくありませんし・・・

ですので、管楽器は、結構に屋外に練習場所を求めるケースが少なくありません。

となれば、雨の日は、練習がままならない、暑い日は大変で、寒い日は、とても寒くてつらい、ということになります。

 

かくして、ピアノは。

生ピアノは、当然、それなりに大きな音がします。

同じアコースティックでも、アコースティックギターとアコースティックピアノでは、何倍もの音量差があります。

(かくして、アコースティックギターはオーケストラに入れなかった、ということです。他の楽器に比べて、音が小さすぎたということです。)

 

ですので、生ピアノは、これはなかなかですが、デジタルピアノの発達で、

これは、もしかしたら、必然の発達なのでは、と最近思うようになったのですが、

ピアノは、音量問題からは、ひとまず解放されているのが現状です。

(僕にも、MP9500という大切な相棒がおります。)

 

もしも、デジタルピアノが開発されていなかったら。

 

そして、音量問題で、家で思うように、ピアノが弾けなかったら。

 

・・・河原に、ピアノをひっぱっていきますか(笑)。

 

いやはや、

 

世の中、どうなっていたでしょう。

 

僕も、どうなっていたでしょう。

 

人生、変わっていたのでしょうねえ・・・

 

ではー。



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緑ちゃん倶楽部のホームスタジオであります、スペース緑。

このGWに、壁の吸音材が黒の新しいものに一新されまして、ご覧のようにぐっと引き締まりました。

(これまでの様子は、上記緑ちゃん倶楽部のリンク先、最初の写真でご覧いただけます。)

 

こちらのセッティングは、アレンジ&レコーディング用のもので、

僕が、パソコンの操作をやりつつ、ピアノやシンセを弾き、録音するため、このようなセッティングになっております。

なかなか、使い心地が素晴らしいのです。

 

なんといっても、スペース緑は、音が良いですから。

まずは整流器。

どういうものかと申しますと、家庭用の電源(壁のコンセントからの電流)を、スタジオクオリティの美しい濁りのない電流に変換にしてしまうのが、この整流器というものなのです。

たぶん、人工心肺などの駆動の為、微細なレベルまで、完全に安定した電流が必要な病院や医療機器などにも導入されていると思います。

パソコンの音なども、ここで聴くと、全然違うんですよ。

勿論、スピーカーも良いのです。

 

業務用の「レイサウンド」という、一般には手に入らない国産の(高級)スピーカーシステムが導入されておりまして、

解像度、分離の良さと、聞き心地の良さ、その両方が実現しているという、稀有なサウンド環境が整っているのです。

 

・・・最近では、僕のマグカップも置かせて頂くようになっておりまして、ええ、勿論、紅茶を飲むようのなのですが・・・、

そのアールグレイの箱まで一番取り出しやすいところに設置していただいているという(笑)。

 

オーナーの三塚さんには、本当に感謝です。

 

そしてみなさん、是非とも、このスペース緑の素晴らしい音響を体感しにお越しになって下さいませー。

お持ちのCDを、こちらで聴くだけでも、おそらく、全然世界が変わると思いますよ。

緑ちゃん倶楽部で、いつもで、お待ちしております

 

ではー。



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本日、緑ちゃん倶楽部、お陰様をもちまして、無事に四周年を迎えさせて頂くことができました。

 

これまでの4年の、この日の記事をまとめてみました。

2012年5月22日

緑ちゃん倶楽部、はじめました。

2013年5月22日

 
2014年5月22日
 
 
2015年5月22日
 
 
 
言いたいこと、書きたいことは毎年変わっていないようで、今読み返しても、
 
「そうそう、そうなんですよね」
 
と思うことばかりです。
 
 
 
ただ、緑ちゃん倶楽部の成長、年々、人の、生き物のさだめとして、未来の残り時間は少なくなっていっていることは間違いなく、
 
でも面白いことに、また、この事実に反比例するように、どんどん音楽が面白くなってきているのを実感します。
 
 
以前、憧れのキーボーディスト、ミッキー吉野さんに
 
「40歳を超えたくらいから、音楽をすることが、楽しくなんだよ。」
 
と言われたことがありました。
 
僕にとっても、まさにこれはその通りだったのです。
 
 
昨日、お邪魔した誕生会の席で、GLAYのベーシスト、JIROさんと二人でお話をする時間がありました。
 
JIROさんも、最近になって、ベースを弾くのが以前よりもずっと楽しいと思えるようになってきている、
 
ということを、仰っておられました。
 
 
ミッキーさんのお言葉も頭にあったこともあり、
 
「長い蕾の時間を経て、今、まさに花が開いてきている、ということなんじゃないでしょうかね」
 
と、僕なりにお話をしたのですが、でも、なんとなく、そういうものなのかな、と思うことが多々あります。
 
若いうちは、成功したいとか、有名になることであるとか、
刺激的なことや、新しい体験に胸を躍らせているうちに、毎日があっという間に過ぎていき、
(あるいは、もっと単純に、どうやって音楽でご飯を食べていくのか、というとかもですが)
 
ようやく、ミッキーさんの言われた、このくらいの年齢になってきて、
色々なこと(自分のこと、人のこと、音楽のこと)が見えても来、分かっても来はじめるのではないでしょうか。
 
 
年を取ることは、決して残念なことや、悲しいことではないのですよね。
 
むしろ、多くのことを実体験を通じて学び、肌で理解し、それを明日に活かせるようになるには、
 
やはり、このくらいの時間がかかるのですよ、きっと。
 
人生のみならず、音楽をすることに関しても、それはきっと一緒なのだと思います。

 

ロックミュージシャンが、これからどんどん、50歳、60歳、70歳という年齢を迎えていくことでしょう。
 
でも、先日お亡くなりになられた冨田勲先生が、80歳をこえてなお、まだまだ少年のように新しい音作り、音楽作りに没頭されていたことを思うに、
 
きっと、これからの音楽業界は、これまで誰も見た事の無い、聞いたことの無い、また違う新しい実を生らせていくのでははないかと思ったりもするのです。
 
勿論、若いエネルギー、パワーも大切。かけがえのないものです。
 
 
緑ちゃん倶楽部は、まだまだ4年。”若い”部類に入るでしょう。
 
この先、長い時を経て、どのような実を結実させてくれるのか、とても楽しみなのです。
 
皆さまと一緒に、これからも、未来の楽みを胸に、日々、歩んでいけたらと思います。
 
 
これからも、、アセらず、サボらず、頑張ってまいりますので、今後とも、末永くどうぞよろしくお願い致します
 
 
ではー。


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お陰様で、ラジオ公開録音、無事に終了の運びとなりました。

写真では誰も映っておらずですが、毎回、隙間の無い程のぎゅうぎゅう詰めの満杯のお客さんがお越しになられます。

今日も、密度的にも、内容的にも、大変に楽しく、まさに”濃密”な時間を過ごさせて頂きました。

 

そして、今日のライブの模様は、6月18日(日)早朝の「椎名へきるのみたいラジオ」でオンエアーになる予定だそうです。

 

いやはや、本当に楽しかったです。

でも、録音=レコーディングとなるわけですので、普段のライブとはやはり違ったテンションにもなるわけですが、

正直なところ、

 

毎回、このくらいのテンションでやるのはいいかも、

 

とも思いました。

いえ、いつでも一生懸命やっています。

それはミュージシャンの誇りをもってそう言えるのですが、

いますが、でも、やっぱり違うものがあるのです。

 

でもまった一方、よそ行きの顔だけでも面白くない、というのもありますよね。

撮られることをしらない、スナップだからこそのよさ、生々しさ、というのもありますから、

録音されている、オンエアーされる、という、「バイアス」は、

良し悪しではなく、特殊なものなですよ。

 

なので、先ほど、これもいいかも、と書きましたが、

毎回、録音&オンエアーになったら、

「もっと自由にやりたい!」

と思う自分も、きっといるのですよね。

 

バイアス」とは面白きものですね。

 

 

今夜はライブ終了後に、GLAYのTAKUROさん、TERUさん、サポートドラマーのTOSHIさんの誕生会に招かれておりましたことから、

失礼ながら、お客様よりも先に、会場を後することになってしまいましが、

いやはや、本当に素敵な時間をありがとうございました。

 

またインフォメーションはさせて頂きますが、椎名へきるちゃんのマンスリーライブは、また来月以降も続きます。

ぜひとも、また一緒に最高に熱いひと時を過ごさせて頂ければと思います。

 

・・・いよいよ夏に差し掛かりますので、本当に熱いかもですね(笑)。

 

ではー。



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S足学園音大、教員食堂に久しぶりに行きました。

ポークソテーランチ、サラダ、スープ付き、ライス大盛り無料で、

50円。

 

ウソです。いくらなんでも。

はい、こちら、500円なのです。

 

有名フランス料理店の料理長から、学長に気に入られ、こちらの大学にいらしたというシェフ。

 

バベットの晩餐会

という映画がございました。

1987年のアカデミー賞最優秀外国語映画賞を獲ったデンマークの作品です。

 

大枠の(すぎますが)ストーリーだけ引き抜けば、こちらの映画を彷彿とさせるところもあります。

もっとも、映画では、

同じご馳走ではございますが、ウミガメのスープや、ウズラの丸焼きの乗ったパイなど、

・・・なんとも、豪華(?)ではあるのですが、どうも食べる気がしない料理がてんこもりに出てきます。

一方、ワインやウイスキーは飲みたくなりますねえ。

 

さて、この映画。

デンマークという、なかなかに異国な地からの映画のせいか、

予告編が、

 

・・・うそでしょ、というレベルでまとめられています。

ハリウッド映画や、有名俳優の出る話題作では、本編よりも予告編が面白い、あるいは、面白そうに作られているケースがままあります。

 

なのに、この「バベットの晩餐会」に関しては、

予告編も・・・雑。

というか、本編を見た人が見たら、

「おいおいおいおいおいー」

という、レベル。

ましてや、この映画の本質とは全く違う、というのが凄い。

 

まあ、実際、時折あるのですが、

「これは、この映画を、長い年月、あるいは、心底からのエネルギーや投資をして作った人が見たら・・」

という、辛いレベル。

 

そんな予告編はこちら

・・・この予告編では、この映画はまったくわかりませんです。

 

これは、僕がこれまで見たアカデミー受賞作の中では、一番ひどい予告編でした。

 

いやあ、味覚のようではありますが、

まさに、色々ですねえ。

 

ではー。



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ミルクをいれてしまうと判別つきませんが、紅茶なのであります。

とうとう、コンビニでもコーヒーではなく、紅茶を買うようになってしまいました。

 

ティーバックを持ち歩いていますが、お湯を頂けるウォーターサーバーがある環境ならよいのですが

コンビニなどで、「すみません、ポットのお湯下さい」などとは、当然言えないですものね(笑)。

 

ですので、本当は自分でもっているアールグレイが飲みたいのですが、

コンビニではそこまでは選べません。

 

といって、ファミリー〇ートで「紅茶ください」して、頂くティーバックは仕舞って、

カップには自分でもってきたアールグレイを入れて・・・というのも、なんだか嫌な奴だよなあ、という感じがしますので、

(・・・そんなにこだわってるなら、お湯わかすキットでも持ち歩くとか、せめてポットをもちあるくとかすればいいじゃん!ですものね。)

まあ、そこまでは。あ、でも、とても美味しいですよ、ファミマの紅茶。

 

もう少ししたら、アイスにして飲む感じですかね。

 

そのうち、焼酎も紅茶割りにしたり・・・

 

と書いて、うむむ。

 

その昔、よく行く店で、午後ティー割り、というのが流行っていたことがありました。

勿論、ミルクティーではなくて、ストレートティーでしたが、あれで焼酎を割って、飲むんですね。

 

これがまた、適度に甘さがあるものですから、ウーロン割りや、緑茶割りよりも、ジュースみたいにゴクゴク飲めちゃうんですよ。

まだ、20代の頃ですから、・・・若かったからできたわけで、それでも、やっぱり飲み過ぎてしまって、結構な確率で二日酔いになっていましたので、

もし、今、あれをやったら・・・

 

もう、怖くてできません(すこし、寂しいですが、さすがに(笑))。

 

しかし、アイスティーに凝ったら、いよいよ、外では飲めませんよね。

学校などでも、さすがに氷まではありませんからね。

 

カップラーメン買って、ラーメンは食べずに、紅茶を入れて、カップ入りの氷を買って、

自分でアイスティーを・・・

 

ええい、そこまでするなら、カフェを見つけて、入りましょう(それカフェ?)。

 

ではー。



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今週末、21日の土曜日に、ライブのラジオ収録がございます。

椎名へきるちゃんのラジオ「椎名へきるのみたいラジオ」放送500回記念ということで、

ここしばらく、マンスリーライブをやらせて頂いております、東京は代官山の「晴れたら空に豆まいて」(というライブハウスの名前です)にて、

公開録音ライブを行うことが決定しておりまして、ギターのJAKEさんと、僕でライブの方はサポートも致します。

http://www.hekiru-shiina.jp/ja/informations/content/20160312.html

 

楽しい公開録音&ライブになりそうです。

で、勿論、公開録音ライブというからには、いずれ、こちらのラジオ番組内で、ライブの模様も放送されるのでは、と思われます。

 

うむ、ちょっと緊張ね(笑)。

 

なんたって、日曜日の早朝に、FM-TOKYOさんから流れるわけですからね、

トークはいつものようにではなく・・・

 

ってか、僕たちのトークは流れないですよね、さすがに(笑)。

 

ということで、安心して、演奏に集中したいと思います。

 

・・・おわっ、もしかしたらコーラスもあったりして・・・。

 

やっぱり、ちょっと緊張ね(笑)。

 

明日は、朝9時から夕方までS足学園音大の後、こちらのライブに向けてのリハーサルもございます。

 

緊張してないで、練習しましょうー

 

「あー、あー。マイクチェック、マイクチェック。えー、どうも、川村ケンです。お元気ですか。あのー。」

 

そうか、こっちは流れないってか

 

放送日がわかりましたら、お知らせさせて頂きますので、よろしかったらです

 

ではー。



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「チャイコフスキーコンクール」

その名の通り、この世界のピアノコンクールでも、僕たちクラシック門外漢でもその名前くらは知っている、この有名コンクールの舞台裏を描いた本です。

また、そもそもピアノコンクールとはどんなもので、どんな人が出場し、その後はどうゆう道を歩むのか、といった、その道のプロだからこそ知りえる、考えうる問題を、

大変に理論的で、かつ読みやすい文章で綴った、大変に楽しい一冊でした。

ロックとクラシックと、畑は違いますが、それでもやはり同じピアノ、同じ音楽。

共通点も多々あるもので、頷くことも多く、思わず電車を降りて、ホームのベンチに腰かけて切の良いところまで読みたくなってしまうほど、のめり込めました。

ピアニスト中村紘子さんの1991年の著作なわけですが、中村さんが47歳、つまりは今の僕と同じ年の時に書かれたものなのですね。

 

中村さんには、かつて、僕が若い時に個人的に(まことに勝手に)思うことがあって、

実はこのようにご著書を手に取ることになるとは夢にも思わなかったのですが、

とにかく文章のリズムの良さが素晴らしく、長いセンテンスでも一気に読ませる力は、もしかしたら、ピアノの演奏と同じなのかもしれませんが、

それはさておき、語彙の豊富さは勿論のこと、適度な安心感を与えるお気に入りの言葉(だと思う)の繰り返しの妙もあり、

全体として、文筆家の方の文章としか思えないものでした。

 

ジャズピアニスト山下洋輔さんの本も大変に面白いのですが(中村さんの本も、山下さんの本も、全部を読んだわけではございませんが)、

山下さんの本は、ジャズピアニストの文章であることが、なんとなくわかるような気がしたりもりするのですが(ジャズの人の文章は、やはり大好きな菊池成孔さんなどもそうなのですが、やはりジャズ的リズムがあるように思いますが、いかがでしょうか)、中村さんの文章は、もし音楽の事を書いていなければ、音楽家のそれとはわからないように思うのです。

つまりは、音楽家的なひねくれよりも、文章の美しさの方が勝っているとでもいいましょうか。

内容的には、これだけ音楽の事を書いているのに「ははあ、やっぱり音楽家だなあ」と思うよりも先に、「よくこうやって、(100%良い意味で)普通に纏められるなあ」と感心することの方が多かったです。

もしかしたら、放蕩な方ではなく、我慢強い方なのかもしれませんねえ。

 

・・・いえ、勿論、あれだけのピアニストですから、とんでもない部分をお持ちでない訳もなく、

いたって普通、などというわけは、ゆめゆめ、ないのですけれども。

 

ちなみに、僕が一番好きな文章家は、向田邦子さんなのですが、

世代は向田さんよりも一世代、中村さんの方が下になるはずなのですが、ちょっと、思い出すところがあったりもしたのですよね。

 

昭和の良き匂いが、したのでしょうかね。

 

先日、本屋さんで1万円分ほど、本を購入しました。

そのほとんどが、いわゆる音楽の実用書系(理論書やテキストの類い)なのですが、一冊、読み物系の本を買いました。これがまた楽しみなのです。

また、今、並行して読んでいるエッセイも、これは音楽とはまったく関係がないのですが、だからこそ、楽しいです

 

本は、いいですね。

 

バッグにそのまま入れて持って歩くので、ボロボロになってしまうのですが、

頭の中では、ずっとピカピカしてくれていってくれることでしょう。

 

僕がボロボロになるまでは、ですが(笑)。

 

ではー。



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